[管理番号:5020]
性別:女性
年齢:40歳
こんにちは。
40才、妊娠経験なしの者です。
よろしくお願いします。
2016年11月に初めてエコー検診を受けた際、左右Cに嚢胞があり、経過観察でした。
半年後、再度エコーを受けたところ、今度は前回の嚢胞以外に左A内上部に混合性病変と診断され、要精密検査になりました。
その後、乳腺外科でマンモとエコーを行った結果、医師からの診断は、
「元々嚢胞が多い体質の様で、病変箇所については悪性の可能性は極めて低い。
ただ、そこに白いライン上のものが見える。
半年前になかったものができている以上、
また一年後の検診でいいとは言えない。
でも今ここに針を刺しても、一部の細胞しか採れないので確定は難しいだろう。
そこで、MRI を受けてみるか、もしくは3ヶ月か半年後にもう一度エコーするか、どちらかにしよう。
ただMRI でも確定できるかはわからない。」
と言われました。
どちらでもいい旨伝えると、
「では3ヶ月後もう一度エコーで見てみましょう。そこで、針を刺すか、MRI にするかなど決めましょう。」
との結論になりました。
昨日、こちらの質問コーナーで、MRI を検査に用いることはおかしい、との内容を拝見しました。
次の検査まで落ち着かない日々を過ごしています。
考えられることを教えていただけますか?
ちなみに触診ではしこり等ありませんでした。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
文面を読むと「嚢胞内腫瘍」が疑われている様な印象です。
「今ここに針を刺しても、一部の細胞しか採れないので確定は難しい」
⇒おっしゃることは解ります(確かに細胞診だけでは確定診断とはなりません)が…
嚢胞内腫瘍の場合には(針生検は不適ですが)「細胞診」⇒(クラス3B以上なら)「摘出生検」が最も確かな診断方法です。
「MRI でも確定できるかはわからない。」
⇒MRIでは『絶対に』確定しません。
世の「MRI好き」にも困ったものです。
MRIはあくまでも「画像検査の一つ」にすぎません。組織検査ではないのです。
「考えられることを教えていただけますか?」
⇒上記です。
必要な事は(無駄なMRIではなく)「確かな精度の細胞診」なのです。