[管理番号:12531]
性別:女性
年齢:39
病名:左乳がん
症状:
投稿日:2025年03月03日
昨年12月に左胸乳癌が発覚し、それ以来先生の動画等拝見させていただきご意見いただけたらなと思い書き込みさせていただきます。
2月に左胸全摘、センチネルリンパ生検、ティッシュエキスパンダー挿入を行いました。
病理の結果が出て今後の治療方針を主治医の先生から伺いました。
左乳がん 閉経前 浸潤性乳管癌
pT1c※pN0(i +)(sn)cM0 stage I
センチネルリンパ節にはitcが認められたとの事です。
乳管内病変が主体の広範な病変で広がりは95×43mmで複数箇所に浸潤巣を認める。最大の物で11mm大です。
脂肪組織、リンパ管への癌細胞侵入あり。
MIB -1 index 44.5%
切断断端 陰性
2通りの薬物療法を提案していただきました。
①タキサン系薬剤+抗HER2療法 4コース→アンスラサイクリン 4コース→抗HER2治療 14コース
②ドセタキセル(タキサン系薬剤)+カルボプラチン(白銀製剤)+抗HER2治療 6コース→抗HER2治療12コース
化学療法終了後はタモキシフェン療法を開始。
②は副作用がきついけれど抗がん剤による心不全のリスクを回避できると聞きました。
主治医の先生も悩みどころだと言っておられ持ち帰って考えることになったのですが、先生ならどちらの治療法を選ばれるでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。 田澤です。
2通りの薬物療法を提案していただきました。
①タキサン系薬剤+抗HER2療法 4コース→アンスラサイクリン 4コース→抗HER2治療 14コース
②ドセタキセル(タキサン系薬剤)+カルボプラチン(白銀製剤)+抗HER2治療 6コース→抗HER2治療12コース
化学療法終了後はタモキシフェン療法を開始。
②は副作用がきついけれど抗がん剤による心不全のリスクを回避できると聞きました。
主治医の先生も悩みどころだと言っておられ持ち帰って考えることになったのですが、先生ならどちらの治療法を選ばれるでしょうか?
⇒どちらでもありません。
ITCはpN0相当なのでリンパ節転移なしのanti-HER2 therapyとして
TC(docetaxel+cyclophosphamide)+trastuzumab を勧めます。(上記①はpN+の時に私なら提案します。その場合にはtrastuzumabに更にpertuzumabを加えますが)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/26
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