乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:1916]
性別:女性
年齢:38歳
初めまして。
いつもこちらを拝見させていただいています。
お忙しい中申し訳ありませんが是非相談させてください。毎日涙が溢れてしまい考えすぎて呼吸が苦しく、精神的に追いやられています。
以前右乳房に凝りがあり細胞針→3、組織針、MRIをしましたが中には気になる細胞もあるけど今すぐ対応しなくても大丈夫そうなので半年ごとの経過観察で大丈夫だろうとのことでした。
その間に3人目を妊娠。妊娠8ヶ月と産後二日目に母乳に血が混じりかかりつけの乳腺外科へ。続くようなら検査と言う事でしたがその後血が混じる事がなかったので授乳期を終えてから診察との事で授乳期が終わりすぐに先日一年振りの診察に行ってきました。
経過観察中の凝りは大きさも小さくなっていたので大丈夫だねと言われたのですが隣に影があるので細胞針しましょうと。
結果を聞きに行ったところ細胞針?4悪性の疑いでした。
次回は組織針、MRIを行います。
先生は始めは、疑いだからまだしっかり検査しなければ分からないよ。と言っていましたが、多分乳がんだろうと。
凝りもエコーで測った限りでは9㎜だからガンだったとしても早期。
他の凝りで通院していたお陰でみつかったんだよ。良かったって思わなきゃって励ましてくれましたが頭は真っ白。
途中から何を聞いていたのか覚えていません。
顔つきも悪くないからそこだけ採れば大丈夫!と。
そこで質問なのですが
①細胞針4はほぼ乳がん確定なのでしょうか。
②9㎜の影は全摘出しなくても大丈夫か?
再発を考えれば全摘出した方がいいのか。
先生ならどう助言されますか?
③抗がん剤は必要か?(髪の毛が抜けてしまう事が何よりも悲しいです。絶対に避けたいです。娘もママの髪の毛無くなっちゃうの?と泣いていました。)
④ガンとなったらどんな治療が必要になるか。
⑤母乳に血が混じっていたのは関係があるのか。
(主治医は関係あったならその後も血が混じっていたはず。関係はなさそうどの事でした)
⑥リンパの転移の可能性は?
診察もしているわけでもなくただ私の下手な説明だけで解答するのも大変だと思いますが一般的な考えで結構です。
誰にも相談できずただただ、毎晩旦那の前で泣く日が続いています。日がたつにつれてどんどん悲しくなってきます。
子どもや周りには明るく振る舞いとても苦しいです。
一番は抗がん剤治療の心配。
胸がなくなってしまったら子どもたちとお風呂に入れなくなってしまうのか。
先生、助けてください。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「疑いだからまだしっかり検査しなければ分からないよ。と言っていましたが、多分乳がんだろう」
⇒「細胞診のクラス4」は乳癌の可能性が高いと思います。
 細胞診は(病理医の傾向として)疑わしい位なら「クラス3」とすることが多いです。
 
「凝りもエコーで測った限りでは9㎜だからガンだったとしても早期」
⇒十分小さいです。
 早期で間違いありません。
 
「①細胞針4はほぼ乳がん確定なのでしょうか」
⇒(残念ながら)確定に近いと思います。
 
「9㎜の影は全摘出しなくても大丈夫か?再発を考えれば全摘出した方がいいのか。先生ならどう助言されますか?」
⇒(最終判断は)MRIを撮影して「拡がり診断」を確認してから
 と、なりますが、「9mmのしこり」であれば「温存できる可能性が高い」と言えます。
 
「抗がん剤は必要か?(髪の毛が抜けてしまう事が何よりも悲しいです。絶対に避けたいです。娘もママの髪の毛無くなっちゃうの?と泣いていました。)」「ガンとなったらどんな治療が必要になるか。」
⇒気持ちは解りますが…
 乳癌治療での選択は「進行度」ではなく、「性質(サブタイプ)」によって決まる
のです。(早期であっても抗がん剤の可能性はあります)
 質問者は「針生検」がこれからなので、まだ不明ですが「針生検すると判明」します。
◎サブタイプとは?
組織検査(針生検や手術標本)などで以下の3点を調べます。
・エストロゲンレセプターの発現(ER)
・プロゲステロンレセプターの発現(PgR)
・HER2蛋白の過剰発現の有無(HER2)
⇒これらの組み合わせで
●luminal type:(ER陽性、PgR陽性、HER2陰性) ホルモン療法が有効(更に増殖指数Ki67の値が低いAと高いBに分けます)
 ♯luminalA(Ki67低値)ではホルモン療法単独を、luminalB(Ki67高値)には(ホルモン療法に加え)化学療法も行う事が多い
●HER2 type:(HER2陽性のもの) ハーセプチンという分子標的薬と通常の抗癌剤の組み合わせを行う
●トリプルネガティブ:(ER陰性、PgR陰性、HER2陰性)通常の抗癌剤を行う
●トリプルポジティブ:(ER陽性、PgR陽性、HER2陽性)ホルモン療法と分子標的薬と抗癌剤の全てを行う
 ※正式名称はluminal B(HER2タイプ)と言います。
 
「母乳に血が混じっていたのは関係があるのか。(主治医は関係あったならその後も血が混じっていたはず。関係はなさそうどの事でした)」
⇒関係ありません。
 授乳中の一過性の「血性分泌」は無視してください。
 
「⑥リンパの転移の可能性は?」
⇒「9mm」であれば心配無用です。
○心配無用です。
 最も可能性の高いのは
 「乳房温存術」⇒「術後照射」+「ホルモン療法」です。
 余計な心配はしないで「心静かに」待ちましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、お忙しいところお返事ありがとうございました。
やはり乳がん可能性は大なんですね。
以前の凝りで二年前から半年に一度通っていただけにショックです。
でもそのお陰で早く見つけられたと思うようにしたいですがなかなか。。。
一年前に受診したときにはなかなった影が今回発見されたと言うことは進行がかなり早いのでしょうか?
確かに北斗晶さんも一年前の検診では大丈夫だったのにリンパにも転移してましたよね。。。生存確率も半分ぐらいでしたよね。私も?と不安な気持ちでいっぱいです。
がんの広がりで治療も決まるとのこと。
詳しくありがとうございました。
私はどのタイプになるのか不安で仕方がないです。
月曜日に電話で予約確認をすることになっついたのですが昨日病院から電話があり早い方が良いと言うことで連絡いただきました。
MRI.組織針は11日に決まりました。
早い方が良い?全てが悪い方にしか考えられない自分が嫌です。
もしも全摘出したら抗がん剤は免れますか?それもやはりがんの広がりによりちがうのでしょうか?
私のなかで抗がん剤が一番の悩みです。
先生がおっしゃられた治療ならがんばれるかもしれません。
今は色々不安を取り除いてくれる人とお話したいです。…
今でも抗がん剤治癒を頑張っている方が沢山おられるのに。
知識が全く分からず変な質問ばかりですみません。
気持ちを入れ替えて前向きに治療を頑張れるようになりたいです。
先生も毎日病院と質問返答とお疲れ様です。
今私のように悩んでいる方々のがここに来てこうやって返答してくださるのがどれだけ心強いか。
本当にありがとうございます。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「一年前に受診したときにはなかなった影が今回発見されたと言うことは進行がかなり早いのでしょうか?」
⇒1年間であれば普通です。
 そのために「1年に1回の検診が推奨」されているのです。
 
「もしも全摘出したら抗がん剤は免れますか?それもやはりがんの広がりによりちがうのでしょうか?私のなかで抗がん剤が一番の悩みです。」
⇒乳癌の治療は「局所療法」と「全身療法」に分けて考えてください。
○局所療法
 ①乳房全摘
 ②乳房温存+術後放射線
○全身療法
 ホルモン療法
 抗がん剤
 分子標的薬(ハーセプチン)
 ♯ これらのどれを行うかはサブタイプによって決まる(サブタイプについては前回の回答を参照してください)
★局所療法として①を選択するか②を選択するのかは『全身療法には全く無関係です。
 全身療法はあくまでもサブタイプによって決まる』のです。
 針生検で「サブタイプが判明」します。





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