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石灰化細胞診カテゴリー3診断後の生検について。

[管理番号:4580]
性別:女性
年齢:45才
初めまして。
よろしくお願い致します。
去年9月の検査(マンモグラフィー、エコー)で右胸に極小石灰化が見つかり、1年後にまた…と言われたのでしすが、1年後だと不安なので、「6ヶ月後に来ても良いですか?」と言うと、ではそうしましょう…という事になり、先日マンモグラフィーとエコーの検査を受けてきました。
結果は…「石灰化は増えても大きくもなっていないので大丈夫でしょう」と言われたので、ホッとしていたところ、「細胞診はした事なかったよね?」と言われ、急遽、細胞診をしました。
そして1週間後、「カテゴリー3」と言われました。
グレーゾーンと言われ、私も勉強不足で突然の事で良くわからず…
先生が「3,4ヶ月後にエコーで検査をしましょう。」と言うので、そのまま帰ってきてしまいました。
帰宅後、いろいろ調べていくとすぐにマンモトーム生検をした方が良い、という意見が多く…持って帰ってきた検査結果の専門用語が、とても怖く…がんの可能性がたかいのでは?と不安になりました。
こちらのQ&Aで石灰化の事が丁寧に書かれており、やはり早めにマンモトーム生検をした方が良いのではないかと思い悩んでおります。
今かかっているクリニックにはマンモトーム生検ではなくVACORAという機械で行うようですが、マンモトーム生検でなくても大丈夫なのでしょうか…?
他のマンモトーム生検を行っている病院を受診した方が良いでしょうか…?
今のクリニックに紹介状を頼めれば良いのですが…頼めない場合、他のクリニックを受診できるのでしょうか…?
その場合はまた最初から検査になってしまいますよね…
今のクリニックでは頼んで、はやめにVACORA生検を受けた方が良いですか?
(このクリニックには入院施設がないので、乳がんの場合は大きい病院へ紹介されるようです。)
もし、可能であれば田澤先生に診て頂きたいです…
どうして良いかわからず、支離滅裂な文章になりスミマセン…
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「そして1週間後、「カテゴリー3」と言われました。」
⇒細胞診には「カテゴリー分類」はありません。
 「クラス3」の間違いでしょう。
○まず「用語の訂正」ですが
 吸引式針生検には(私の知っている限り)現在3種類あります。
 1.マンモトーム
 2.VACORA
 3.CELERO
その中で「ステレオガイド下」として(マンモグラフィーでの)石灰化をターゲットとして使えるのは「マンモトーム」であり、これを「ステレオガイド下マンモトーム」と言います。
つまり、「ステレオガイド下マンモトーム」だけが「マンモグラフィーでの石灰化をターゲット」とする検査であり、
  「エコーガイド下マンモトーム」や「VACORA」「CELERO」は(同じ吸引式針生検ですが)全て「エコーでの所見をターゲット」とする検査なのです。
「VACORAという機械で行うようですが、マンモトーム生検でなくても大丈夫なのでしょうか…?」
⇒石灰化には(石灰化をターゲットとした)「ステレオガイド下マンモトーム」をすべきです。
「他のマンモトーム生検を行っている病院を受診した方が良いでしょうか…?」
「今のクリニックでは頼んで、はやめにVACORA生検を受けた方が良いですか?」

⇒(細胞診と同様にエコー所見をターゲットとする)「VACORA」ではなく(マンモグラフィーでの石灰化をターゲットとした)『ステレオガイド下マンモトーム」』をすべきです。
「もし、可能であれば田澤先生に診て頂きたいです…」
⇒もしも希望があるのであれば、「秘書メール」してください。(その際にはマンモグラフィー画像も添付してもらうと参考になります)
 「ステレオガイド下マンモトーム」は混んでいます。
 ただ、基本的に緊急性は無いので、そのあたりはご容赦ください。

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