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今週のコラム 38回目本来「あらゆる角度で判断すべき」ものを「技師さんの写真だけを見て判断」することに「リスクが存在している」のです。

前回のコラムを見て私の左ひざについて心配いただいた方が多数いらっしゃったことに感謝します。

ターセル2週間たった現在では100%の状態に戻っております。

 

 

 

○報告が遅れましたが…

サントリーMALT’S UMAMIについての感想

以前のMALT’Sに比べると明らかに「コク」が追加されています。

(他のビールに例えれば)オリオンビールのような「軽さ(悪く言えば水っぽさ」が無くなっています。♯沖縄の暑い気候には「ドンピシャ」なのです。

言い換えれば「プレモル」よりになっています。

私のような「古くからのMALT’Sファン」からは少々「異議」がでそうです。

「新しい物が、全て良いわけではない」と、いうことでしょうか。

 

乳腺超音波

QandA「2815」で出てきた「乳腺内脂肪(gland内fat)」

これの解説をする中で「乳腺超音波は如何に自分自身ですべきか」を示します。

 

ポイントとして「超音波画面は2次元(立体視ではない)である」ことです。

つまり「しこり」の全体像が見れるわけではなく、「ある任意の断面」を術者自身が選択しているのです。

本来「あらゆる角度で判断すべき」ものを「技師さんの写真だけを見て判断」することに「リスクが存在している」のです。

 

○乳房内脂肪 (gland内fat)

図で示しますが、乳腺には(皮下脂肪層から)脂肪が入り込んでいる(例えるなら霜降り肉のサシみたいなものです)

これは、「角度を変えること」で「必ず皮下脂肪との連続が確認できる」ので区別できるのですが、「技師さんの任意の写真だけでは判断できない」のです。

正常乳腺(詳説)

正常乳腺

乳腺の中には「皮下脂肪層」から脂肪組織が入り込んでいる(霜降りに例えられる)

 

 

 

腫瘍腫瘍

乳腺から発生するので皮下脂肪とは連続がない

♯ただし、増大すると「脂肪層に顔を出す」ようになる。

 

◎基本的に「腫瘍」と「乳腺内脂肪」との区別は「脂肪層との連続の有無」で判断

乳腺内脂肪乳腺内脂肪(gland内fat)

この画面では③は(皮下)脂肪層とは連続していないように見えます。

本来は①②のように皮下脂肪と連続しているのだが、(ある断面で)「たまたま脂肪と連続していないように見えるものを「乳腺内脂肪(gland内fat)」と呼ぶのです。

♯ 上の写真だけを見れば③は「腫瘍」と判断せざるを得ないのですが、

◎実際に自分で超音波をすれば、「いろいろな角度で超音波を動かす」ことにより③も(最初の図のように)脂肪と連続していることが解り「乳腺内脂肪=異常なし」と判断できるのです。