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浸潤性小葉癌の治療について

[管理番号:1900]
性別:女性
年齢:41歳
はじめまして。宜しくお願い致します。
右乳房に小さな3つのしこりがあり、扇形切除を行いました。
センチネルリンパ節生検の結果、リンパ節廓清も行いました。
術後の診察で「浸潤性小葉癌」と診断され、切り取った細胞の中に2ミリほどの癌が新たに発見されました。
ホルモン療法の効くタイプなので、10年間薬を飲むことと、プラスして3か月間の抗がん剤もかんがえた方が良いとの事でした。
今回の相談は、今後の治療方針についてです。
①放射線
②乳輪乳頭温存乳房切除術 
③全摘
が考えられると言われました。
浸潤性小葉癌は再発や転移しやすいと聞き、それならば全摘して安心したいという気持があるのですが、「放射線を選んで、再発した場合に切除する」のと、「すぐに全摘する」のでは大差ないのでしょうか?
全摘してしまえば転移などの心配はないのではないか?、放射線ならば再発したときには
他に転移してしまっているのではないか?など色々考えてしまい、決められずにいます。
①③それぞれのメリットデメリットなど教えていただけたらと思います
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
『「放射線を選んで、再発した場合に切除する」のと、「すぐに全摘する」のでは大差ないのでしょうか?』
⇒「大差」はありません。
 (乳房切除術に比して)乳房温存術が「温存乳房内再発のリスクはある」が「生命予後には影響を与えない」ということから、容認された治療法と言えます。
 つまり、「乳房内再発が出現してから全摘」しても「最初から全摘」と「生命予後は変わらない」のです。
 
「全摘してしまえば転移などの心配はないのではないか?、放射線ならば再発したときには他に転移してしまっているのではないか?など色々考えてしまい、決められずにいます。」
⇒勿論、そのように考えることは理解できます。
 ただし、「全摘」しても「遠隔転移の確率」はあります。
 「乳房内再発」したとしても「それを放っておかない」限り「他に転移してしまうリスクは少ない」ことで「乳房温存術は容認されている」のです。
 
「①③それぞれのメリットデメリットなど教えていただけたらと思います」
⇒①のメリットは「乳房を残せる」デメリットは「乳房内再発のリスクがある」
 ③のメリットは「放射線をかけなくても済む」「局所再発に怯えなくて済む」デメリットは「乳房を残せない」
 良く考えてみてください。
 この「メリットとデメリット」は初回手術時の「温存と全摘」のメリットとデメリットと全く同一です。

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