乳がん|乳がんプラザ

[管理番号:6370]
性別:女性
年齢:56歳
田澤先生、初めまして。
乳がん疑惑のある母(56歳)についての【質問】です。
まだ生検出来ておらず、完全に疑惑段階なのですが、、、
4月初旬に、母がセルフチェックで硬いごろっとしたシコリを発見、
5月初めに健診クリニックにてマンモとエコー、医師の所見で良性と言い切れないとのことで、自宅近くのブレストセンターがある大学病院へ、画像のCD-ROMとともに紹介状を書いてもらいました。
そして、昨日がその大学病院での初診だったのですが、、
マンモやエコーの画像持参にも関わらず、医師触診と再度のエコーのみ、枠が空いていないからという理由で3週間後に針生検、またその2週間後に結果説明だといわれました。
私どもとしては、自宅から近い大きな病院という理由なだけでこの大学病院を紹介していただきましたが、
幸か不幸か大変人気のブレストセンターのようで、この調子ではMRIや手術もさぞかし込み合っているのだろうと思うと、色々と不安しかありません。
生検の結果を聞くまでで1か月以上先、手術はさらに先なんて、精神衛生上悪すぎます。
大切な母親のことを思うと、私自身眠れない日々を過ごしており、毎日苦しいです。
【1】そこで、もっと早くに生検実施できる病院で針生検をしてもらえればいいのではと思ったのですが、、
大学病院のブレストセンターにて針生検をする前に、他院(例えば貴院)に針生検を求めるのはおかしいでしょうか?この場合は転院という形になるのでしょうか?(針生検は身体に少なからずダメージがあり、何度もするものではないと思うので…?)
【2】また、1つ目に行った健診クリニック発行のCD-ROMは自宅保管しており持参できるのですが、それでもやはり大学病院からの紹介状が必要でしょうか?
【3】過去質問から、貴院では初診から手術までは大体、1か月半-2か月ほどの時間がかかると拝見しましたが、術前期間に母を連れて旅行にいくのはどう思われますか?
(くだらなくてすみません、、仮に術後に化学療法が必要なタイプだとすると、なかなか行けなくなるのかと思い…いままで仕事や遊びにかまけて、母孝行してこなかったのでどこか暖かい国にでも一緒に行けたらと思ってます。)
腫瘤は、左胸1時の乳頭のすぐ近く、クリニックの見立てでは3cm、大学病院の見立てでは2cmだそうです。
(これは2cm以上3cm未満という認識?自ずとステージ2以上?)
見た目は楕円ではなく、境界があいまいな、いびつな形をしています。
白くないので石灰化はしていないのかと思います。
電子カルテには『IDC疑い』とありました。
【4】母は全摘を希望していますが、健側も摘出することは保険適応外となってしまいますでしょうか?
再建は特に希望していない⇒アンバランスになってしまうこと、そして何より再発を恐れているという理由からです。
【5】また、下記、シコリ発見よりも2か月ほど前から気になっていた点。
(乳がん疑惑によるバイアスはかかっていません)
この胸の腫瘤との因果関係(転移の可能性)はありえますでしょうか?
・毎日2時間ほどの散歩で足腰は鍛えていたはずの母が、最近よろけることが多くなった
・顔色も白目の部分が少し黄疸が出ている
・風邪をひいてるわけではないのにむせることが増えた。
ちなみに、母は36歳の時に自然閉経をしています。
(ストレス性と、当時の産婦人科医には言われたそうです。)
閉経頃から現在に至るまで、たびたび激しい頭痛に悩まされており、ボルタレンを頓服しています。
我慢を重ね、ストレスをため込むタイプなので、
今回のことも生検の結果が出るまで無駄にストレスを抱えてしまっていないか心配です。
長文となってしまいましたが、田澤先生よりご回答いただけますとまことに幸甚です。
何卒よろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
診断はついていませんが、
①50歳以上で新しくできた(であろう)シコリ。
②硬くごろっとしている。
上記からは、当然「乳がんを疑わなくてはならない」ことは間違いありません。(経過観察は不適切であり、確実な組織診で確定診断をつけることが必要です)
「他院(例えば貴院)に針生検を求めるのはおかしいでしょうか?」
⇒おかしくはありません。(どの段階でも、様々な事情で転院は行われるのです)
 
「この場合は転院という形になるのでしょうか?」
⇒1度受診(触診とエコー)されているので、手続き上は転院となります。
「また、1つ目に行った健診クリニック発行のCD-ROMは自宅保管しており持参できるのですが、それでもやはり大学病院からの紹介状が必要でしょうか?」
⇒まだ殆ど診察を行っていない段階だから紹介状は不要です。
 ただし、「手続き上」前医への報告(患者さん側からはキャンセル、転院先の病院からは報告書)は必要です。
「術前期間に母を連れて旅行にいくのはどう思われますか?」
⇒全く問題ありません。
「健側も摘出することは保険適応外となってしまいますでしょうか?」
⇒保険適応外です。
「この胸の腫瘤との因果関係(転移の可能性)はありえますでしょうか?」
⇒それは100%ありません。
 明らかに考え過ぎです。
 
 

 

質問者様から 【質問2 術前療法とオンコタイプDXについて】

性別:女性
年齢:53歳 
[管理番号:6370]
田澤先生、先日はご回答ありがとうございました。
手術や入院の前に実家の祖母を訪れたりしているうちに針生検の日がせまり、結局最寄りの大学病院にて生検を受け本日診断を受けました。
主治医から針生検のレポートをいただけず、メモならokとのことで下記項目をメモしました。
浸潤性乳管癌2.9cm ステージはⅡa
核グレード1
Er(+)90%
Pgr(+)30%
Her2 score1
Ki67 40-50%
上記の情報から、サブタイプはルミナールB Her2陰性と考えていいでしょうか?
主治医から提示された治療方針としては下記の通りでした。
1:術前抗がん剤+温存術+術後抗がん剤&ホルモン療法5年(それでも変形はするかもとのこと)
2:全摘+術後抗がん剤&ホルモン療法5年
主治医の説明では生存率はあまり変わらないとのことだったので、母としては、できることなら温存を希望しているようですが・・・
再発・局所転移・遠隔転移のリスクなども踏まえて本当に全摘と温存どちらでもいいと言えるのでしょうか?
主治医はホルモン療法が効くタイプの癌としつつも、温存の場合に術前にやるのは抗がん剤と言っていて術前ホルモン療法については言及されませんでした。
これはなぜなのでしょう?
ちなみに、自宅に戻っていろいろ調べていると、HR陽性且つオンコタイプスコア低の場合は、
ホルモン療法だけで抗がん剤併用した場合と同等の有効性があるというニュースを見つけたので、オンコタイプを受けることも考えていますが、どう思いますか?
まだまだ勉強不足で、よくわかっていないことも多いので、ぜひご意見いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「上記の情報から、サブタイプはルミナールB Her2陰性と考えていいでしょうか?」
→その通りです。
「再発・局所転移・遠隔転移のリスクなども踏まえて本当に全摘と温存どちらでもいいと言えるのでしょうか?」
→温存と全摘で異なる点は「温存乳房内再発だけ」です。
 遠隔転移再発は、どちらも同じです。
「術前ホルモン療法については言及されませんでした。」「これはなぜなのでしょう?」
→術前ホルモン療法にはエビデンスがありません。
 術前ホルモン療法中に病勢悪化の可能性もあるからです。
「オンコタイプを受けることも考えていますが、どう思いますか?」
→OncotypeDXは術後、手術標本でなくてはできません。
 





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