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どうしたらいいか悩んでいます。

[管理番号:6413]
性別:女性
年齢:34才

 
 

質問者様の別の質問

新たな管理番号としました。

質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。

管理番号:7628「経過観察中です

 
 

初めて質問します。
去年8/(中旬)に乳腺外科で超音波とマンモグラフィーをうけ、マンモグラフィーの結果、石灰化があるといわれ、半年後にまた受診してくださいといわれました。
そして約半年後の今年2/(上旬)再び超音波とマンモグラフィーを受け、石灰化の大きさは変化なしとの事だったのですが、若いから一応針生検しておきましょうとの事
2/(下旬)に生検をうけました。

結果は悪性の疑い
(拡張入管内および間質に粘液の露出がみられます。
一部の上皮細胞集魂が浮遊している所見がみられます)でした。
この時はしこりのおおきさは5ミリです。
先生に大きな針をさしてもう一度生検も出来ますが病変が小さすぎて、
刺したらどこかになくなってしまうかもとの事。

それで
大学病院を紹介され
そこで超音波とマンモグラフィーとMRIとCT(どちらも造影剤)をやりました。
そこでの超音波は、しこりは8ミリそこから根みたいなものがでているらしく(病巣!?)それを含めると2センチです。
特殊な粘液癌の疑いと
言われています。

MRIとCTでは癌の影は映らなかったとの事です。
結果的にはグレーゾンと言われ
外科的生検しか黒白をつける方法しかないと言われました。
癌が含まれている確率は
最初に診断をうけたところの生検は70%の確率
大学病院では検査全部ふまえて50%の確率
超音波は50%の確率
CT MR画像には癌はうつらなかったので確率はかなり下がって30%です。

先生は良性っぽい所もあるけれど、含まれている可能性もあるから、ひらかないとわからないグレーゾーンと言われました。
選択は
1.経過観察(ただ、見つかった時はある程度ひろがっているかも)
2.乳頭の上を3センチ切った
検査手術(癌がみつかった場合二、三ヶ月後に再手術)
胸の変形が軽度でおさえられる
ただ、再手術になったら傷が広がる
3.癌に準じた手術
胸の脇を7センチきる手術
癌に準じた手術なので、大きくとる軽度から中等の変形がおきる
一回の手術でおわります。
もし、悪性の場合は、抗がん剤はなしで、放射線だけで大丈夫といわれてます。
病変は8ミリの特殊な粘液乳がんの疑いだそうです。
まだ決まった訳ではありませんが、良性の確率もあるみたいで…

7センチをきるのを選択したのですが、もし、良性だと傷が胸のわきに7センチ、胸の変形、痛み、傷がのこると思うと辛いです。
なので、今は3センチの外科的生検にしようかなと揺れています。
乳がんの判定は難しいんでしょうか?
MRI、CTは確率はあたるのでしょうか?

生検を信じた方がいいのでしょうか?(色々調べたら生検は悪性とでて
も、結果的には良性だったという場合もあるというのを聞いた時があります)
周りの家族、友人は一回の手術ですませなさいという感じですが、もし、良性だったら、有り難い事なのに、傷を見るたびつらくなりそうです。
そもそも良性だったら7センチきっても大丈夫なのでしょうか?

経過観察は怖すぎて、視野にはいれていません。
お忙しいところ申し訳ないのですがアドバイスを頂けると有り難いです。
3センチか7センチで迷ってます、来月6月末に手術をうける予定です。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
5mmというのは決して「針生検で無くなってしまう」大きさではありません。
そして、確定診断のためには「外科的生検しかない」ようなことはありません。
ある種の医師達は「小さいから経過観察」みたいにするかもしれませんが、私にとっては「5mmは確定診断するのに十分すぎる大きさ」なのです。

「しこりのおおきさは5ミリ」「病変が小さすぎて、刺したらどこかになくなってしまうかも」
⇒そもそも「この認識に誤りがある」のです。
 普段から「小さいから、経過観察ね」としている診療が、このようなコメントとなっていると想像します。

「しこりは8ミリそこから根みたいなものがでているらしく(病巣!?)それを含めると2センチ」
「結果的にはグレーゾンと言われ外科的生検しか黒白をつける方法しかない」

⇒???
 何故針生検しないのか?
 粘液癌は大して特殊でもないし、普通に針生検して診断つけますよ?

「CT MR画像には癌はうつらなかったので確率はかなり下がって30%」
⇒そもそも・
 CTやMRIで診断をつけるという認識が誤りです。
 CTもMRIも超音波同様、「単なる画像診断の一つ」でありMRIは拡がり診断目的でのみ用いるべき。
 質的診断(癌なのかどうか?)は、それらの画像診断ではなくあくまでも「組織診断」なのです。

「病変は8ミリの特殊な粘液乳がんの疑い」
⇒特殊でも何でもなく・
 8mmの粘液癌疑いは「普通に」組織診で診断すればいいのです。

「3センチか7センチで迷ってます、来月6月末に手術をうける予定」
⇒普通に…
 組織診で確定診断してもらいましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2 粘液瘤様腫瘍】

性別:女性
年齢:34歳

こんにちは!
田澤先生、お忙しいところお返事本当にありがとうございます。
私は乳がんについては全然わからず、あれから乳がんプラザを拝見させて頂き少しずつ勉強しています。
組織診が確定診断になるとの事でもう一度最初の病院の生検結果を見直してみたり、乳がんプラザの外科的生検と検索して調べたりしていました。
私のお伝えが不十分で申し訳ありません…

大学病院では生検はしていないのですが、
紹介状を書いてくださったところの生検の検体を持っていっているので、大学病院でももう一度検体を検査していると思います。
その件については大学病院の先生は触れていませんでした。
おそらく同じ事だったのかもしれません。
もう一度聞いてみようかと思います。
1番最初のところの針生検の結果です

【病理組織診断】
Suspicious for malignancy.CNB.

【所見】
検体3本
判定区分:検体適正、悪性の疑い
推定組織型:Mucocelle-Iike tumor(MLT)with atypia,DCIS with
MLT,
papillotubular carcinoma with MLT mucinous carcinoma
となってます。
先生の手書きで、
MLT 粘液瘤様腫瘍(良性~悪性)+異形~非浸潤~浸潤癌
これらの細胞があるものと思わせる〔区別できず〕
病変が小さい
どこに病変があるか不明になる可能性
と書かれていました。

田澤先生の他の方のQ &Aではatypiaの場合は外科的生検を勧められると言う事だったので、
私もatypiaなので外科的生検した方がよいでしょうか?先生が進めてくださるなら受けようかとおもいます。
(外科的生検したら私の場合病変が飛び散ってしまったり、何かリスクはありませんでしょうか?)
良性の確率もありそうでしょうか。。
(大学病院にもマンモトーム生検ができないかもう一度伺ってみようかと思います)
粘液瘤様腫瘍とはあまり聞いたことがないのですが特殊になってくるんでしょうか。
同じ事を何度も聞いたり、ご迷惑をおかけしていたらすみません。
でも、先生のご意見を伺いたいです!!
今は不安だったり、頑張ろうって思ったり
なんだか複雑な気持ちですが、
乳がんプラザをみて、みなさま頑張られてる!!と思い励みにしています。
どこにも寄り添うところがなかったので、有り難く思います。
よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「粘液瘤様腫瘍とはあまり聞いたことがないのですが特殊になってくるんでしょうか。」
⇒特殊でも、何でもありません。
 この乳がんプラザのトップページの『MLL』をご参照のこと 
  Mucocele like lesion:MLL(粘液瘤様病変)はMucocele like tumor:MLT(粘液瘤様腫瘍)を含んだ概念です。

「atypiaの場合は外科的生検を勧められると言う事だったので、私もatypiaなので外科的生検した方がよいでしょうか?」
⇒生検(針生検にしろ、incisional biopsyにしろ、excisional biopsyにしろ)が必須だということです。(決して、経過観察すべきものではありません)
 ただ、敢えて「外科的生検(excisional biopsyもしくはincisional biopsy)」は、病変の拡がりが「広範囲、または不明瞭」の場合の話です。
 質問者のように病変が「5mm もしくは8mmでターゲットが狭い」場合には針生検(マンモトームなど)で十分だと思います。
 Incisional biopsyやexcisional biopsyについては、『今週のコラム134回目 これでADHならば「ADHは確定診断」してもいいのです。(FEAも同様)』や、管理番号『6409非浸潤がんと病理診断について』をご参照のこと。
 
 


 

質問者様から 【質問3 乳腺症!?】

性別:女性
年齢:34歳

田澤先生、お返事ありがとうございます。
先生のご意見とても有り難いです。
本当にありがとうございます。
その後病院に伺いマンモトーム生検の件、お伝えしました。
主治医と話しをしていて、丸い腫瘍に刺すのは確定診断ができるようなのですが、私の場合は粘液で広がっているようで、
マンモトームをさしても病変を拾いきれないかもしれないようです。
(針生検で少し広がっているよう!?)
それでも診断率は60パーセントになるようです。

傷がきになるなら、マンモトーム生検をして癌がでたら手術でもよいと仰ってくださったのですが、
私としては、最初の針生検後、胸が痛くなったり、手があがらなくなったり、胃のあたり痛くツッパたりが続きました。
マンモトームをやって、また胸の痛みがでて、そのあげく、もしまたグレーと言われたら、考えただけでもだんだんしんどくなってきました。
2月末からもうずっと検査などで苦しんできたので、そろそろ決着をつけたいところが本音です。
主治医に私の病名はなんですか?と質問したところ、最新の乳がんの本には載っていないと言われました。

特殊ではないけど、
大きくいうと乳腺症との事です。

癌の疑いだと思っていたので、乳腺症!?ちょっと驚きで、でも乳腺症でも癌が隠れてる場合があるそうで、
乳腺症は癌と違い、広がっているのでしょうか?
少し混乱してきました。
外科的生検において、
私はやるとしたら全身麻酔でやることになります。
外科的生検でどこか損傷すると、もし癌の場合、その後の治療に影響がでるなど聞いた事があり、不安です。
何かリスクはありますでしょうか?
田澤先生のサイトを拝見させて頂いて↓
incisionalだと全部は取りきれないので、不安だったらexcisionalでお願いすべきでしょうか?
主治医はもし癌がみつかったら、再手術を考えているようです。
なにか注意することとか、ありますでしょうか?
出産の経験がないのでもし外科的生検をするとその後、何か悪い影響などでますでしょうか?
少し心配症なところがあるので、何かと不安です。
質問が度々になってしまい申し訳ありません。
私が乳がんついての理解も不十分で、
田澤先生にご迷惑をおかけしていると思います。
よろしくお願い致します。
みなさまが良い治療や良い結果がでるようにと思ってます。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

質問者は担当医から「曖昧な情報」を出されていることで無駄に心配させられているようです。
本当に決着をつけたいなら、ものごとはシンプルに考えましょう。

診断はマンモトームで広範囲に採取すれば(ターゲットが小さいから)確定するでしょうが(術者が慣れていることが前提ですが)、質問者が針生検がしたくないのであれば、「外科的生検が唯一の選択肢」となります。
この場合には、「何に優先度をおくのか?(傷の大きさなのか、安心感なのか?)」

自分で判断しましょう。
 ☆私のお勧めは (マージンをつけた)部分切除 > excisional biopsyです。
今週のコラム 134回目 これでADHならば「ADHは確定診断」してもいいのです。(FEAも同様)』参照のこと
  今回のケースでは「癌の可能性が高い」わけですから、私であれば、「(マージンをつけた)乳腺部分切除」を勧めます。(再手術を避けるために)

 
 

 

質問者様から 【質問4 どうしたらよいか悩んでいます】

性別:女性
年齢:34歳

6413管理番号
田澤先生、こんばんは!

以前は色々ありがとうございました。

感謝しております。

やはり癌に準じた手術は勇気がなく、
田澤先生からアドバイスを頂きましたのに、、、
外科的生検を選択し、約1ヶ月前の6月末に手術を受けました。

先日結果が出て、非浸潤癌が主でその中に1ミリの浸潤癌(粘液癌)がみつかりました。

外科的生検だったので、乳房にまだ残っている可能性があるので再手術になり、今月8月中旬に追加切除の手術をうけます。

田澤先生は私を癌ではないかと判定されて、すごいと思ってます。

私はどうしても、すこしでも良性の可能性があるのならと、、勇気がありませんでした…

今度の手術は
センチネルパネル節生検も一緒にやる予定で、私は手を使う仕事をしていて、
リンパ浮種が心配です。
大丈夫でしょうか?(2割ぐらいの確率と載っていました)

マンモグラフィーでは今回手術をした以外に
離れたところに(同じ右胸)、石灰化が(一つ点のようなかんじで、固まってはいないのですが…)二箇所ありましたが、病変が飛ぶということはありますでしょうか?

仕事は一週間休めばできますでしょうか?

痛みは外科的生検とほぼ一緒ぐらいでしょうか?
胸の変形はひどくなってしまいますでしょうか?
術後は
今のところの予定ですと放射線治療になる予定なのですが、(最終的な結果で放射線治療か乳房切除のどちらかです)

私は放射線をあてるのは少し抵抗があります。

のちに肺癌になったり、怖い副作用がでてくるのでしょうか?
主治医からはヒリヒリしたり、赤くなったり炎症がおきると聞きました。

私は小胸で痩せ型なので、放射線をあてたら肺にも絶対あたってしまうとおっしゃっていて、とても不安です。

以前の方の質問を拝見させて頂いたのですが、トモセラピーが人気となっておりましたが、放射線にも種類があるのでしょうか?
まだ、確定診断はでていないのですが、
放射線治療のみでよいのでしょうか。。

手術をした胸は右胸なのですが、外科的生検前からもう1ヶ月以上も左胸が痛んでいます。

右胸も一時的なのですが、強い痛みがでる時があります。
左胸が痛いとこちらも癌ではないかと不安です。

左胸は超音波では嚢胞があるのですが、マンモグラフィでは石灰化はありませんでした。
(今年4月の診断)

針生検後や外科的生検後から
右胸の下のみぞおち!?胸の下の骨か、胃のあたりが痛みます。
手を上にあげたり、右手を後ろに引っ張ったりするとつっぱる感じがします。

最近この痛みがとれず心配です。
大丈夫でしょうか?

色んな痛みは自分でもストレスや不安からなのかとは思ってはいるものの、心配です。

何かアドバイスを頂けたら嬉しいです。

質問が多く文も雑になってしまい、申し訳ありません。

質問受け付けが
再開されるのを心待ちににしてました。

毎日毎日サイトを開いていました。

どうかよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
再開後の4番バッターです。

「今度の手術はセンチネルパネル節生検も一緒にやる予定で、私は手を使う仕事をしていて、リンパ浮種が心配」
→それであれば、「1mmの浸潤癌」ではセンチネルリンパ節生検は省略でいいでしょう。

「病変が飛ぶということはありますでしょうか?」
→ありません。

「仕事は一週間休めばできますでしょうか?」
→実際は翌日からでも大丈夫でしょう。

「痛みは外科的生検とほぼ一緒ぐらいでしょうか?」
「胸の変形はひどくなってしまいますでしょうか?」

→それは心配ありません。

「のちに肺癌になったり、怖い副作用がでてくるのでしょうか?」
→考えすぎです。

「主治医からはヒリヒリしたり、赤くなったり炎症がおきる」
→日焼けの延長線上です。

「放射線をあてたら肺にも絶対あたってしまうとおっしゃっていて、とても不安」
「以前の方の質問を拝見させて頂いたのですが、トモセラピーが人気となっておりましたが、放射線にも種類があるのでしょうか?」

→それであればトモセラピーの方が安心です。

 同じ物ですが、トモセラピーは「それをコンピューター制御」するのです。

「まだ、確定診断はでていないのですが、放射線治療のみでよいのでしょうか。」
→その通りです。
 1mmの浸潤癌であれば「全身療法は不要」であり、局所療法(手術や放射線)だけで十分です。

「左胸が痛いとこちらも癌ではないかと不安」
→痛みは乳癌とは無関係です。
 ストレスによるホルモン刺激症状です。

「針生検後や外科的生検後から右胸の下のみぞおち!?胸の下の骨か、胃のあたりが痛みます。」
「手を上にあげたり、右手を後ろに引っ張ったりするとつっぱる感じ」
「最近この痛みがとれず心配」

→モンドールです。
 余計な心配はしないように。

「色んな痛みは自分でもストレスや不安からなのかとは思ってはいる」
→100%正解です。
 余計な心配はしないように。

 
 

 

質問者様から 【質問5 どうしたらよいか悩んでいます】

性別:女性
年齢:34歳

田澤先生
お返事ありがとうございました。

先生のお返事嬉しかったです。
いつもご丁寧に本当にありがとうございます。

先日の田澤先生へ相談後、
主治医と手術前のお話を終えました。

また、心配になってしまい、、
質問させて頂きたいです・・・。

もうすぐ手術を控えています。

外科的生検で超音波で見える所は取り除いたのですが、取り切れていないので再手術、
これ以上、浸潤癌が出て来てしまう可能性がありますでしょうか?
これで取り切れなければ主治医には全摘だと言われています(まだ、わからない雰囲気です)
主要病変は取り切ったと思うのですが、粘液なので分からないのでしょ
うか?

抗がん剤も必要になるかもと言われたりすると不安でたまりません‥。

お医者さんだとやはり悪い方を想定してお話しするのは分かるのですが、、、
いや、本当なのかもしれません‥。

4日ぐらい前から頭痛がしていて、頭の上や後ろあたりが痛くなったりします。
今までにはない痛みな気がします。
元々肩こりは酷いです。

転移とは思いたくないのですが、大丈夫でしょうか?夜の睡眠中は痛みを感じません。

(3ヶ月前の今年の5月中旬に頭のMRIをやっていて、その時は全く異常なしでした、頭をぶつけたため)
短期間に転移などあり得ますでしょうか?
どこかに癌がいて転移したとかありえますでしょうか?

センチパネル節生検は2パーセントの確率であるかもしれないと言われ、浮種も2パーセントでてしまうと、、
転移を心配して生きるか(ないことを祈りながら)
一生不便な生活になるかもしれないか、
どちらかを選択をされ、やはり転移がとても心配になってしまい結局お願いする事にしました・・・。

早期発見なのに亡くなってしまう方がいると聞くと不安です。

手術前から既に転移を心配してしまいます。

再発率多重遺伝子検査をしたいと伝えたのですが、しても意味がないと言われてしまいました。

やはり病変が小さいと意味がないでしょうか?
粘液癌はおとなしい癌なのでしょうか?

前の病変の病理診断(針生検)は癌疑い
今の大学病院では良性の診断だった様です(紹介してくれた病院から検体を持って行きました)
針生検の場合は診断が難しいのでしょうか?
違う結果がでるのはちょっと怖い事です。

私は根治出来ますでしょうか?

一回外科的生検してるので、また同じ所を切る予定です。
まだ時々痛みがあり、切った周りが少し硬いのですが、又切ってしまっても大丈夫でしょうか?

乳がん温存手術のブログをみると術後は
1日ぐらいは全く身動きとれず、地獄だったという内容が多いのですが、そんなに苦しいものなのでしょうか?

将来、妊娠希望なのですが、卵子凍結は不要でしょうか?

田澤先生のご意見が伺えると嬉しいです。

いつも質問が多くなってしまい申し訳ありません。

質問ができる場所があり、本当に本当に有難いです。

幸せな事です、本当にありがとうございます。
感謝してます。

皆さまが良い治療、良い結果が出ます様に祈っております。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

冷静になりましょう。
たまたま見つかった「1mmの浸潤癌」で転移の心配など不要です。

「主要病変は取り切ったと思うのですが、粘液なので分からないのでしょうか?」
→粘液癌は無関係
 どんな癌でも「顕微鏡レベル」を術中に判断することは不可能です。

「抗がん剤も必要になるかもと言われたりすると不安」
→それは1000%ありえません。

「転移とは思いたくないのですが、大丈夫でしょうか?」
「どこかに癌がいて転移したとかありえますでしょうか?」

→1000%ありえません。
 冷静になりましょう。

「センチパネル節生検は2パーセントの確率であるかもしれないと言われ」
「やはり転移がとても心配になってしまい結局お願いする事にしました」

→1mmの浸潤癌でセンチネルリンパ節生検は、そもそも省略でもいいでしょう。

「やはり病変が小さいと意味がないでしょうか?」
「粘液癌はおとなしい癌なのでしょうか?」

→大人しい、大人しくないのレベルではなく、「たまたま見つかった1mmの浸潤癌で患者さんを、(無駄に)心配させる」こと自体、まったくナンセンス(その医師のセンスを疑う)

「私は根治出来ますでしょうか?」
→100%根治です。
 ご安心を。

「乳がん温存手術のブログをみると術後は1日ぐらいは全く身動きとれず、地獄だったという内容が多いのですが、そんなに苦しいものなのでしょうか?」
→当院では術後4hでトイレに行き(安静解除)、寝る前くらいにはだいたい落ち着いています。
 術後4h程度は痛みや吐き気(個人差)は仕方が無いでしょう。

「将来、妊娠希望なのですが、卵子凍結は不要でしょうか?」
→不要です。
 抗がん剤をすることはないのですから。

 
 

 

質問者様から 【質問6 どうしたら良いか悩んでいます】

性別:女性
年齢:34歳
病名:
症状:

田澤先生こんばんは!

いつもありがとうございます!

先日温存手術を受けました。

結果待ちです。

以前は色々アドバイスを頂き本当ありがとうございます。
いつも感謝してます。

伺いたいことがあります。

癌がとりきれていたら
放射線治療にはいると思うのですが、
お薬の必要がありましたらお薬も飲むと思います。

まだ最終病理結果が出ていないのに申し訳ないのですが、

浸潤1ミリでも
ホルモン療法になる場合があるでしょうか?
わからない事ばかりで、、
あまりお薬は使いたくないと思ってしまうのが本音なところです‥

1ミリの基準がよくわからなくなってしまって、
どこからどこまでがお薬が必要なのか、
勉強不足で申し訳ありません。

やはり、
ホルモン受容体や
ルミナール
とかによるのでしょうか?

粘液癌は混合型が純型!?かが重要になると聞いたことがあるのですが
1ミリなどでわかるのでしょうか?

なにか、結果を聞く上で知っていた方がいいことなどありますでしょうか?

再発を起こさないためにはホルモン療法などは進められたらやるべき治療でしょうか。
副作用は強いでしょうか?

傷の胸の下あたりがうっすらあかっぽく(全体的に)術後はそこまでいたくなかったのですが、最近になって痛みが強くでてきてしまう日があり、心配です。

乳頭も痛みがあるような感じがしますが、(乳頭のまわりもほんのうっすら赤いです)よくある事ですか?手術の影響でしょうか?
痛みが落ち着いたりもする時もあるのですが、、

術後は感覚がなくなった感じで腫れぼったいような感覚で痛みはこそこまであまりありませんでした。

傷にテープを貼っていたのですが、かぶれてしまうのでもう貼っていないのですが、
貼ってなくても傷が広がったり、綺麗にならなかったり差がでますでしょうか?
傷の線のあたりが皮がむけたりしてます、大丈夫でしょうか?

今はよくても、
やはり、再発がとても怖いのですが、
若いと不利いうことはありますでしょうか?

通っている病院にはトモセラピーがなく、
放射線でも副作用に大きな差はないでしょうか。

癌といわれ、今は少し体に自信がなくなっています。

先生からアドバイス頂けたら有り難いです。

いつも質問が多く申し訳ありません。

心配ばかりで、ごめんなさい。

長生きもしたいですし、
治したいです。

田澤先生にご相談できる場所があり、とても有難いです。

どうかよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

「浸潤1ミリでもホルモン療法になる場合があるでしょうか?」
→その場合には不要です。

 物事にはバランスがあります。
 ホルモン療法にも副作用や有害事象(似たものですが、前者が症状を主として指すのに対し、後者は身体への悪影響というニュアンスがあります)

 「何もかも不安だから、できることは何でもしたい!」というのには注意が必要なのです。

「粘液癌は混合型が純型!?かが重要になると聞いたことがある」
→全く無意味。
 組織型を気にするのは無意味です。

「再発を起こさないためにはホルモン療法などは進められたらやるべき治療でしょうか。」
→何でもかんでも「お任せ」ではなく、きちんと「自分の身体」のことは自分で守る必要があります。

 私から見れば…
 「1mmの浸潤癌」でセンチネルリンパ節生検を行ったり、「抗がん剤の可能性もあるかもしれない」などというような担当医には注意が必要です。(「何でもかんでも、やらせておけば無難」的な傾向がありそうです)

「よくある事ですか?手術の影響でしょうか?」
「貼ってなくても傷が広がったり、綺麗にならなかったり差がでますでしょうか?」
「傷の線のあたりが皮がむけたりしてます、大丈夫でしょうか?」

→実際に手術していない私が回答すべきことではありません。

 一般論としては…
 問題ないでしょう。

「再発がとても怖いのですが、若いと不利いうことはありますでしょうか?」
→1mmの浸潤癌で、そんなことを心配することはナンセンスです。(若さも無関係)

「通っている病院にはトモセラピーがなく、放射線でも副作用に大きな差はないでしょうか。」
→凄い差はありませんが、明らかな差は存在します。

「癌といわれ、今は少し体に自信がなくなっています。」
→冷静になりましょう。

 そもそも、その大学病院では「経過観察」さえも選択肢に出したのですよ?(その程度のものだということです。)

 
 

 

質問者様から 【質問7 どうしたら良いか悩んでいます】

性別:女性
年齢:34歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生、
いつもありがとうございます。

おかげさまで、癌は全て取り切れました。

色々ご相談に乗って下さってありがとうございます。

結果は変わらず浸潤が1ミリとあとは非浸潤癌でした。

術後一ヶ月経過した頃に傷の端から黄色い液が滲む様になり心配で診察を受けた所、心配はないとの事で再度縫うには至りませんでした。

ただ、今だに毎日出ていますが大丈夫でしょうか?

放射線についてなのですが、液が出ていても放射線は受けても大丈夫でしょうか?
放射線が怖いのなら、やらなくても良いと言われました。

約束ごとで乳房温存+放射線はセットになっていると思うので、やはりやった方が良いでしようか?

やらないと不安なので、もちろんやるつもりではいますが、私のような場合はやらなくてもいいレベルなのでしょうか?

ホルモン療法も心配だったらという雰囲気でしたが、手術のみよりも、手術+放射線で、安心レベルでしょうか?

トモセラピー の片胸のみの放射時間はだいたいどれぐらいでしょうか?
トモセラピー は他の臓器に100%あたらないでしょうか?
術後遅くとも何ヶ月後に受ければよいでしょうか?4.5カ月後とかでも大丈夫でしょうか?
放射線後の最後あたりは身体がシンドくなったりしますでしょうか?
(4.5週目)
仕事をしながらでもできますでしょうか。

今後はどのような検診をしていくのがベストでしょうか?

田澤先生へ相談できるところへ辿り着けて本当によかったです。

また、先生のご意見が聞きたいです。

いつもアドバイスを下さり、
本当に本当に感謝です。

毎度質問が多く申し訳ありません。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

「結果は変わらず浸潤が1ミリとあとは非浸潤癌でした。」
→妥当な結果です。

 外科的生検で中心部分を切除してあったのだから、そのように予測することが「至極、当然」のことなのです。
 それを「もしかしたら…」「もしも、こうなら…」的に心配すること自体ナンセンス。(質問者は「抗がん剤の可能性も無くはない」的な説明をされているようですから、それが問題なのです)

「今だに毎日出ていますが大丈夫でしょうか?」
「放射線についてなのですが、液が出ていても放射線は受けても大丈夫でしょうか?」

→実際に診察していない私よりも…

 「大丈夫」と言った主治医の意見を尊重すべきでしょう。

「放射線が怖いのなら、やらなくても良いと言われました。」
「私のような場合はやらなくてもいいレベルなのでしょうか?」
「手術のみよりも、手術+放射線で、安心レベルでしょうか?」

→拡がり次第です。

 病変が非常に小さく、(それに対し)十分すぎるマージンをつけた切除となっているなら十分選択肢にはなります。
 

「ホルモン療法も心配だったらという雰囲気でした」
→1mmの浸潤癌に全身療法は不要です。(効果と副作用がバランスしない)

「トモセラピー の片胸のみの放射時間はだいたいどれぐらいでしょうか?」
→数分です。

「トモセラピー は他の臓器に100%あたらないでしょうか?」
→散乱線があるので100%にはなりません。

「術後遅くとも何ヶ月後に受ければよいでしょうか?4.5カ月後とかでも大丈夫でしょうか?」
→5か月以内です。

「放射線後の最後あたりは身体がシンドくなったりしますでしょうか?(4.5週目)」
→5か月以内

「仕事をしながらでもできますでしょうか。」
→勿論!

 それを前提(仕事帰りにもできるように)当院放射線は夜の10時までやっているのです。

「今後はどのような検診をしていくのがベストでしょうか?」
→1年に1回の診察(マンモ+エコー)で十分です。

 
 

 

質問者様から 【質問8 どうしたら良いか悩んでいます】

性別:女性
年齢:35歳
病名:乳がん
症状:

田沢先生、
いつもありがとうございます!
とても感謝しています。

ともセラピーはとても受けたかったのですが、、
仕事をしつつ通院となるとなかなか難しく、
手術を受けた病院で放射線をうけ、
治療は終わっています。

また心配な事があり、
アドバイスを頂けると有り難いです。

私は浸潤が1ミリだったのですが、
1回目の外科的生検手術、そして取り残しがあった為、2回目の手術をして、非浸潤の大きは全体で6センチでした。

自身の事ですが勘違いをし
非浸潤が数ミリで浸潤が1ミリと思っていたところ
先日確認をしましたら想像以上に大きく驚いています。

判定は断端陰性で取りきれてはいるそうですが、、、
ホルモン療法〔タモキシフェン〕はやらないとは決めたものの悩んでいて
田沢先生からも貴重なアドバイスを頂きましたのに、
ERが95%以上 でホルモン療法がすごく効くタイプの様です。

手術と反対側の胸はもうずっとずっと痛く、、
痛くないときはほぼないのと、つっぱりや、乳頭が痒くなります。
頭では、ガンとは関係ないとは思っても不安になりますが大丈夫でしょうか?
周りの乳がんの知人はタモキシフェンをみなさん飲んでいて飲まない
自分はお薬を飲みたくないから逃げているだけではないか、、、
みたいな感覚に襲われます。

主治医の先生も飲みたければ処方するとの事ですが副作用の方が勝ってしまうそうです。

ただ非浸潤が意外と大きかった事と反対の胸の痛さ、つっぱり、かゆみがあり、ホルモン療法が効くタイプと考えると、もしかして飲んだらどこかにあるガン細胞が消えるかもしれないと思ってしまいます。

申し訳ありませんがもう一度だけ質問させて下さい。

やはり非浸潤が大きくてもタモキシフェンは不要でしょうか?

タモキシフェン以外の何かお薬で選択枠がありますでしょうか?(副作用がすくないもの)

一般的にタモキシフェンを飲んで35歳で妊娠希望なら卵子凍結は必要になってきますか?
タモキシフェンをら始める時期はいつでも大丈夫ですか?(閉経前でしたら)
すこし知識をかつけておきたいです。

なんだか、タモキシフェンばかりの事で申し訳ないです。
何度もすみません。

今後例えば出産した場合、
どこかに再発してしまうリスクは一般の方より高くなってしまいますか?

局所再発率をみると自分は!?と思ってしまいますが、局所再発はやはり多いですか?
それとも、少ないですか。

手術してない方の胸にも効くようですが、、、

手術後から、息苦しさがる続いています、
何かに集中してる時は大丈夫なのですが、
これはガンとか、何かの病気とか考えられますか?
もうずっと少し息苦しのがとれず悩んでいます。

(胃や大腸検査の内視鏡でも気管は問題なし、肺のレントゲンも特に指摘はれた事はありません、酸素測定器も買ってしまい毎回99あり問題なさそうです)
やはり、気持ち的なものでしょうか?
乳がんと告知された人にはこのような症状を訴える方は多いでしょうか?

リンパ郭清もしていなく、リンパ浮種はないのですが、肩こりが酷くマッサージは受けてもいいですか?

ガンになっても、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかっても大丈夫でしょうか?
なんだか、風邪をひくのも怖くなってしまって、、

皮膚科でやるレーザー脱毛はうけても大丈夫でしょうか?腕や足など胸などの近くではない部分です。

再発というのは、やはり運なのでしょうか?
運動が良いと聞いたことがあるのですが、
少しでも再発を防ぐ為に出来ることがありましたら、教えて頂きたいです。

同じような質問をしてしまっていたら、申し訳ないです。

いつもグタグタしてしまい、お忙しいところ本当にこんなことで申し訳ありません。

田沢先生のご意見がお聞きできたら、とても有り難いです。
貴重な大事な一枠を申し訳ありません。

よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

「手術と反対側の胸はもうずっとずっと痛く、、痛くないときはほぼないのと、つっぱりや、乳頭が痒くなります。頭では、ガンとは関係ないとは思っても不安になりますが大丈夫でしょうか?」
→勿論、10000%無関係です。

 『今週のコラム 111回目 大事なことは、これら①~④の病気など世の中には無いのです。それは(我々医師には)自明なことなのです。』を熟読ください。

「周りの乳がんの知人はタモキシフェンをみなさん飲んでいて飲まない自分はお薬を
飲みたくないから逃げているだけではないか、、、みたいな感覚に襲われます。」

→1mmです。
 他の方と同じにする必要がありません。

「やはり非浸潤が大きくてもタモキシフェンは不要でしょうか?」
→勿論!
 もう同じ質問には答えませんよ!(笑)

「タモキシフェン以外の何かお薬で選択枠がありますでしょうか?」
→無いし、そもそも不要です。

「一般的にタモキシフェンを飲んで35歳で妊娠希望なら卵子凍結は必要になってきますか?」
→不要。