3月19日
まだまだ冬だと思っていましたが、いつの間にか「年度末」。
今朝も5時に走っていましたが、「全く寒くない」ことに気が付きました。
「暖かいと、やっぱり楽だな」
春が近付いている事を「身体で」実感します。
靴は消耗品かもしれないけど…
アラフィフとなると、膝や足首は消耗品ではないのです。
○年度末
いろいろな場面で「卒業」というwordが出てきます。
今朝の「Sunday Flickers」のテーマも「卒業」でした。
私の世代だと、どうしても「尾崎豊」が連想されますが…(曲はかかりませんでした)
♯昨日「KIRIN BEER “Good Luck”LIVE」で来週のゲストとして「尾崎裕哉」が紹介されました。「卒業を意識してる?」やっぱり声は似ているのかな?
ちなみに私がドラえもんばりに、「もしも、不可能が可能になるなら」どうしても行きたいライブは…
1.尾崎豊
2.レミオロメン
皆さんの場合は誰でしょう?
FMから流れたshort story
先生
「お魚は一匹、二匹。 大根は一本、二本と数えます。」
「太郎君、それではお馬は?」
太郎
「はい、先生。」
「一着、二着です。」
『腫瘤非形成性病変』
管理番号「4505 乳がんの疑い」
つい先日、これを回答していて「これは、(今週のコラムで)取り上げないと!」そう思いました。
♯最近の「今週のコラムのテーマ」は、「QandAを回答しながら」思いつくことが多いです。
腫瘤非形成性病変を日常診療していて、私が申し上げたいのは2点
1.(本当の)診断はマンモトームで行わなくてはならない(誤診のまま経過を見ていられているケースが多い)
誤診の原因
①通常の(バネ式)針生検では組織採取の「部位が不適切」もしくは「量が不十分」となりやすい
②MRIでは「典型的な癌を疑う所見」とはなりにくい
♯(私が再三コメントするように)そもそも「MRIを診断目的で用いること自体がすでに誤り」なのですが…
2.(もしも癌だとしても)早期(通常は非浸潤癌:0期)である。
実際は、ほとんどが「非浸潤癌(しかもlow grade)」
管理番号4505の質問者が心配するような「進行がん」など、「全くありえない」ことです!!
当院には、(他院で診断がつかないまま長期間経過をみていて)(ご本人が心配となり)「ご本人の意志で受診」されるケースが多いのですが、最近の中で印象にある症例を紹介します。
♯実際に同じようなケースが非常に多いのが現状です(実に嘆かわしい)
Case 1
主訴:しこり
経過:
前医で1年半前に針生検(バネ式)で乳腺症、duct papillomatosis その後そのまま経過観察
不安になり当院受診。
超音波では典型的な「腫瘤非形成性病変」
診断:マンモトーム生検にて「非浸潤性乳管癌」
触知するシコリと一致したUS所見
Case 2
主訴:エコーでの「軽度」異常所見
前医で細胞診して「良性」
(ご本人が不安となり)当院受診 「乳がんの可能性は3割」として「マンモトーム生検を予定」していたが…
2015のUS像
キャンセルして(海沿いの)「大病院」を受診、MRIを撮影し、「良性だから大丈夫、生検なんて要らないよ」と言われた。
しかし、その1年後…
再度、不安となり当院を受診
(今度こそ)当院でマンモトーム生検施行 「非浸潤性乳管癌」の診断となる。
2016のUS像
♯2015と比較すると、1年間で大きく変化している様子が解ります。
♯そもそも、このケースでは(case 1と比較して)MRIで解りにくいことが解ります。
★いざ手術となった際、その「海沿い病院の医師」から『何故、そんな病院(江戸川)で手術するの? うち(海沿い病院)で手術してあげるよ!』と言われたそうです。
なかなか「笑える」話です。
そんな、偉そうな事を言う前に、
昨年MRIを撮影して(結果として)「1年間を無駄にさせた」ことを反省してもらいたいものです…