[管理番号:4817]
性別:女性
年齢:35歳
初めまして。
35歳、7年前と4年前に出産経験があります。
3月の人間ドッグで乳がん検査が再検査となりました。
現在、海外在住(医療先進国)です。
こちらで超音波をしたところ、担当医に深刻な顔で
再検査した方が良い、1、2週間なら良いけどそれ以降にならないように。
と言われました。
(後日来た結果には、3×6ミリの腫瘤を認めます。
サイズは小さいですが、念のため再検査してください。ときました。)
その翌週に日本に戻る予定がありましたので日本で細胞診を希望し乳腺科に行ったのですが、マンモと超音波の結果、老化による脂肪の塊で細胞診は必要ない、次回はまた1年後に。
という診断でした。
その時はホッとしてしまいそれ以上聞くことを忘れていたのですが、
こちらに戻って来てここ1ヶ月、胸の奥が痛み始めました。
また肩甲骨、小胸筋も慢性的に痛み、カイロに通っていますがよくなりません。
念のためこちらの病院で再検査をした方が良いでしょうか。
不安で潰れそうな毎日です。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
このメール内容で重要なことは
1.「海外の検診の結果(癌を疑う?)」と「日本の病院での診療の結果(異常無)」のどちらが正しいのか?
2.(ストレスによると思われる)女性ホルモンによる刺激症状を(癌の転移?と)心配⇒(そのストレスにより)更に症状悪化
「こちらに戻って来てここ1ヶ月、胸の奥が痛み始めました。また肩甲骨、小胸筋も慢性的に痛み、カイロに通っていますがよくなりません。」
⇒間違いなく、(ストレスによる)女性ホルモンによる刺激症状です。(そもそも、このような病気は絶対に存在しません)
きっと「癌かもしれない」という心配からくるストレスによる卵巣の機能不全でしょう。
そして、これらの症状を「癌の転移?」みたいに(1000%ありえませんが…)
余計な心配をして、「ストレスのスパイラル」に陥り、症状が増悪していると思われます。
「念のためこちらの病院で再検査をした方が良いでしょうか。」
⇒その方がいいですね。
日本の病院での超音波は「医師」が行っていますか?(マンモは、この大きさの腫瘤の診断には全く無意味です)
(もしも)技師のエコーを診るだけの診断ならば、注意が必要です。
♯(検診などの)スクリーニングはいいとして「要精査」となって受診しているのに(そこでも)「医師がエコーしない」のであれば、何のための精査なのか?(良く考えてみてください)