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ブログ 2019/4/15 局所療法の選択肢を(カンファランスで)取り上げられ続けることで、「成功体験」をする機会が永遠に失われてしまうのです

忙しさにかまけて?ブログの更新が疎かになっていました(反省、反省)

今日、このブログを書くきっかけとなったのは、QandA『2019年04月14日2 左腋窩、左鎖骨上、左深頸部のリンパ節転移の治療法について』を回答しての事です。

 

「再発治療に標準治療無」

確かに、その通りです。

ただ(私が再三コメントしているように)「局所再発と全身(遠隔転移)再発を区別すべき」なのです。

〇局所は「局所療法で治療」することで根治する「可能性」があるということです。

♯ 可能性はあくまでも可能性です。根治すると保証しているわけでは「当然」ありません。

 

 

★それなのに、『管理番号4560   ステージ4 腋窩リンパ節と鎖骨上の転移について』もしかり、今回の『2019年04月14日2 左腋窩、左鎖骨上、左深頸部のリンパ節転移の治療法について』もしかり、何故多くの医師は積極的に局所療法をしたがらないのか?

 

 

 

 

『(いくつかあるうちの)答えのうちの一つは…

経験と(それに伴う)成功体験なのだと思います。』

 

 

 

『それは、どういうこと?』

 

 

 

 

『局所再発で積極的に(局所)治療をして、それ以降再発しない患者さんを実際に経験したかどうか?なのです。

(局所治療を選択肢としない)そのような医師は、それ(成功体験)が無いのだと思います。』

 

 

 

『それは「経験不足」だけが原因なの?』

 

 

 

 

『それだけではないようです。私見ですが…

1.腫瘍内科医には(そもそも)「手術と言う発想」自体ない。

放射線治療も避けがち(内科医の本業は「薬剤」なのです)

2.乳腺外科医だとしても…

大学病院などでは、(患者の背景も知らないのに)「カンファランスなる無責任な治療方針」に縛られるのです。

局所療法の選択肢を(カンファランスで)取り上げられ続けることで、「成功体験」をする機会が永遠に失われてしまうのです。』

 

年齢 60-69歳

入院期間 4日間 左乳房全摘手術

痛み 0

『セカンドオピニオンでの受診で先生に執刀して頂きました。

手術後4時間で全ての装置が外れ、水分を取りトイレに立った時には全く痛みもありませんでした。

その翌朝には腕も上まで上がり、自分でシャンプー、ドライヤーもして、午後からは見舞いに来てくれた友人と喫茶室にあんみつを食べに行きました。

術後1日目にして痛みもなく、普通に動けましたのであまりの回復ぶりに自分でも驚きました。

日常生活に何も心配することなく退院できたことは大きな喜びでした。

今回の入院で病気になったときのお医者さん選びがいかに大切なことであるかを実感いたしました。

先生との出会いに本当に感謝しています。

先生に手術して頂いて本当によかったと心から思っています。

ありがとうございました。』

 

『ここ暫く(このブログを少しサボっていたので)葉書が溜まっていました。

久しぶりの紹介にふさわしい、とても(術後の経過がイメージできる)いい内容だと思います。

みなさん、ご参考にしてください。』