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オンコタイプDXを受けるかどうか

[管理番号:2300]
性別:女性
年齢:50歳
今月初旬に右乳房全摘手術を受け、病理結果が出ました。
(術前化学療法なし)
顕微鏡的には充実腺管癌
3×1.5×2.5cm大の結節性病変を認める
ER>95%
Pgr>95%
Her2 -
Ki67 5%
核異形度 G1
リンパ節転移なし(SLN:0/4 non-SLN:0/3)
脈管侵襲および神経周囲浸潤は見られない
ここまでは比較的おとなしいタイプなのですが、脂肪組織及び乳輪直下の皮膚への浸潤が認められるとあり、病期がⅢBとなってしまいました。
主治医の説明としては、腫瘍が乳頭に近いうえ、私が痩せ型なので、皮膚へ浸潤してしまったとのこと。
全摘したので、脂肪や皮膚にがん細胞は残っていないはずだか、閉経前であること、ガイドラインを考慮して、TC4クールの後、ホルモン療法を提案されました。
私自身としては、がんのおとなしさに比べ、TCの副作用がきつすぎるような印象を持っています。
主治医も、サブタイプとステージの乖離を考慮してか、オンコタイプDXを考えてもいい、とおっしゃっていますし、オンコタイプで低リスクとされ、抗がん剤を回避できるならそれに越したことはないと考えます。
そこで、田澤先生にお尋ねしたいのは、
① 私の場合、ホルモン療法に加えてTCを行なった場合の上乗せはどの程度か。
② この病理結果で先生の患者さんなら、TCを積極的に勧められますか。
③ 私の場合、オンコタイプDXを受けるメリットは相対的に大きいでしょうか。
以上、お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT2(3cm?), pN0, NG1, luminal A(Ki67=5%)
「ここまでは比較的おとなしいタイプなのですが、脂肪組織及び乳輪直下の皮膚への浸潤が認められるとあり、病期がⅢBとなってしまいました。」
⇒あまり関係ありません。
 実質は2Aでしょう。
 
「主治医の説明としては、腫瘍が乳頭に近いうえ、私が痩せ型なので、皮膚へ浸潤してしまったとのこと。」
⇒私も同意します。
 この様なケースは「枚挙にいとまない」ことです。
 何も特別な事ではありません。
 
「全摘したので、脂肪や皮膚にがん細胞は残っていないはず」
⇒その点は同意します。
 
「閉経前であること、ガイドラインを考慮して、TC4クールの後、ホルモン療法を提案されました。」
⇒ここは、全く賛成しません。
 luminalAでリンパ節転移無で「化学療法は不要」と思います。
 
「① 私の場合、ホルモン療法に加えてTCを行なった場合の上乗せはどの程度か。」
⇒3%です。
 
「② この病理結果で先生の患者さんなら、TCを積極的に勧められますか。」
⇒勧めません。
 
「③ 私の場合、オンコタイプDXを受けるメリットは相対的に大きいでしょうか。」
⇒小さいと思います。