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手術後の治療について

[管理番号:6795]
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳癌
症状:乳首の痛み

初めて相談させていただきます。

昨年、しこりに気づきましたが、その時は4ミリ。
生検はしていただけず、一年後の今年、7月中旬にマンモトーム生検をして、
8月(上旬)日に、トリプルポジティブ と診断をうけましたが、その時は、1.8ミリ。
リンパ節には転移を認められませんでした、その後、CT.PET.
MRI でも転移はありませんでしたが、8月(下旬)日に、温存で手術をしましたが、
病理検査では
浸潤性乳管癌 硬性型
浸潤径23ミリ
断片陰性
組織波及型 脂肪
脈管侵襲 リンパ1 血管1
核型 NG 3 HG3
センチネル 6.
level2 4.

今後の治療は、EC療法→
ドタキセルかパクリタクセル
分子治療薬 ハーセプチン
放射線 残存乳房 鎖骨領域
ホルモン治療 タモキシフェン

とフルコースになりました。
最初から、フルコースとは、言われてまし
たが、最初先生も早くいらして良かったとお話されてましたが、
いきなりステージも上がり、覚悟を決めて治療に専念して頑張ろうと思っていて、本来ポジティブに考える方ですが、
少しびっくりしてしまいました。

少しモチベーションを上げるため何か良いアドバイスなどあれば教えていただきたいのですが。
まだ、子供も小学生と中学生なので、どうにか頑張って生きたいと思ってます。

また、乳首の痛みが気になります。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「昨年、しこりに気づきましたが、その時は4ミリ。生検はしていただけず」
→本当に困ったものです。

 「小さいから経過を見ましょう」という医師には猛省してもらいたい。

質問の記載はないようですが、「センチネル 6.  level2 4.」という記載の意味が不明(リンパ節転移10個ということ?)ながらリンパ節転移が4個以上なら
1.鎖骨上を含めた放射線
2.抗HER2療法も(スタンダードである)アンスラサイクリン+タキサン

上記が必要となりますが、正しい治療方針がなされているようです。
抗HER2療法は再発率を半分としますので、頑張りましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問2 病院について】

性別:女性
年齢:42歳
病名:乳癌
症状:今後の治療方針について

田澤先生 御回答くださりありがとうございました。

リンパ節転移は、10個です。
また、
ki67は、40です。

脈管、血管侵入ありで、また悪性度も高く、進行転移性だと理解しており、またステージも高いので、インターネットでは、予後不良の文字が
目立ち心配しております。
こちらのサイトでも、この様な高リスクのタイプは見られない様なので、不安になります。

それでも、手術を終えて、フルコース治療で、転移、再発を予防することになりますでしょうか。
担当医の先生も、術前前よりも、深刻なニュアンスが増えた気がしてなりません。

また、治療の病院での乳癌の手術件数を見つけましたが、3aの患者さんは今までいないようですが、そのような病院で、今後のデメリットなどあるのでしょうか? 家から5分と、乳腺外科の先生が良いとのことで選びましたが、ステージがあがりだんだん不安がふえてしまいました。
放射線は、他の連携病院で受ける予定です。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

質問がないようですが…
コメントしておきます。

「こちらのサイトでも、この様な高リスクのタイプは見られない様なので、不安」
→考えすぎ。

 少なくとも江戸川病院では珍しくもなんともないですよ。
 だからといって、再発率がそんなに高いわけではありません。(特に質問者のようにHER2陽性であれば、十分に再発率は低くなります)