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乳癌検診の結果

[管理番号:7187]
性別:女性
年齢:34歳
病名:
症状:

田澤先生
毎日毎日不安です。

宜しくお願い致します。

断乳後、2年になりますが、
母乳は絞ればまだ出ます。

線維腺腫、乳腺症について教えて下さい。

今年も毎年行っている乳癌検診へ行ってきました。

毎年同じ医師に見てもらっております。

そこで気になるものがあり、不安で仕方ないです。

マンモグラフィ(4D)とエコー触診でしたが、
マンモグラフィには映らず、エコーで乳頭付近に境目が分かりづらい?でも平たく丸ってぽく、中身は白?グレーがかっている血流が少しあり、固さも少し硬い
医師が言うのには
『乳腺症、または線維腺腫かな』
と言われました。

半年後また見てみて大きくなっているよう
なら生針検をしようか。

と言われました。
大きさは7ミリです。

癌の可能性を聞くと、
「癌の可能性は低い、大丈夫、線維腺腫だよ」と言われましたが
半年後、実は癌でした!なんてことがあるんじゃないか?と今から不安で不安で仕方ありません。

私にはまだ2歳半の子どもがおり、癌になるわけにはいかない。

ネットで調べると、
『血流ありのものは癌』というふうに書いてあったりするので
やはりそうなのかなと。

不安でしたので、
そのまま違う乳腺外科へ、
やはり最初の医師と同じ回答でした。

質問1、乳腺線維腺腫に血流はありますか?

質問2、乳腺線維腺腫に多少の固さはありますか?

質問3、もし、線維腺腫だったら七ミリの線維腺腫は癌になったりしますか?

質問4、乳腺外科の医師がいうように詳しい検査(針刺したり)をしないで経過観察でいいんでしょうか?

質問5、医師が言うには半年後大きくなっているようなら生針検しよう。
と言われましたが、
それは、線維腺腫が癌の可能性もあるからでしょうか??

田澤先生のお話が聞けたら
少しは安心します。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

物事はシンプルに考えましょう。

良性→癌となることは(癌→良性となることも決してないように)絶対にありません。

良性と言われていたのに、(半年後)「癌と言われた」というcaseがあるとすれば(決してあってはいけないことですが)それは、(最初の)診断が間違っていただけにすぎません。

「質問1、乳腺線維腺腫に血流はありますか?」
→あります。
 特に30歳代であれば、血流はあっても「何ら不思議ではない」ことです。

「質問2、乳腺線維腺腫に多少の固さはありますか?」
→当然。

「質問3、もし、線維腺腫だったら七ミリの線維腺腫は癌になったりしますか?」
→良性は癌にはなりません。(もしも「本当に」線維腺腫だったら、「未来永劫」癌にはなりません)

「質問4、乳腺外科の医師がいうように詳しい検査(針刺したり)をしないで経過観察でいいんでしょうか?」
→「いいか、悪いか」ではありません。

 その医師がいうように「可能性は低い」ようですが(逆に言えば)「癌の可能性もゼロではない」ということです。
 
 「確率が低いから(針は怖いから)経過観察がいい」と思う人も、★「少しでも癌の可能性があるのであれば、(心配だから)100%確定診断つけたい」と思う人もいらっしゃるわけです。
 どちらが正しいとか誤りではなく、「その方の価値観」の問題です。

「質問5、医師が言うには半年後大きくなっているようなら生針検しよう。と言われましたが、それは、線維腺腫が癌の可能性もあるからでしょうか??」
→勿論!

 癌の可能性がゼロなら「半年後、経過観察も不要」となりますよね?

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