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ルミナルAの化学療法追加について

[管理番号:12951]
性別:女性
年齢:45
病名:右乳房浸潤がん
症状:健診で発見されるまで無症状でした。
投稿日:2025年08月04日

田澤先生、初めまして。
乳がんが発覚してからこちらのサイトで勉強させて頂きました。ご多忙の中、貴重な情報配信を頂き心より感謝いたします。

2025年4月の定期健診の乳腺超音波検査で右乳房に早期の浸潤がんが見つかり、6月に温存手術を受けました。

【詳細】
腫瘍サイズ: 1.4cm
サブタイプ: ルミナルA
※術後病理時点ではAとBの中間とのことでしたが、後に実施したオンコタイプDXの結果ルミナルAで確定しました。
グレード: 3
ki67: 20(Hot spot)
術式: 乳房温存手術+センチネルリンパ生検※術中迅速検査でセンチネルリンパ節1個に1.5mmの微小転移が見つかり切除しましたが、リンパ郭清は実施しませんでした。
ステージ: 1

病理結果が出た際にグレードが高いため抗がん剤治療を追加するか迷う状況とのことで、オンコタイプDXを実施しました。

【オンコタイプDXの結果】
再発スコア: 16
5年遠隔再発率: 6%
化学療法の上乗せ効果: 2.7%

主治医の見解では再発スコアが一桁の場合は抗がん剤は明確に不要、20以上の場合は抗がん剤を勧めるが、16というスコアは非常に微妙であるため、患者の希望によって治療方針を決定するとのことでした。

抗がん剤が必須ではなく、上乗せ効果と抗がん剤治療の負担とQOLの低下を天秤にかけた結果、抗がん剤はやらずに3週間の放射線治療とタモキシフェンの服用(5年)という選択をしました。

ただ、主治医から「遠隔再発したら治ることはなく、抗がん剤を変えながら、最終的には死に至る」「今のタイミングががんを根治する最初で最後のチャンスですよ」
「後に遠隔再発した時、あの時抗がん剤をやっていればと後悔するかも知れないですよ」という説明を受け、恐怖と不安でいっぱいになりました。

その一方で「もし気が変わったらその時から抗がん剤を始めることも可能です」「抗がん剤をやってみて本当にきつければリタイヤもできますし」という説明も受け、何が正しいのか混乱してしまいました。

田澤先生は、私のようなケースで抗がん剤は必要だと思われますか?ぜひご意見を頂ければと思い、投稿させて頂いた次第です。

どうぞ宜しくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

田澤先生は、私のようなケースで抗がん剤は必要だと思われますか?ぜひご意見を頂ければと思い、投稿させて頂いた次第です
⇒「お知らせ」にあるように…

OncotypeDXの解釈は私は「今週のコラム269回目」に記載したものとなります。

つまり抗癌剤は不要、tamoxifen+LH-RHagonistとなります。

「だけど、主治医はこういった」というような質問には回答しませんので、追加質問のないようにお願いします。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/8/19
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