[管理番号:1155]
性別:女性
年齢:34歳
質問ではありません。
どうしても、お礼を伝えたくて投稿させていただきました。
○日、メディカルプラザ市川にて受診させていただいたものです。
4年前から、ある総合病院の乳腺外科にて乳腺線維腺腫と診断され、これまで気をも
みながら経過観察を続けてきました。
ところが、今日先生にエコーで診ていただいたところそ
ういったものは見当たらない。(さらに先生は)線維腺腫としてとらえられたものは
これではないか。とその原因まで突き詰めて診察してくださいました。
私なりに十分に納得できた診察の時間でした。
ホッとしたのと同時に、そんなことがあるんだと狐につままれたようでした。こちら
のサイトで先生が説明してくださっていた、超音波はみる人の技術等によって全然
違ってくるとはまさにこういうことなのか、と身をもって感じました。それと同時
に、これからの定期検診は、乳がんも良性疾患についてもきちんと診断していただけ
る病院(総合病院・大病院等にまどわされることなく)を探してお願いしようと思い
ました。(疾患が見つかった際は、先生に診ていただきたいのですが)
また、こちらの乳がんプラザでいろいろ学ぶこともできました。
本日は、お忙しい中診察していただきまして本当にありがとうございました。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
よく覚えています。
私が診察して感じたのは、やはり「超音波検査の精度」です。
あの所見で「線維腺腫」として「無用に心配させる」ことについてです。
検査技師さんは「検診の場で、いくら数をこなして経験を積んだとしても」実際には
「答えをしらないまま=試験問題を自分なりに解いてはみたものの正解なのかは永久
に解らない」というジレンマがあります。
○講習会などで「線維腺腫とはこういう所見」と勉強しているとは思うのですが、
「本当はどうなのか。解答をしらないまま」で検査だけ行っているのが実情です。
これが我々乳腺外科医との大きな違いです。
「この所見は何だろう?」と考えて「それを組織検査」する事を積み重ねることで
「問題を解くだけでなく、回答を知ること」ができるのです。
私のように「良性は良性と診断する」ようにしていれば「その経験値は飛躍的に高ま
る」のです。
先日の診察時には以上の様な説明まではできなかったのでこの機会に御説明しまし
た。