[管理番号:11696]
性別:女性
年齢:54歳
病名:
症状:
投稿日:2024年03月26日
はじめまして、こんにちはいつもコラムやQ&Aで勉強させていただいています。
2024年2月末 乳がん確定診断
3月上旬 MRIとPET検査
遠隔転移なし
エコーと上記の検査で画像上ではリンパ節転移なし
生検の結果が今日出て
腫瘍径17.4mm×12mm×14mm
右乳がんTC1
ステージ1
ルミナールタイプ
ERとPgR 陽性
HER2 陰性
グレード3
ki67 43%
手術予定日が5月(下旬)日となっております。
お聞きしたいのはグレード3でki67も高値なので、もう少し早めに手術を受けるべきなのか。
もう一つの病院では5月(上旬)日に手術予定を入れることができるかもしれないとのことです。
今はリンパ節に転移はしていなさそうですが増殖が早いタイプのようなので手術を待つ間に転移しないか心配です。
もちろん手術してみないと転移の有無は分からないとは思います。
私のルミナールのタイプはBになるんでしょうか?
ki67が43という数値はオンコタイプDXを受けた方がいいのですよね?
主治医からは抗がん剤も受けなければいけないかもと言われていますが
抗がん剤の治療をするとなると薬剤はどのようなもので何回くらいの治療になりますか?
手術は温存で大丈夫ではないかと言われています。
温存だと放射線とホルモン治療も追加ということですよね。
グレード3でki67が43%ということなので全摘の方が後々の再発リスクは下げられるでしょうか?
色々と迷っています。
どうぞよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
私のルミナールのタイプはBになるんでしょうか?
ki67が43という数値はオンコタイプDXを受けた方がいいのですよね?
⇒シンプルに
OncotyepDXの結果low risk なら「ルミナールA相当」 high riskなら「ルミナールB相当」なのです。
是非、受けましょう。
主治医からは抗がん剤も受けなければいけないかもと言われていますが
抗がん剤の治療をするとなると薬剤はどのようなもので何回くらいの治療になりますか?
⇒TC T(docetaxel) C(cyclophosphamide) 4回です。
手術は温存で大丈夫ではないかと言われています。
温存だと放射線とホルモン治療も追加ということですよね。
⇒「温存+放射線」=「全摘」であり (術式選択は)全身療法である「ホルモン療法や抗癌剤」とは無関係です。
グレード3でki67が43%ということなので全摘の方が後々の再発リスクは下げられるでしょうか?
⇒無関係 考えすぎ
シンプルに「画像上温存可能なら」温存も選択できるし、OncotyepDXの結果で抗癌剤をするかどうかを決めましょう。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/6
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質問者様から 【質問2】
ルミナールb 抗がん剤について
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳がん
症状:
投稿日:2024年04月07日
先日はお忙しい中回答いただきありがとうございました。
生検の結果
ER + Allred\’s total score 7
Proportion score 5
pgR + Allred\’s total score 4
Proportion score 2
HER2 Score 0
ki67 43%
腫瘍径 19mm
グレード3 Ly0 V0
ルミナールB ステージ1
田澤先生はTC療法で良いとお答えいただきました。
主治医はパクリタキセル・アブラキサン・ドセタキセルのいずれか1種類とECかTC療法の組み合わせで治療を行っているようです。
ルミナールbだとTC療法だけではダメなのでしょうか?
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
田澤先生はTC療法で良いとお答えいただきました。
主治医はパクリタキセル・アブラキサン・ドセタキセルのいずれか1種類とECかTC療法の組み合わせで治療を行っているようです。
ルミナールbだとTC療法だけではダメなのでしょうか?
⇒まだ術前ですよね?
そもそも抗癌剤するかどうか?は術後に「手術標本でOncotyepDXをしてから」判断しましょう。
★抗癌剤をするのかどうか?も不明なのに、そのレジメンをあれこれ考えるのは全くナンセンス!
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/16
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