乳がんの手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6182]
性別:女性
年齢:53歳

初めまして、初めて質問させて頂きます。
53歳、女性です。
いつも田澤先生のQ&Aを拝見させて頂き、勉強させて頂いております。
よろしくお願い致します。

昨年12月に左乳房に石灰化が見つかりマンモトーム生検の結果
0.2㎜~0.7㎜の非浸潤がんと診断されました。

<結果>
ER +
PR +
核グレード2
MIB-1 17%
最初診断して頂いたクリニックでは、針生検の結果0.2㎜~0.7㎜の癌との事でしたが、
転移先の病院でのMRIの結果、やや広い範囲にあり25㎜大とのこと。
また乳頭の中に乳頭腫が見つかり、乳線肥大の部分もありましたので、全摘を選択いたしました。
苦渋の選択ではありましたが、放射線治療をしなくていいこと、先生のブログでの
「全摘で根治」を胸に3月の頭に全摘⇒再建(エキスパンダー挿入)術後挿入)術後2週間経っております。
先日、病理の結果を伺いに行ったのですが、全部の検査が終わっておらず
まだ途中の段階ですと言われ、(病巣が大きいので時間がかかっている)

途中経過として、
① 非浸潤がんが乳腺の中でかなりの範囲で広がっていた(途中段階なので何センチかは不明)
(左胸の右下奥の病巣だったが、乳頭部分にも広がっていた。今は左上の部分を検査中)
② 大きい病巣の中に微少浸潤より小さいITCがいたが、小さすぎてまだ結果が出ていない。
③ センチネルリンパ節生検の結果 0.1㎜の転移あり(転移かマンモトームの時に飛んだか?分からないと言われました)
④ かなりのがんが広がっているので、時間がかかっている、もしかしたら残っているかもしれないので

乳房再建後の放射線治療を受けて頂くと思います・・・
 ???全摘したのに残っているかも??
    放射線治療を避けたく、全摘を選んだのに放射線???

私の中で、はてな?がいっぱいで、どう捉えていいのかわかりません。
また、ホルモンが効かない癌の種類であれば無治療、ホルモンが効けばホルモン治療を勧めますとおっしゃっておられました。
先生にお伺いいたします。

質問(1)
広がりがあるとはいえ、全摘したのに残っていることはあり得るのですか。
全摘とは乳腺すべて切除の事と認識しております。
取り残しでしょうか?(断面陽性の可能性も?)

質問(2)
もし残っていた場合、再手術をお願いした方がいいでしょうか。
⇒再建中の胸はどうなるのでしょうか。
また、例えば、シリコン挿入時に再手術は出来ますか。

質問(3)
放射線治療は胸全体の照射と言われました、もし残っている場合は一部だけではだめなのでしょうか。
(なるべく受けたくありません)

質問(4)
リンパ節に0.1㎜の転移とは、どう捉えればよいでしょうか。

質問(5)
私の場合、もしホルモンが効く癌なら、ホルモン剤を服用した方がいいでしょうか。
(非浸潤癌ですが・・・)
まだ検査結果が出ていない段階での質問で、大変恐縮なのですが
先生のご所見と今後の治療方針についてのご意見を頂けたらと思います。
どうか宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「質問(1)広がりがあるとはいえ、全摘したのに残っていることはあり得得るのですか。」
→ありません。

「全摘とは乳腺すべて切除の事と認識しております。取り残しでしょうか?(断面陽性の可能性も?)」
→それは「執刀医」にしか解らない事ですが…
 通常はありえません。

「質問(2)もし残っていた場合、再手術をお願いした方がいいでしょうか。」
「また、例えば、シリコン挿入時に再手術は出来ますか。」

→もしも筋膜に残っていると仮定すれば「筋膜を全て切除する」ことは可能だと思います。(私自身は「そんな手術」はしたこともありませんが…)

「もし残っている場合は一部だけではだめなのでしょうか。」
→きっと…
 (残っていると仮定して)「それが、どこなのか?」判断しようがないと思います。

「リンパ節に0.1㎜の転移とは、どう捉えればよいでしょうか。」
→ITC(isolated tumor cell clusters)は規約上pN0となります。(取っているのだから、気にしない事です)

「質問(5)私の場合、もしホルモンが効く癌なら、ホルモン剤を服用した方がいいでしょうか。」
→不要です。
 私なら、一秒も考えません。
★病理結果が出たら、きちんと執刀医に確認することです。
 「病理で○○だから」ではなく、執刀医として「きちんと切除しているから心配ない」と言い切れれば問題ないことなのです。
 
 

 

質問者様から 【質問2 非浸潤癌 全摘で放射線】

性別:女性
年齢:53歳

田澤先生、
先日はお忙しい中、質問に答えて頂きありがとうございます。
大変感謝しております。

主治医に「全摘したけど放射線治療もあるかも」との中間報告で、
かなり落ち込んでおりましたが、田澤先生に回答して頂いた内容を頭の中で繰り返しながら
先日検査結果に望みました。
結果はかなり良い結果で、先日の中間報告は何だったのか?
と言うくらいの内容でした。

【最終病理結果】
・腫瘍の大きさ(非浸潤部分)42x50x18㎜
       内、浸潤部 0.42㎜
・腋窩リンパ節転移 0.1㎜ ITC 1/2 ⇒なしと判断
・リンパ管・静脈浸入 なし
・核グレード分類 1
   核異形度 2+
   核分裂像 (0個/10HPF)
・ホルモンレセプター 陽性
   ER +100%
   PgR +4.9%
・HER2 2+ ⇒FISH法はしていません
・MIB-1 12.6%
・再発率 数%(5%)

非浸潤性乳がん0期 ⇒浸潤性乳がん 1期に変わりました。
主治医は
病巣は乳頭部分まで広がっていたので全摘して良かったですねと。
今回はかなり詳しく病理を調べたので0.42㎜の浸潤部分が分かったのですが
かったのですが
通常なら非浸潤で処理されていたかもしれません、とおっしゃっていました。
摘出した乳房の断面図も見せて頂き、放射線治療もなしとの事でした。
現在は後の治療として、ホルモン剤治療(アリミデックス)を5年間勧められました。
更年期障害もひどく、2年間ほどホルモン補充療法を行っていたこともあり、
治療に不安があることを主治医に伝えたら、心配な点は、①リンパ節に0.1㎜のITCがあったこと

②PgRが4.9%と、低い事をあげられました。
今、5年間のホルモン治療を受けようか迷っています。
先生には前回の回答のように「1秒も考えません」と言われそうなうなのですが・・・
微少浸潤なのになぜリンパ節に0.1㎜の転移があったのか?
(核グレードも低く、分裂像も0個)
もし全摘でも癌細胞が残っていたら・・・等々、
マイナス要因がめぐって答えが出ません。
主治医は、取りあえず飲んでみて副作用がひどかったら中止してもいいよとしてもいいよと言われたのですが
必要なら飲むし、必要でないなら飲みたくありません。
何度も同じ質問になってしまいますが、先生のご意見をご教示ください。
宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
私は(その主治医とは全く見解が異なり)「微小転移もプロゲステロンも気にならない」ので、(0.4mmの微小浸潤癌に)ホルモン療法はしません。(無治療です)





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