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左乳頭からの出血

[管理番号:7798]
性別:女性
年齢:53歳
病名:
症状:左側の乳頭から搾ると血性の分泌液が数日出ている。

初めて質問させていただきます。
現在53歳です。

10日くらい前に左乳頭をセルフチェックしていた際に透明な液体が出てきたことが気になり、ずっと搾っていたら薄い黄色の液体がほんの少量ずつで続け、最後に鮮血がありビックリして搾ることをやめました。

翌日、乳腺クリニックを受診し、乳管が傷ついた事によるものだと診断されました。
マンモグラフィとエコーとマンモテック(10~400の間)で問題ないとのことでした。
一応安心はしたのですが、搾ると微量の出血がまだ続く為、癌なのではないかと心配しています。
さらに乳頭造影などの検査を念の為しておいたほうが良いのでしょうか?また傷んだ乳管を少しでも搾ると出血が続くのでしょうか?
教えてください。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

乳頭分泌(特に血性だと)、過剰反応される方が多いようです。
まずアドバイスするとしたら「血液」に驚かない事!(「血液が出たから一刻も早く受診しなきゃ」的発想は止めましょう)

最近掲載したばかりの「あるあるQ」の『51 「血性分泌=癌?」という発想は止めましょう。(ネットで煽っているのかもしれませんが…)重要なのは「単孔性」と「継続性」です。』を熟読ください。

「翌日、乳腺クリニックを受診し、乳管が傷ついた事によるものだと診断」
⇒この診断は根拠に乏しいように思います。
 (おそらく)その根拠は「エコーとマンモに異常がない」ことと、「分泌液中CEA(マンモテック)が高くない」ことなのでしょうが、それは「ある程度の大きな病変が無い」ことを表しているだけであって、(十分小さな)「乳管内病変がない」ことを示しているわけではないのです。
 ★さらに、ある種の大病院ではMRIも追加することでしょう。(無駄!)

つまり、現時点では「乳管が傷ついていることが原因とは言い切れない」ことが解りましたが、それでは(質問者の心配しているような)病変が疑われるかと言うと…

それも根拠がありません。

それでは「乳管内病変を疑う状況」とは??

1.分泌が単孔性であること(これについてこのメールには記載はありませんが、どうなのでしょうか?)
2.分泌が継続性であること その医師のいうように「乳管が傷ついただけ」であれば、(手足の傷が治るように)乳管の傷も治癒して分泌も無くなることでしょう。
(逆にいうと、継続性=傷ではない=乳管内病変を疑う なのです)

「搾ると微量の出血がまだ続く為、癌なのではないかと心配」
⇒最低でも1か月(できれば3か月)継続するのか?確認しましょう。

 ここで言う「継続」とは、「出たり出なかったり」ではなく「絞ると必ず出る状態(100発100中)」の継続のことです。(勘違いしないようにしましょう)
 つまり、3日連続して出たとして、4日目に絞ってみたら出なかった=継続ではない。
 なのです。

「乳頭造影などの検査を念の為しておいたほうが良いのでしょうか?」
⇒上記通り、「継続」した場合に考えましょう。

 今週のコラムの『今週のコラム 36回目 もしも本当に「乳管内病変が存在」すれば、「浮きの方から沈んでくれる」ので心配ありません。』をよく読んでください。

「また傷んだ乳管を少しでも搾ると出血が続くのでしょうか」
⇒そもそも「痛んだ乳管」なのか不明。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

乳頭分泌液について
性別:女性
年齢:54歳
病名:
症状:右側乳頭の1箇所より黄色の分泌液が絞ると毎日2~3滴は出ます。5ヶ月近く続いています。
投稿日:2020年1月21日

田澤先生お世話になります。

前回乳頭分泌で質問をさせていただいたものです。

昨年9月に血性の分泌がありましたがそれについては止まりました。

右側の乳頭の一つの穴から出る黄色の分泌液については未だ継続しています。
毎日絞れば必ず2~3滴は出てきます。

先日、前回経過観察と言われていた病院で3ヶ月ぶりに診察を受けたのですが、エコーと、マンモグラフィで異常がないと言われました。
心配だと伝えると大きな病院でMRIをとるよう言われ現在その結果待ちです。
医師にはもしかしたら小さな乳管内乳頭腫があるのかもしれないと言われています。

①乳管内乳頭腫は将来その近くの乳管内に乳癌ができる可能性が高いと聞きましたが必ず癌になるというわけではないのでしょうか?
②乳癌になる可能性が高いのなら、手術して摘出したいと思っています。
今回の検査で何もうつらなかった場合、画像でみえるようになるくらいまで待っておいてよいのでしょうか?
将来乳癌になるのではないかと心配しています。
お忙しいところ申し訳ありませんが
よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

前回の抜粋
『★さらに、ある種の大病院ではMRIも追加することでしょう。(無駄!)』

「①乳管内乳頭腫は将来その近くの乳管内に乳癌ができる可能性が高いと聞きましたが必ず癌になるというわけではないのでしょうか?」
→勿論、その通り。必ず乳癌が発生するわけではありません。

 正確に言うと…
 同一乳管内に乳管内病変が多発しやすく、それは乳頭腫だったり(時には)乳癌だったりするわけです。

「今回の検査で何もうつらなかった場合」
→MRIなど無意味な検査(冒頭の抜粋を参照)

 そうではなく、本当に乳管内病変を確認するのであれば「乳管造影」することです。
 単孔性で継続性があるようなので、乳管内病変の可能性はあります。



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