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ホルモン治療薬飲むか飲まないかの選択について

[管理番号:9214]
性別:女性
年齢:54歳
病名:浸潤性小葉癌
症状:
投稿日:2021年2月24日

おはようございます。
最近こちらのサイトをみつけて拝見させて
いただくようになりました。

54歳の女性です。

昨年、12月に検診で乳癌がみつかり、
乳頭に近く、散らばりやすい小葉癌の可能性があったので、
今年1月(下旬)日に右乳房全摘術?センチネルリンパ節生検を受けました。

先日、2月(中旬)日に組織検査のお話があり、
浸潤性小葉癌、ステージ1c、
腫瘍径11mm×6mm、
リンパ節転移なし
脈管侵襲なし
MIB-1 : 20%

ホルモン治療薬を、閉経後なのでアナストロゾールを服用する事を勧められました。

10年生存率が80%後半から91.2%に上がるとの事と54歳で、例えば80歳ならそんなに勧めないけれど、ステージ1cだし、との事でした。

リンパ節転移なく、脈管侵襲もなかったので、
また、小葉癌はおとなしいと聞ききますし、
再発の危険性はあまりないのでは?薬の効果が副作用を上回るのか?という疑問があり主治医の先生もどうされますか?と私の判断に委ねるかんじでした。
薬は21日分もらってかえり、飲み始めて3日目ですが、まだ迷っています。

飲む必要があるのかお伺いしたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

組織診のもらったコピーは以下の通りです。

診断
Breast,right,手術
Invasive lobular carcinoma

所見
hyperchromatic類円形腫大した核を有したN/C比の増加した好酸性polygonalな胞体のcancer cellが、線維性間質を伴う、索状、
indian file状に浸潤増生し、比較的境界明瞭な腫瘤を形成しています。
上記診断と考えます。

浸潤径11mm×6mm,乳管内進展巣を含めた径
11mm×6mm,pT1c,Ly0,V0,波及度f,EIC-,
Comedo component-,nuclear atypia 2点,
mitotic counts 1点, nuclear grade:Grade 1, tubule formation 3点,
histological grade: Grade Ⅱ

[追加報告]
E R : 85%, E R判定基準:J-score Score 3b,
PgR : 90%, PgR判定基準:J-score Score3b,
HER2: 0, MIB-1 index: 20%

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

普通にホルモン療法を勧めるべき状況です。
ホルモン療法を勧めない根拠が全く不明
★副作用については、実際に内服してから考えましょう。

 
 


 

質問者様から 【結果2 】

ご回答ありがとうございました。
性別:女性
年齢:54才
病名:浸潤性小葉癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

 主治医の先生もアロマターゼ阻害薬を飲むようすすめてくださいましたが、副作用が気になり、2〜3%ぐらいの上のせ効果ならば飲まなくても良いのではないか?と私がとても悩んでしまったという、事の次第です。
 さて、アナストロゾールを内服始めて13日目になります。特に急激な体調の変化などありません。
本当に悩んでおりましたので田澤先生にご回答をいただけまして、ありがたい気持ちでいっぱいです。

<Q&A結果>

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

浸潤性小葉癌ステージ1c術後ホルモン療法について
性別:女性
年齢:54歳
病名:浸潤性小葉癌
症状:
投稿日:2021年3月7日

田澤先生へ
質問①
ご回答いただきましてありがとうございました。

気になることがあり知りたいので、教えて下さい。

「普通にホルモン療法を勧めるべき状況です。」のお言葉ですが
脈管侵襲なしですが
腫瘍径11mm×6mmでステージ1cだからでしょうか?

質問②
脈管侵襲なしでも目には見えない小さな癌細胞が体のどこかにある可能性があるのでしょうか?

質問③
ルミナルAタイプと思われるから、
ホルモン療法が効果があるから「普通に勧めるべき状況」なのででしょうか?

(手術後結果)
浸潤径11mm×6mm,乳管内進展巣を含めた径
11mm×6mm,pT1c,Ly0,V0,波及度f,EIC-,
Comedo component-,nuclear atypia 2点,
mitotic counts 1点, nuclear grade:Grade 1, tubule formation 3点,
histological grade: Grade Ⅱ
[追加報告]
E R : 85%, E R判定基準:J-score Score 3b,
PgR : 90%, PgR判定基準:J-score Score3b,
HER2: 0, MIB-1 index: 20%

質問④

浸潤性小葉癌用ではないと書いてありましたがPredictのページで
ホルモン療法を5年した場合の10年後生存率を調べてみました。

よくわからないところともありましたが
手術のみは91%
ホルモン療法をした場合は92%でした。

1%の上のせ効果でも副作用より効果が上回っているでしょうか? 

質問⑤
アナストロゾールを飲み始めてから以前から手指の関節の痛みや腫れや変形がありましたが、最近新たに右の小指と左の人差し指が痛く、腫れて来ましたので整形を受診しました。
レントゲン撮られて、関節が腫れていて骨がズレているという事で今、消炎症剤をぬっております。
アナストロゾールは飲んでいていいです。
と言われました。

ホルモン治療薬飲む事でへパーデン結節の症状は加速しますか?

質問⑥
癌は何が起こるかわからないから、アナストロゾールを飲んでおいて、副作用が出たとき考える。
という選択が一番よいという事でしょうか?
申し訳ありません どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

根本的に勘違いされているようです。
★大前提として
「余程の事情が無い限り」ホルモン陽性では、ホルモン療法を行う という事をご理解いただければいいように思います。

「質問①「普通にホルモン療法を勧めるべき状況です。」のお言葉ですが
脈管侵襲なしですが
腫瘍径11mm×6mmでステージ1cだからでしょうか?」

⇒冒頭のコメントでご理解いただけますね?(繰り返しますが)余程の事情が無い限り「ホルモン陽性であれば、ホルモン療法を行う」のが当たり前なのです。

「質問②
脈管侵襲なしでも目には見えない小さな癌細胞が体のどこかにある可能性があるのでしょうか?」

⇒脈管侵襲は全く無関係。

 癌で有る以上、再発のリスクはゼロではありません。

「質問③
ルミナルAタイプと思われるから、
ホルモン療法が効果があるから
「普通に勧めるべき状況」なのででしょうか?」

⇒ご理解いただけましたね?
 ホルモン感受性が陽性であれば「余程、特殊な事情が無い限りホルモン療法を勧めないことはない」これは乳腺外科医の99%にとって常識なのです。

「質問④
浸潤性小葉癌用ではないと書いてありましたがPredictのページでホルモン療法を5年した場合の10年後生存率を調べてみました。
よくわからないところともありましたが
手術のみは91%
ホルモン療法をした場合は92%でした。
1%の上のせ効果でも副作用より効果が上回っているでしょうか? 」

⇒Predictを100%信用する理由がありません。

「質問⑤
アナストロゾールを飲み始めてから
以前から手指の関節の痛みや腫れや変形がありましたが、最近新たに右の小指と左の人差し指が痛く、腫れて来ましたので整形を受診しました。
レントゲン撮られて、関節が腫れていて骨がズレているという事で今、消炎症剤をぬっております。
アナストロゾールは飲んでいていいです。と言われました。
ホルモン治療薬飲む事でへパーデン結節の症状は加速しますか?」

⇒因果関係は不明です。
 ただ、改善しない時には「試しに休薬してみる」は有りですね。

「質問⑥
癌は何が起こるかわからないから、アナストロゾールを飲んでおいて、副作用が出たとき考える。
という選択が一番よいという事でしょうか?」

⇒今までの回答でご理解いただけたことと思います。
 ご参考に。

 
 


 

質問者様から 【結果4 】

ホルモン治療薬について
性別:女性
年齢:54歳
病名:浸潤性小葉癌
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]

ご回答の方、いただきましてありがとうごさいました。
アナストロゾールを飲み始めて
約一月になります。
指の関節が痛いぐらいで他に
体調の変化はありません。病院での肝機能の検査結果も良く、引き続き飲む事になりました。
先生のおっしゃったとおり
副作用が出た時考えるようにします。
ありがとうございました。

<Q&A結果>

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