[管理番号:1375]
性別:女性
年齢:33才
お世話になります。
31才で出産し、10ヶ月前まで授乳しておりました。
今年7月に、まだ母乳のような分泌物があり、乳首に痛みがあることが続き、診察し
ていただきました。
乳首は皮膚炎症でリンデロンを処方、念のため触診とエコーで乳癌検査もしていただ
きました。
母乳がまだ残っている箇所があるが、全く心配はないとのことでした。
最近、左の乳輪(乳首の上あたり)の奥に米粒のようなものがあることに気づきまし
た。かなりの指の力でおすとわかるようなものです。つーんとした左胸の痛みも気に
なり、再度病院にいったところ、触診で乳癌の類ではない、と言われ安心していたの
ですが、精密検査を受けたほうがいいのでは、と家族に忠告され心配になりました。
やはり、再診すべきでしょうか。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
実際に診察している訳ではありませんので、あくまでも私の「診療経験から」お話します。
結論として「心配無い」と思います。
乳輪の奥の「米粒のようなしこり」と言う方を「幾人となく」診察してきましたが、
「最も多いのは、乳腺の端の硬さ」です。
「富士山のような火山を想像」してみてください。 乳腺は、そのような形をしてい
ます。「その頂上」は「尖っていない」ですよね。「火口部のヘリ」が丁度「乳輪の
裏」にあたります。
その「へり」は上から触知すると「硬く粒状」に触知するのです。
○乳輪直下の乳腺がどうなっているのか?は「手術をしている私には手に取るように
解る」のです。
回答
「再度病院にいったところ、触診で乳癌の類ではない、と言われ安心していた」
⇒7月に「超音波もしている」わけだし、心配無いと思います。
「やはり、再診すべきでしょうか」
⇒必要ないと思います。
少し様子を見ましょう。
自己検診を時々行うと「正常な乳腺に指が慣れて」気にならなくなると思います。