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経過観察中です

[管理番号:7628]
性別:女性
年齢:35歳
病名:乳がん
症状:

 
 

質問者様の別の質問

新たな管理番号としました。

質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。

管理番号:6413「どうしたらいいか悩んでいます。

 
 

田沢先生

去年乳房温存手術と、放射線治療を終えて局所療法のみで経過観察中です。

去年は大変お世話になりました。

とても感謝しています。

トモセラピーに関しても色々アドバイスして頂き田沢先生のところで受けたいと思ったのですが、、
自宅からトモセラピーがある1番近くの病院にも行きお話を聞きに行きました。

ただ、色々な事情でリニアックを選択しましした。

色々アドバイス下さりありがとうございました。
お礼もお伝えしていなく申し訳ありません。

本当にありがとうございました。

また、少し不安な事があり先生のご意見をお聞きしたいです。

1、もうすぐマンモグラフィ?の検査なのですが
生理の前か生理中に重なってしまいそうです。

生理前や生理中に受けた場合は挟んだ時に痛みが強かったりする場合が あると聞いたのですが
(痛みは我慢できますが)心配なのは乳腺が張り、石灰化などが画像に映りずらかったりする事がありますか?
時期をずらした方がよいでしょうか?

2.非浸潤癌が6センチでその中に微小浸潤癌でしたが、遠隔転移はこの先心配ないでしょうか?

3.温存+放射線なので局所再発は10年で5%あるとの事ですが、浸潤径が大きくても小さくても局所再発率は同じでしょうか?傾向的に10年後以降も徐々に再発率は上がって来ますでしょうか?
局所再発は手術した周辺にできてくることが可能性的には高いでしょうか?

4.手術、放射線後から手術の傷周辺の乳腺が動く感じがあります。
傷が治ろうとしているからか、瘢痕なのか、それとも何か再発の兆候でしょうか?

5.未だに息が重い状態が続いていますが、
乳がんの症状は遠隔転移すると出て来るのでしょうか?
息が重い、怠い、お腹が張る、腰痛などは乳がんと結びつけなくて良いでしょうか?

6.今度、循環器を受診する予定でレントゲンを撮るかもしれません。

放射線を受けているので、肺に影があると指摘されそうで不安です。

もし影があった場合ずっと取れないでしょうか?
放射線の影響でしたら、それは気にしなくても良いですか?(まだ受けていないのに気にしてしまってすみません)

お忙しいところ大変申し訳ありませんが
アドバイス頂けたら有り難いです。

お答えして頂けるところで、
どうかよろしくお願い致します。

いつもお忙しいのに本当にありがとうございます。

 

田澤先生からの回答

「心配なのは乳腺が張り、石灰化などが画像に映りずらかったりする事がありますか?」
⇒ありません。

「時期をずらした方がよいでしょうか?」
⇒不要

「2.非浸潤癌が6センチでその中に微小浸潤癌でしたが、遠隔転移はこの先心配ないでしょうか?」
⇒ほぼ(100%とはいいませんが)ないでしょう。

「3.温存+放射線なので局所再発は10年で5%あるとの事ですが、浸潤径が大きくても小さくても局所再発率は同じでしょうか?」
⇒よく考えてもらえばわかりますが…

 温存乳房内再発は「浸潤径」とは無関係。
 (非浸潤癌も含めた)病巣全体の拡がりが関係します。

「傾向的に10年後以降も徐々に再発率は上がって来ますでしょうか?」
⇒10年以降だと…

 通常(乳房内再発ではなく)「新規発生」と考えます。

「局所再発は手術した周辺にできてくることが可能性的には高いでしょうか?」
⇒その通り。

「4.手術、放射線後から手術の傷周辺の乳腺が動く感じがあります。傷が治ろうとしているからか、瘢痕なのか、それとも何か再発の兆候でしょうか?」
⇒そんな再発の兆候はありません。
 ご安心を。

「5.未だに息が重い状態が続いていますが、乳がんの症状は遠隔転移すると出て来るのでしょうか?息が重い、怠い、お腹が張る、腰痛などは乳がんと結びつけなくて良いでしょうか?」
⇒そんな症状はありません。
 『今週のコラム 153回目 喉がイガイガするとか咳が出る→それは風邪です。』をご参照のこと。

「もし影があった場合ずっと取れないでしょうか?」
⇒取れます。

「放射線の影響でしたら、それは気にしなくても良いですか?(まだ受けていないのに気にしてしまってすみません)」
⇒程度次第です。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

子宮内膜症と乳がんの関係性
性別:女性
年齢:36
病名:乳がん 子宮内膜症
症状:
投稿日:2020年9月14日

こんばんは!

乳がん手術を受け約2年が経ちました。

田澤先生にご相談ができ本当に心強く乗り切る事が出来ました。

乳がんプラザは引き続き勉強させて頂いております。

少し気になることがありご相談させて下さい。

乳がんの経過
平成30年8月に乳房温存手術を受けております。

非浸潤癌6センチの中に微小浸潤癌があり
放射線治療を受けその後は無治療の現在経過観察中です。

乳がんと関係なく申し訳ありませんが、
先日婦人科で子宮内膜症と診断されました。

2~3センチです。

婦人科の先生は黄体ホルモンを使いたいようですが乳がんの既往歴がある為 使用するか悩んでおられます。

私は黄体ホルモンを使うと乳がんのリスクがありますし今後万が一再発をしたら全摘とホルモン療法は避けられないと思っています。

もしタモキシフェンを使ったら逆に子宮内膜症が悪化して子宮内膜癌のリスクが高くなりますでしょうか?
私は子宮内膜症の方はお薬は使わず大きくなったら切除で良いと思っていますが、
田澤先生は子宮系に対する薬物療法は乳がんのリスクをあげるとお考えでしょうか?
乳がんが万が一再発をしてホルモン療法を使った場合私は今度は子宮系の方の癌のリスクが高いでしょうか?
行き詰まってしまいました。

私の祖母は原発性腹膜癌の診断がついて亡くなっていますが高齢で検査も治療も拒否で半年で亡くなってしまいました。

祖母のお腹は次第に腹水が溜まり卵巣癌の疑いもありました。

乳がんの遺伝性は少ないと聞いた事がありますが私は若くして乳がんに罹患したのでもし祖母が卵巣癌だとしたら私にも婦人科系の遺伝性は高いでしょうか?

そして子宮内膜症はいずれ癌化すると聞きますがようやく乳がんを受け入れられ、予定はないのですが将来子供が欲しいと思っていた所に、そういう事を指摘されますと婦人科系ばかりに病気が
見つかり気持ちも沈みます。

大勢苦しんでおられる方がいらっしゃるのに、私如きの悩み申し訳なく思います。

乳がんと子宮のお薬の関連性やリスクを教えて頂けましたら幸いです。

お忙しい所本当に申し訳ございません。

久しぶりの質問で緊張致します。

でもお返事を頂けると凄く感動した事を思い出しました。

勉強不足でごめんなさい。

どうぞよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「婦人科の先生は黄体ホルモンを使いたいようですが乳がんの既往歴がある為 
使用するか悩んでおられます。」

⇒黄体ホルモンは問題ありません。

「乳がんと子宮のお薬の関連性やリスクを教えて頂けましたら幸いです。」
⇒黄体ホルモン(ミレーナやディナゲスト)は問題ありません。
 ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

お聞きしたい事があります
性別:女性
年齢:37
病名:乳がん
症状:左背中の痛み
投稿日:2020年11月28日

田澤先生
いつも本当にありがとうございます。

またの質問になってしまい申し訳ないです。

黄体ホルモンの件お答え頂き安心することができました。
ありがとうございます。

【経過】
2018年8月温存手術、微小浸潤がんで、無治療の経過観察です。

実はその後少し不調があり色々な血液検査をしたところバセドウ病と肝機能障害がみつかり
両方とも薬で少しずつですが値は良くはなってきています。

(肝機能障害がなどありましたので子宮内膜症の治療はできておりません。
お返事頂いたのに申し訳ありません…)

不安な事があり質問させて下さい。

一ヶ月前10月から左側の背中あたりの痛みがずっと取れません。

転移で背中の痛みは起こりますか?

CEAの血液検査はしておりませんが先日初めてCa15-3の検査をお願いして結果は5.5でした。

ですので、あまり気にする事はないでしょうか。

痛みがどうしても気になる場合はどのような検査が妥当でしょうか。

骨シンチ、CTなどをした方が良いでしょうか。

やりすぎでしょうか。

腫瘍マーカーを半年に一回やり遠隔転移はマーカーが上昇してから治療でも遅くないでしょうか?
遠隔転移はいきなり遠隔転移ではなく、
その前にリンパ節転移などがあってから遠隔転移を起こしますか?(リンパ節転移や腫れなどがなくても遠隔転移はしますか?)

先月の10月の診察で超音波マンモは異常なしでなにも指摘はされておりません。

骨転移の場合は腫瘍マーカーはあがりますか?

田澤先生のお答えが聞きたいです。

質問するかどうしようか迷いましたが、どうかよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

「遠隔転移はいきなり遠隔転移ではなく、
その前にリンパ節転移などがあってから遠隔転移を起こしますか?(リンパ節転移や腫れなどがなくても遠隔転移はしますか?)」

⇒完全な勘違い!

 血行性転移(血管から遠隔転移)とリンパ行性転移(リンパ管からリンパ節転移)は全く別物ですよ!
 この機会にご理解ください。

「骨転移の場合は腫瘍マーカーはあがりますか?」
⇒ケースバイケースです。

 実際に骨転移が見つかる「きっかけ」としては
 1.その部位の疼痛
 2.マーカーの上昇⇒(全身検索の)画像診断

 上記どちらもあります。

★ 質問者は微小浸潤癌だから骨転移の可能性は(そもそも)殆ど無いと思いますが、完全に否定するには骨シンチしかありません。

 
 


 

質問者様から 【結果4 】

ありがとうございました
性別:女性
年齢:37 
病名:乳がん
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

田澤先生

先生のお返事に凄く心が震えました。
上手くお伝え出来ませんがいつも感動します。

そして、
先生のところで勉強させて頂いたにも拘らず私の頭の中にはステージ分類しか頭になく、、、
しこりの大きさ→リンパ節転移→遠隔転移という構図が出来上がってしまい、
浸潤した時点で血管浸潤してしまう可能性がありうるのに
初歩的な質問をしてしまい田澤先生は腰を抜かす程驚かれたかもしれません…。
田澤先生にお答え頂き血管浸潤とリンパ管浸潤をよく認識しました。

にもかかわらず色々お答え頂き本当にありがとうございました。

先生にもご指摘頂き、痛みが変化しなければ骨シンチと思っていたのですが
背中の痛みはあれから少し薄れて来ましたので少し様子を見たいと思います。
すみません。

田澤先生本当にありがとうございました。 

<Q&A結果>