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腺様嚢胞ガン全摘手術後の治療について

[管理番号:9213]
性別:女性
年齢:55
病名:腺様嚢胞癌
症状:ステージ2a 核グレード1 K i-67 10% 腫瘍径4×4 乳管内進展8×7 ER 10% PgR 0% AgR 0% FOXA1 20% GATA-3 30% HER2-0% 背景乳腺は萎縮調とカルテにあります。
投稿日:2021年2月24日

はじめまして。

手術後こちらのQ&Aを知り、田澤先生の詳細な説明を読むにあたり手術前に先生に出会っていればと思いました。
お忙しい中お手数ですがご回答頂けますととても助かります。

よろしくお願いいたします。

2/(上旬)右乳房全摘(乳頭を残す予定でしたが乳頭にもガン細胞があり切除、右脇から斜めに乳頭部分まで傷があります)、センチネルリンパ節生検、同時再建、現在エキスパンダーを入れてます。
転移なし。

手術後病理検査の結果から「腺様嚢胞ガン」診断確定の話があり、腫瘍があった範囲が広いので今後の治療は、経口抗がん剤のゼローダを3週間飲んで1週間休みの1クールを半年~1年勧められてます。
再建はゼローダと並行して行う予定です。

腺様嚢胞ガンは転移、再発は稀で予後がいいので田澤先生のQ&Aでは無治療、ネットの学会発表、ガイドラインなどでも無治療が多いとあるので、予防としての抗がん剤の治療を受けるのを迷ってます。

主治医の話では、範囲が広いので目に見えないガン細胞があるかもしれない、やらなくてもいいが年齢や再発した時に後悔するかもしれない、自分の家族なら絶対にやらせる、手術後何もしないよりは軽い抗がん剤をした方がいい、やるなら早い方がいい、との説明です。

①先生でしたら、私の場合の補助療法はどのようにお考えでしょうか。
また主治医の説明に対してどのようにお考えでしょうか。

②無治療でしたら、転移、再発のリスクはどの程度でしょうか。

③補助療法をするならどのような治療(どんな薬をどの位の期間など)を勧めますか。

④ もし再発または他の部位でガンになった場合また腺様嚢胞ガンになる可能性はあるのでしょうか。

⑤ゼローダを服用した場合の、副作用、どの程度再発リスクを下げられるのかデータなどがありましたら教えてください。

⑥30年位前に、卵巣嚢腫で左卵巣と卵管を切除してます。
今回の腺様嚢胞乳がんと因果関係は考えられますか。

⑦手術の際にエキスパンダーの中に100cc入ってます。
手術後は内出血と痛みがひどく、内出血が良くなるとともにだんだん痛みもひいてきましたが、エキスパンダーの下や周囲がまだ痛みます。
この痛みはエキスパンダーが入っている限り仕方がないのでしょうか。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「今後の治療は、経口抗がん剤のゼローダを3週間飲んで」
⇒適応外!!

 決して行ってはいけない治療です。(添付文章をネットで探して読んでみてください)

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

腺様嚢胞ガン全摘後の治療について
性別:女性
年齢:55
病名:腺様嚢胞ガン
症状:
投稿日:2021年3月7日

田澤先生前回はご回答ありがとうございます。

ゼローダ、腺様嚢胞ガンに関して、投稿後にQ &Aを拝読しました。
大変失礼しました。

補助療法について再度ご回答頂けると幸いです。
お忙しい中お手数ですがよろしくお願いいたします、

1. Q&Aに腺様嚢胞ガンは無治療と回答されてたと思いますが、腫瘍が広範囲であってもゼローダ適用外、無治療と考えてよろしいでしょうか。

2. もし田澤先生が私の症状で補助療法を勧める場合、どのような療法を勧めますか。

3.補助療法なし、無治療の場合完治と考えてよろしいのでしょうか。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

まず、私の前回の回答を(大変、残念ながら)ご理解されていないことに(少なからず)ショックを受けています。

ゼローダの添付文章見ましたか?
 (以下、コピペ)
 
4. 効能又は効果
○手術不能又は再発乳癌
○結腸・直腸癌
○胃癌

解りましたか??
 「腫瘍が広いとか広くない」とか、「ステージがどうこう」とは全く無関係に、
(質問者のように)「術後の再発予防では決して使ってはいけない=適応外」であることが、明確ですよね??

★ 手術不能又は再発乳癌の意味をよく考えてください。
★★ 実際に「適応外」なのに、「それを勧めてくる」主治医の意図は何なのか??
 「確信犯」なのか?(単に)「無知」なのか?

「1. Q&Aに腺様嚢胞ガンは無治療と回答されてたと思いますが、
腫瘍が広範囲であってもゼローダ適用外、無治療と考えてよろしいでしょうか。」

⇒上記通り。
 今度こそ、ご理解お願いします。

「2. もし田澤先生が私の症状で補助療法を勧める場合、どのような療法を勧めますか。」
⇒無論、無治療
 ガイドラインにも「極めて良好な予後を理由に、本特殊型に対してはトリプルネガティブ乳癌であっても腋窩リンパ節転移陰性であれば化学療法は行わなくてもよいだろう」という記載があります。

「3.補助療法なし、無治療の場合完治と考えてよろしいのでしょうか。」
⇒無治療であることと、完治であることは意味が異なります。

 あくまでも「極めて良好な予後=再発率が極めて低い」という意味であり、厳密に「完治なのかどうか?」は「実際に10年後、20年後に判明する」ことなのです。