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ki67の値とオンコタイプDXの結果について

[管理番号:11743]
性別:女性
年齢:35
病名:
症状:
投稿日:2024年04月17日

乳がんと診断され不安な中でこのサイトを見つけ、いろいろと勉強をし落ち着いて治療を進めることができています。

2023年12月初旬 乳がんと診断
2024年1月下旬 乳房温存手術
    3月上旬 病理結果
浸潤経 9×5mm
ER、PRともに強陽性
HER2 fish陰性
Ki67 60%(術前は69%)
ly0v0

病理結果を受けて主治医からは早期のためホルモン療法だけでもいいと思うが、Ki67が高値のため抗がん剤をやるかどうか判断するためにもオンコタイプDXを勧められました。その結果が

再発スコア 10
9年遠隔再発率 3%(AIまたはTAM単独)
化学療法の上乗せ効果 <1%

となり、抗がん剤はやらないことになりました。Ki67が高かったため抗がん剤をやることを覚悟しておりましたがまさかの結果に驚いています。

Ki67は線引きが曖昧、病理医によって変動がある、ルミナールAとBを分けるためにあ
る、Ki67が40を超えている場合は抗がん剤をすすめるということをこちらで学びました。

わたしの場合、Ki67が高く、それだけ見れば抗がん剤は必須のように感じましたがオンコタイプDXで低リスクと出ました。Ki67とオンコタイプDXの結果に乖離があるように思えるのですがオンコタイプDXを信じてもいいのでしょうか。

お忙しいところかとは思いますがよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

わたしの場合、Ki67が高く、それだけ見れば抗がん剤は必須のように感じましたがオンコタイプDXで低リスクと出ました。Ki67とオンコタイプDXの結果に乖離があるように思えるのですがオンコタイプDXを信じてもいいのでしょうか。
⇒勿論です。

OncotyepDXを行わない場合には「他に、判断の根拠が無いので」便宜的にKi67を用いるだけです。
★因みにOncotyepDXは(Ki67も含め)21遺伝子の発現で統計処理しているので(Ki67単独と比較するのは)あまりにも失礼ですよ。

私の経験上、PgR強陽性の場合RSが低い傾向があるように思います。(質問者は私から見ればLow Riskで何ら不思議ではありません)

オンコタイプDX

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/26
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