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7.9ミリの乳がん

[管理番号:7565]
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

 
 

質問者様の別の質問

新たな管理番号としました。

質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。

管理番号:8388「再発転移の可能性

 
 

半年前に5ミリの濃縮嚢胞と診断されたのですが、半年後の検診で2ミリ大きくなっているということで、細胞診をしたら、7.9ミリのクラスVの浸潤性乳管癌(充実型)という結果が出たので、PET、MRI、組織診をして、今は結果待ちです。

母、母の姉が乳がんの経験があり、私にも娘が2人いるので遺伝性のものでは、と色々心配です。

結果待ちで転移も心配です。
遺伝性のものでは、やはり転移、再発の可能性は高いのでしょうか?ステージ1でも、全摘になるのでしょうか?
抗がん剤治療もやる可能性は高いのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

まずは、1cm以下の早期発見、おめでとうございます(乳癌になったことは不幸といえますが、早期発見こそ最大の治療なのです)
この世の中には「7mmでは小さすぎて上手くさせないかもしれない」などと言って経過観察しようとする「ふとどき(失礼!)な医師」が溢れているので、きちんと診断してもらえたことに感謝しましょう。

ただ・
7.9mmの癌でPETを撮るか???(失礼しました)

「結果待ちで転移も心配」
⇒0とは言いませんが…
 99.99%無駄な心配です。
 ご安心を。

「遺伝性のものでは、やはり転移、再発の可能性は高いのでしょうか?」
「ステージ1でも、全摘になるのでしょうか?」

⇒考えすぎ!

 そもそも遺伝性なのかは遺伝子検査(BRACAnalysis)しなければ解りません。(これは再発乳癌にしか適応がないので、通常は行いません)

「抗がん剤治療もやる可能性は高いのでしょうか?」
⇒サブタイプをみない限り、それは解りません。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

7.9ミリの乳がんで質問したその後
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

以前、7.9ミリの乳がんで質問した者です。

結果が出て、今後の治療方針を決めるにあたり、大至急田澤先生のご意見をお聞きしたく、質問させていただきます。

結果
6×5×6㎜大のenhancement massがあります。
浸潤性乳管がんと思われます。
連続するように末梢に索状の造影効果が認められ乳管内での病変の広がりと思われます。
全体では24×14×32㎜の範囲になります。
病変最乳
頭端から乳頭までは31㎜程度です。
他、悪性を疑う所見はありません。

腋窩にLNsの所見がありますが、積極的に転移を疑うものではありません。

という報告書でした。

これは、しこりの大きさで見てステージ1ということでいいのでしょうか?
温存手術で大丈夫と言われたのですが…。
大丈夫でしょうか?

サブタイプは、
ER スコア3b 占有率90%以上
PgR スコア3b 占有率約60%
her2陰性スコア1+
ki67 10.2%
核異型度 グレード1

で、ホルモン療法とのことでした。

この結果で、温存手術で大丈夫かということ、リンパへの転移の可能性、再発率の割合をどのように考えますか?
PET検査は異常なしでした。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「これは、しこりの大きさで見てステージ1ということでいいのでしょうか?」
⇒そのようです。

 「6×5×6㎜大のenhancement mass」⇒「浸潤性乳管がん」(の大きさ)
 「全体では24×14×32㎜の範囲」⇒「乳管内での病変の広がり」

 実際に画像を見ていませんが、記載は上記のようです。(乳管内の拡がりはステージとは無関係)

「温存手術で大丈夫と言われたのですが…。大丈夫でしょうか?」
⇒実際に画像を見ていない私ではなく…(責任をもってコメントすることは不可能)

 「温存で大丈夫」と言った主治医を信用しましょう。

「リンパへの転移の可能」
⇒画像で転移所見がないこと、腫瘍径が小さいことを考え合わせると「5%以下」だと想像します。

「再発率の割合」
⇒(Ki67の値を信用すれば…本来「手術標本で評価すべき」)OncotypeDXで言えばlow riskとなり、
 『今週のコラム 188回目 このデータを見ても、まだ「リンパ節転移があると(ルミナールAでも)化学療法が必要だと思いますか??」』を参照してもらえば9yBCSSは98%になります。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

再度質問させてください。
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

以前質問させていただいた際にサブタイプを載せたのですが、手術後の病理検査でサブタイプの数値など変わることはよくあることなのでしょうか?
ルミナールAと言われたのが変わり、抗がん剤治療になる、ki67の数値が高くなるなどあるのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「手術後の病理検査でサブタイプの数値など変わることはよくあることなのでしょうか?」
⇒ER,PgR,HER2が変わることは殆どありません。

「ルミナールAと言われたのが変わり、抗がん剤治療になる、ki67の数値が高くなるなどあるのでしょうか?」
⇒(針生検で)10.2%だから、可能性は低そうです。(手術標本でそもそもKi67を測定しない施設もあり)

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

手術まで不安です。
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

手術日が今月(下旬)日に決まりました。
…が、私の乳がんの大きさで本当に
温存可能なのか?術前検査と術後の病理検査が変わってステージやグレードが上がるのではないか?と不安でいっぱいです。
また、手術までに転移しているのではないか?も心配です。

最終的には術後の病理検査の結果で判断するのでしょうが、術前の検査の結果で見て、私の癌の再発率などの予後はどうなのでしょうか?
怖くて不安でたまりません。

お忙しいとは思いますが、田澤先生のお考えをお聞きしたいです。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

質問?内容が同じようです。

「私の癌の再発率などの予後はどうなのでしょうか?」
⇒前々回の回答のコピペ

「再発率の割合」
⇒(Ki67の値を信用すれば…本来「手術標本で評価すべき」)OncotypeDXで言えばlow riskとなり、
今週のコラム 188回目 このデータを見ても、まだ「リンパ節転移があると(ルミナールAでも)化学療法が必要だと思いますか??」』を参照してもらえば9yBCSSは98%になります。

 
 

 

質問者様から 【質問5 】

手術まで不安です。
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生、お忙しい中同じような質問をしてしまい申し訳ありませんでした。
不安な毎日で、同じようなことばかり考えては悩んでしまっていました。

再度質問させてください。

①私の乳がんのしこりの大きさ、拡がり、乳頭からの距離を見て、田澤先生も温存手術が可能と思われますか?場所は右側乳房の外側9時方向です。
形はやはり崩れてしまうのでしょうか?

②コラムなど拝見させていただきましたが…私の乳がんはそこまで再発率は高くないと考えて大丈夫なのでしょうか?根治できると思って大丈夫なのでしょうか?

③術前のサブタイプやグレード、ki67が、術後に変わる可能性があるということは、しこりの大きさで変わるのですか?しこりが小さければ変わる可能性は低いのでしょうか?変わるとしたらどのくらいの割合で変わるのですか?
田澤先生の言葉に救われている一人です。

お忙しいところ、申し訳ないのですが、先生のお考えをお聞かせ下さい。
よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
申し訳ありませんが…
同じ質問には同じ回答となります。

「①私の乳がんのしこりの大きさ、拡がり、乳頭からの距離を見て、田澤先生も温存手術が可能と思われますか?」
⇒実際に画像を見ていない私ではなく…(責任をもってコメントすることは不可能)

 「温存で大丈夫」と言った主治医を信用しましょう。

「形はやはり崩れてしまうのでしょうか?」
⇒「安全なマージン+整容性」をもって「温存できる」となるのです。

「私の乳がんはそこまで再発率は高くないと考えて大丈夫なのでしょうか?
⇒⇒(Ki67の値を信用すれば…本来「手術標本で評価すべき」)OncotypeDXで言えばlow riskとなり、
 『今週のコラム 188回目 このデータを見ても、まだ「リンパ節転移があると(ルミナールAでも)化学療法が必要だと思いますか??」』を参照してもらえば9yBCSSは98%になります。

「根治できると思って大丈夫なのでしょうか?」
⇒100%ではありません。
 その確率が98%だということです。(上記)

「③術前のサブタイプやグレード、ki67が、術後に変わる可能性があるということは、しこりの大きさで変わるのですか?」
⇒無関係

「変わるとしたらどのくらいの割合で変わるのですか?」
⇒サブタイプ(Ki67以外)は殆ど変わりません。
 グレードは(サブタイプよりは)変わります。(それ程、気にしていないから数字は不明)
 Ki67は(術前CNBと手術標本で)完全に一致することは殆どありません。

 
 

 

質問者様から 【質問6】

7.9ミリの乳がん
性別:女性
年齢:42歳
病名:
症状:

以前質問させていただいた者です。

手術が終わりました。

癌は取りきれたとのことです。
温存です。

センチネルリンパ節に微小転移がありました。

1ミリの4分の1の大きさと聞きました。

4つ取り、あとは転移はなかったとのことです。

しこり自体小さく画像上転移が見られなかったので、安心していたので、びっくりしたのと、今後の治療や予後が不安です。

術前検査の結果を受け、このような転移があることは、今後の治療や予後、再発率にどう影響するのでしょうか?
1センチ以下の早期発見と思っていたので、動揺しています。
不安しかありません。

この場合、ステージは上がるのでしょうか?
また、センチネルリンパ節微小転移のため、4つ取ったとのことですが、腋窩リンパ節郭清はしていないということです。
この場合、浮腫の心配はいらないのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

「術前検査の結果を受け、このような転移があることは、今後の治療や予後、再発率にどう影響するのでしょうか?」
⇒微小転移は予後に影響を与えません。
 ご安心を。

「この場合、ステージは上がるのでしょうか?」
⇒浸潤径が2cm以下なら1Bとなります。

 pT1(2cm以下)pN0, pStage1a
pT1(2cm以下)pN1mi, pStage1b

「また、センチネルリンパ節微小転移のため、4つ取ったとのことですが、腋窩リンパ節郭清はしていないということです。この場合、浮腫の心配はいらないのでしょうか?」
⇒通常は起こりません。
 ご安心を。

 
 

 

質問者様から 【質問7 】

微小転移の予後
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

いつも丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。

先日、センチネルリンパ節の微小転移について質問させていただきましたが、再度質問させてください。

①微小転移の場合、予後に影響しない、とのことですが、その場所の予後とはどう捉えたら良いのでしょうか?
微小転移があったことで、ステージが上がってしまいますよね?
ステージが上がるということは、再発率や生存率に影響するように思うのですが…。

②私の場合、術前検査では、ステージ1a。
術後はステージ1b。
それは再発率はどのくらい変わるのでしょうか?
③1センチ以下のしこりでセンチネルリンパ節微小転移があることは、
可能性的には低いようですが、それは悪性度や進行が速いタイプなのでしょうか。

 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

「微小転移があったことで、ステージが上がってしまいますよね?ステージが上がるということは、再発率や生存率に影響するように思うのですが…。」
⇒1aと1bは同じ1です。
 変わりません。

「②私の場合、術前検査では、ステージ1a。術後はステージ1b。それは再発率はどのくらい変わるのでしょうか?」
⇒変わりません。
 規約上ステージ1をaとbに分けているだけです。

「③1センチ以下のしこりでセンチネルリンパ節微小転移があることは、可能性的には低いようですが、それは悪性度や進行が速いタイプなのでしょうか」
⇒無関係。

 
 

 

質問者様から 【質問8 】

病理検査の結果が出ました
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

病理検査の結果が出ました。

結果、病変が2つありました。

1つはエコーに写っていたもので、術前に針生検をしたもの。

8ミリ硬癌、グレード2、HER22+で追加の検査中、ホルモン強、ki67 は20%でした。

もう1つは病変の広がりの中にあったもので、術後の病理検査でわかったもの。

6ミリ乳頭腺管癌、グレード1、HER2陰性、ホルモン強、ki67 は5%でした。

脈管侵襲なし、センチネルリンパ節の微小転移は0.25の基準を下回っていて、0.17だったため転移なしのステージ1と言われました。

普通は乳頭に向かって広がりがあるようですが、私の場合は外側に向かっていたようで、珍しいと言われました。

この場合、再発や予後に影響するのでしょうか?
やはり田澤先生から見ても珍しいものですか?
また、癌が2つあったことに関してはどのように捉えたら良いのか不安しかありません。
このようなことはやはり珍しいものですか?
針生検した8ミリの癌は術前検査ではHER21+で陰性でした。
これはあまり変わらないとのことでしたが、今回2+で結果待ちです。

また、ki67 も20%で高くなっていて、主治医の先生も抗がん剤を迷っていました。
HER2が陰性だった場合はオンコタイプをお願いする予定ですが、20%は中間リスクですか?また陽性だった場合は、オンコタイプをしてもあまり意味がないとのことでしたが、その場合は抗がん剤決定ということになるのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

「脈管侵襲なし、センチネルリンパ節の微小転移は0.25の基準を下回っていて、0.17だったため転移なしのステージ1と言われました。」
⇒0.2mm以下はITC(isolated tumor cell)となり(臨床的に)pN0(リンパ節転移なし)の扱いとなります。
 おめでとうございます。

「この場合、再発や予後に影響するのでしょうか?」
⇒考えすぎ。

「やはり田澤先生から見ても珍しいものですか?」「このようなことはやはり珍しいものですか?」
⇒全く、そんなことはありません。

「また、癌が2つあったことに関してはどのように捉えたら良いのか不安しかありません。」
⇒再三、コメントしているように…
 「多発」は全く予後と無関係!
 「足し算」ではないのです。(あくまでも「最大径」がステージを決定します)

「20%は中間リスクですか?」
⇒OncotypeDXしなければ解りません。

「また陽性だった場合は、オンコタイプをしてもあまり意味がないとのことでしたが、その場合は抗がん剤決定ということになるのでしょうか?」
⇒その通り。
 HER2陽性は抗HER2療法(分子標的薬+抗がん剤)となります。

 
 

 

質問者様から 【質問9 】

病理検査の結果出揃いました
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

いつも質問に答えてくださり、ありがとうございます。

またいくつか質問させてください。

病理検査の結果が全て出ました。

her2 2+でfish0.9で陰性でした。

この結果を受けて、私の無再発生存率はどの位でしょうか?
ki67 が20%で抗がん剤を迷っています。

ルミナールタイプとは言われましたが…。

抗がん剤を迷っているので、まだ術後治療を始められない状況です。

オンコタイプdxをお願いするつもりではいたのですが、オンコタイプをしても中間の場合があるということの説明を受け、迷ってしまいました。
中間だった場合はまた迷いが出てしまいそうです…。

田澤先生なら、ki67 が20%なら中間としてオンコタイプdxを勧めますか?
また、中間だった場合は抗がん剤をやった方がいいですか?
乳がん認定看護師の方には、やる人は1%でもリスクが下がるならやると聞きました。
また、her2 2+ということは、her2 タイプの要素がある
から再発リスクは高めと言われました。
また、グレードも2に上がってしまったし、抗がん剤やった方がいいのかも、と言われました。

この場合はやはり抗がん剤をやった方がいいのでしょうか?
認定看護師の方と話をしてから悪いことばかり言われてしまい、不安で不安でたまりません。
やはり、私は再発リスクが高いのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答9】

こんにちは。田澤です。

根拠のない話で踊らされるよりも、確かな方法(OncotypeDX)をお勧めします。

「この結果を受けて、私の無再発生存率はどの位でしょうか?」
⇒それは解りません。
 OncotypeDXすると解りますよ。

「中間だった場合はまた迷いが出てしまいそうです…。」
⇒その必要はありません。

 現在、OncotypeDXは「中間リスク」という考え方ではなく、RS=25で分けています。

 質問者の年齢からは
 19<RS≦25 はLH-RHagonist併用で RS≧26ならば抗がん剤 でいいと思います。

「田澤先生なら、ki67 が20%なら中間としてオンコタイプdxを勧めますか?」
⇒当院だとKi67≦20まではホルモン療法単剤とし、21<Ki67≦40はグレーゾーンとしてOncotypeDXを勧め、Ki67>41の場合には抗がん剤を勧めています。

 質問者の場合は迷うならOncotypeDXすべきです。

「ただしまた、中間だった場合は抗がん剤をやった方がいいですか?」
⇒上記通り(中間リスクという考え方は、廃れてきています)

「her2 2+ということは、her2 タイプの要素があるから再発リスクは高めと言われました。」「また、グレードも2に上がってしまったし、抗がん剤やった方がいいのかも」
⇒根拠がない。
 全く抗がん剤を勧める理由にはなりません。

 
 

 

質問者様から 【質問10 】

オンコタイプDX
性別:女性
年齢:42歳
病名:乳がん
症状:

いつも丁寧に質問に答えて下さり、ありがとうございます。

その後、オンコタイプDXをお願いし、結果が出ました。

今後の治療について質問させてください。

再発スコア9、9年遠隔再発率AIまたはTAM単独3%、化学療法の上乗せ効果<1%という結果を受けて、抗がん剤はやらないことに決まり、タモキシフェンの服用が始まりました。
主治医の先生からは、来月からLH-RHagonistも併用すると言われました。
それをやることで、更年期症状が強く出ると聞きました。

オンコタイプの結果で、TAM単独で3%とありますが、LH-RHagonistを併用することで、再発率が下がるなどのメリットはあるのでしょうか?
それとも、タモキシフェンとLH-RHagonistの併用での3%ということですか?
この結果の場合、無治療の場合の再発率はどのくらいまで上がるのでしょうか?薬の副作用が強い場合には無治療になるようなので…。

これから、放射線治療も始まります。
これから詳しい説明があるようです。
回数は、25回から30回。
ただ、今は回数を少なくすることもできる、というようなことも聞きました。

通常の25回程の場所と、少ない回数16回位?の場合のメリット、デメリットを教えてください。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答10】

こんにちは。田澤です。

「LH-RHagonistを併用することで、再発率が下がるなどのメリットはあるのでしょうか?」
⇒SOFT試験からLH-RHagonistの併用による効果(上乗せ)は「35歳以下」もしくは「化学療法閉経から回復した方」となっています。
 その意味では「42歳である質問者に対して、(少なくとも)数字で示される程の上乗せ効果はない」と言えます。(つまりメリットはない)

「通常の25回程の場所と、少ない回数16回位?の場合のメリット、デメリットを教えてください。」
⇒少ない方が「通院の手間が減る=メリットがある」
 少なくても「温存乳房内再発率に影響を与えない=デメリットはない」

 ★メリットがあり、デメリットが無いので「寡分割照射が承認された」のです。