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紹介状に記載されていても処置しないケース

[管理番号:13051]
性別:女性
年齢:41
病名:乳がん
症状:
投稿日:2025年09月05日

田澤先生はじめまして。
約3週間前に、針生検の結果乳がん(ルミナールB、9㍉、取ってみて浸潤していたら
ステージ1、浸潤がなければステージ0)と診断を受けました。

ここで、相談に至った経緯をお伝えします。

母と父方祖母も乳がん罹患者で遺伝の可能性も高いと思っていたので、血液の分泌があった時点で、近所にある、大学病院で長年ご活躍されていた先生が独立されたクリニックを受診しました。

初診のエコーで、乳首の真裏くらいにしこりがあること、分泌された血液からはがんの成分は検出されなかったことから、おそらく乳管乳頭腫だと思われるが、家族のことも含め、徹底的に調べた方が良いと言われてMRIを撮りました。

結果、針生検までやった方が良さそうだから、と母も手術をした大学病院を紹介して頂きました。(以前はこのクリニックで生検をされていたそうですが、最近はお歳なので、この時点で紹介状を書かれるようになったそうです。)

その時点でわたしは、乳頭付近に9㍉程度の乳管乳頭腫と思われるしこりがある、と認識をしています。

大学病院では、7月中旬に初診があり、「うちは予約が取りづらいため、念の為押さえておきましょう。」「手術の空きによりますが、このスケジュールで行くと9月末か10月頭に手術になります。」とバーっとスケジュールを押さえられ、
7月末にエコーとCTを撮り、8月初めに「乳頭の裏に9㍉大のしこりがある。」と言われ、針生検をした、というのが、ここまでの流れです。

ここからなのですが、初めてクリニックを訪れたのが6月でMRIを撮ったのが6月中旬、針生検の結果が出たのが8月中旬。
次回(8月末)は術式を決めると言われていたのですが、術式を決めるにあたって、
「MRIを撮ってから2カ月近く経っていて、Ki-67が75%と高値のためMRIとCTを撮りたい。」と言われました。
シフト勤務で休みづらいため、初診で押さえたスケジュールから予定外、しかも直近で2日休むのは難しいと伝えた所、それならCT(前回から1カ月)と言われました。

しかし、こちらのサイトで勉強した所、それであればMRIなのかな、と思ったので、職場全体に乳がんであることを公表して、結局両方受けました。

その結果8月末の術式を決める日に、「もう1つ検査したいものが見つかったため、
その結果を待ってから手術をします。」「これが悪性だった場合、2つある場合は温存ができないので全摘出になります。」と言われました。

先日、新たに見つかった生検(4㍉と小さいため吸引になりました)をして、現在結果待ちです。

生検の際に、「位置から考えて、最初にクリニックで言われていたのはこちらだと認識していたし、改めてMRIの画像を見ても、素人のわたしでも、ここにあるって思って見てみると、造影剤が反応しているように見えるんですが。」と疑問を伝えました。
すると、「元々紹介状に「2つある」って書いてありますよ。」という回答。「最初に見ていた方が大きかったから、そちらを優先したんじゃないですかね。」と。
大学病院かつ、こちらもシフト制で受診する曜日がバラバラだったため、毎回違う先生に診てもらってきましたが、たまたま初診で診て頂いた先生からのこの発言に驚きました。

長くなりましたが、ここからが質問です。

①「1つ」の認識だったため疑いもしませんでしたが、元々紹介状にも書いて頂いていたのに調べないってことはあるのでしょうか?

②調べなかった結果、後から見つかったかのような説明を受け、また検査をして、手術自体も後ろ倒しになっています。劇的に大きくなることはないのかもしれませんが、Ki-67の数値が高く悪性度が高いという説明を受けているため、「明らかな浸潤は認められない」という結果が、浸潤に変わる(そうすると、術後の治療の選択も変わってくる)など、病状の説明と治療への向き合い方に矛盾を感じています。こういった疑問や不信感は、誰にどのようにぶつければよいのでしょうか?

住んでいる地域では、症例数も多く、有名な病院なので、患者数が多すぎて対応が追いついていないのだと思いますが、よくあることなのかが気になっています。

お忙しい所申し訳ありませんが、ご教授頂けますでしょうか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①「1つ」の認識だったため疑いもしませんでしたが、元々紹介状にも書いて頂いていたのに調べないってことはあるのでしょうか?
→本来、それが治療に影響すると推測される場合(つまり今回も、温存可能なのか?
のために必要なわけですが)は同時進行すべきです。
ただ、それが質問者のおっしゃるように「住んでいる地域では、症例数も多く、有名な病院なので、患者数が多すぎて対応が追いついていないのだと思います」のような弊害がおきているのでしょう。
「毎回違う先生に診てもらってきました」というのも、そのような「弊害の素」とも言えます。

②調べなかった結果、後から見つかったかのような説明を受け、また検査をして、手術自体も後ろ倒しになっています。劇的に大きくなることはないのかもしれませんが、Ki-67の数値が高く悪性度が高いという説明を受けているため、「明らかな浸潤は認められない」という結果が、浸潤に変わる(そうすると、術後の治療の選択も変わってくる)など、病状の説明と治療への向き合い方に矛盾を感じています。こういった疑問や不信感は、誰にどのようにぶつければよいのでしょうか?
→申し訳ありませんが…

そんな誰が責任をもってやっているのか不明な病院では「誰にも」ぶつけられないのが実情です。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/23
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