乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7546]
性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:

初めて質問をさせていただきます。

6月〇日に江〇川病院にて左乳房全摘・左腋窩リンパ郭清(レベル Ⅰ.Ⅱ )の手術をしていただきました。

ノルバデックスを7月4日から服用しています。
「目が疲れやすい・時々胸焼けっぽくなる・両下肢(ふくらはぎ)のだるさ(右下肢は妊娠中に静脈瘤になった経緯もあるので余計に)」がありますが、他はほぼ普段と変わらない生活ができています。

オンコタイプDXの結果次第で抗がん剤治療(TC)をする可能性があります。
その前に虫歯治療をと思っていますが、注意する事はありますでしょうか?親不知に虫歯があるので、抜歯をしなければいけません。
普段通っている歯科医で問題ないでしょうか?

また、風邪などひいた際もかかりつけの内科で問題ないでしょうか?

(硬がん)
pT2N1miM0 Stage ⅡB
ER→10%以上高度
PR→10%以上中程度
HER2→2+(FISH陰性)
MIB‐1→37%
ルミナールB、グレーゾーンでした。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「その前に虫歯治療をと思っていますが、注意する事はありますでしょうか?」
→特にありません。

「親不知に虫歯があるので、抜歯をしなければいけません。普段通っている歯科医で問題ないでしょうか?」
→勿論問題ありません。
 せっかくだから「OncotypeDX結果待ち」の間に行っておくといいでしょう。

 ★万が一、抗がん剤をすることになった場合、抜歯が先となります。

「また、風邪などひいた際もかかりつけの内科で問題ないでしょうか?」
→その通りです。
 特別なことは一切ありません。
 ご安心を。

(硬がん)
pT2N1miM0 Stage ⅡB
ER→10%以上高度
PR→10%以上中程度
HER2→2+(FISH陰性)
MIB‐1→37%
ルミナールB、グレーゾーンでした。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

性別:女性
年齢:41歳
病名:
症状:硬がん

前回は明快なご回答をいただき、ありがとうございました。
無事に通院・抜歯も終わりホッとしました。

今回は病理検査報告書の内容で気になる箇所があったので、質問をさせて下さい。

【病理検査の結果】
Invasive ductal
carcinoma(scirrhous)the left
breast.

Maximum invasive tumor size. 24㎜
(maximum tumor size as a whole.
62㎜)

Histologic grade 2: Nuclear
grade 1
Structural atypia score 3:
Nuclear atypia score 2
Number of mitotic figures <5/10
HPF
Fibrotic focus ー:Skin invasion
ー:Fat invasion +:Tumor necrosis
in the invasive tumor ー:Tumor
infiltrating lymphocyte ++:ly.1
v.0:Perineural invasion ー:Non-
invasive component + (60% non-
comedo type with/without
necrosis intermediate grade)
Mammary Paget.

腫瘍は浸潤性乳管癌であり、E‐H列にかけて存在し、浸潤癌成分はF/G列に認める。

lymph node 1/5 (maximum tumor
size<1㎜ ) pT2N1miM0 Stage ⅡB
ER.PR→陽性:HER2→2+(FISH陰性)
MIB‐1→37%

【質問①】
Maximum invasive tumor size 24㎜,maximum tumor size as a whole
62㎜ですが、これは「E‐H列の乳管内62㎜に非浸潤の癌細胞が散在している、そのうちF/G列に24㎜の浸潤がある」という見方であっていますでしょうか?

【質問②】
最大腫瘍径が62㎜と聞いて動揺しております。
毎年欠かさずエコーとマンモグラフィーをしていました。
しこりは触れることなく、エコーでは乳腺症っぽい、マンモグラフィーでは問題なし(医師が保管している結果には、良性の石灰化ありとの記載がありました)と言われ画像も見せて頂いていたので、なおさら驚いております。
顕微鏡的に腫瘍径が大きかったということなのでしょうか?だいぶ前から浸潤せずに乳管内に散在していた可能性があるということでしょうか?
病理の結果に《 Non-invasive
component + (60%. non-comedo
type with/without
necrosis.intermediate grade)
Mammary Paget.》と記載がありましたが、これはしこりを触れない乳癌と関係がありますか?この結果の見方について、ご教授頂けますでしょうか?

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

まずは、同じ病理医からのレポートのようなのでまずは『今週のコラム 193回目 順番としてはEC x 4 → DTX x 4 → PMRT となります』をご参照ください。

「【質問①】Maximum invasive tumor size 24㎜,maximum tumor size as a whole
62㎜ですが、これは「E‐H列の乳管内62㎜に非浸潤の癌細胞が散在している、そのうちF/G列に24㎜の浸潤がある」という見方であっていますでしょうか?」

⇒「乳管内62㎜に非浸潤の癌細胞が散在している」のではなく、乳管内癌(非浸潤癌)は連続(62mmの範囲で連続)していると思います。(それ以外は正しいと思います)

「顕微鏡的に腫瘍径が大きかったということなのでしょうか?」
⇒その通り、乳管内の拡がりだけでは(画像上)腫瘍との認識は困難でありエコー所見としては「腫瘤非形成性病変」だったのでしょう。(乳腺症所見と似ている)

「だいぶ前から浸潤せずに乳管内に散在していた可能性があるということでしょうか?」
⇒「だいぶ前」という程、前ではないかもしれませんが…

 乳管内に(散在ではなく)連続して拡がっていったのでしょう。

「病理の結果に《 Non-invasive component + (60%. non-comedo type with/without
necrosis.intermediate grade) Mammary Paget.》と記載」「この結果の見方について、ご教授頂けますでしょうか?」

⇒浸潤癌の診断の際には、「周囲に非浸潤癌部分を伴っているのか?」の記載がされます。

 浸潤癌だけで(非浸潤癌を伴わない場合には)Non-invasive component – と記載されます。
 今回は60%が非浸潤癌だったことが記載されています。(そしてその非浸潤癌部分が中間グレードであった)

 非触知とは無関係(敢えて、関係づけるなら、浸潤癌だけなら早めに触知しやすい傾向がありそうです)

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

病理検査とオンコタイプDXの結果について
性別:女性
年齢:41歳
病名:硬がん
症状:

先日は診察ありがとうございました!オンコタイプDXの結果について質問をさせて下さい。

Histologic grade 2: Nuclear
grade 1
Structural atypia score 3:
Nuclear atypia score 2
Number of mitotic figures <5/10
HPF
ER.PR→陽性:HER2→2+(FISH陰性)
MIB‐1→37%
RS 37

「今週のコラム30回目 実際はかなり多くのルミナールAがBと判定され無駄な化学療法をされている」でRSは腫瘍径やグレードとは相関しない、低グレードの中でRSが高リスクとなるのは10%程度、RSの実際の割合が「低リスク50%」「中間リスク20%」「高リスク30%」とあります。

私の場合、硬がんでNuclear grade 1とあったにも関わらずMIB‐1→37%でRSが37という結果でした。
【低グレードの中でRSが高リスクとなるのは10%程度】の中に当てはまります。
これは、再発しやすいということなのでしょうか?10%しかない程珍しいタイプ?私の場合はどういう状態なのでしょうか?

胸にしこりを触ることがなくリンパ節が腫れて初めて乳がんと分かり、硬がんでNuclear grade 1とあったにも関わらずMIB‐1→37%という状態に不安を感じています。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「これは、再発しやすいということなのでしょうか?10%しかない程珍しいタイプ?私の場合はどういう状態なのでしょうか?」
⇒考えすぎ。

 確かに『今週のコラム 99回目 ★グレードは「参考程度」ということでいいですね?』でみると(グレード1でhighは)12%となってますが、Ki67=37%で考えるとRS=37はそれほど意外(珍しい)わけではないのです。
 『今週のコラム 146回目 今回の解析では「Ki67は20代中盤以降では当てにならず、やはりOncotypeDXすべき」となるのです。』の散布図の「RSが高い群」に相当したわけですが、その群は「RSが低い群」同様に決して珍しいわけではないのです。
 
 

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

仕切り直しの抗がん剤治療について
性別:女性
年齢:42歳
病名:硬がん
症状:TC療法の副作用、手足のしびれと喉の腫れ

先日は診察、再診察ありがとうございました。
アレルギーには無縁だった私が、TCであっさり反応するなんて。
ショックと驚きで笑うしかありませんでした(苦笑)

気になったことがありましたので、質問をさせて下さい。

①今朝から、両膝下と両肘先が少し痺れてます。
また、喉の奥が少し詰まった?腫れた?様な症状があります。
辛くはありません。
数滴でも体に入ったTCの副作用でしょうか。
しばらく様子見で問題ないでしょうか?またこれらに対して何か対処法はありますか?

②TC療法のアレルギー反応により抗がん剤の仕切り直しをされている方の中には、ACであったりddACをされている方もいるようです。
今回私は先生よりEC療法でとの指示を受けました。
これらの違いは何でしょうか?

お忙しいところ申し訳ありません。

よろしくお願いいたしますm(__)m

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「しばらく様子見で問題ないでしょうか?」
⇒殆ど入っていないので、速やかに改善するでしょう。

「ddACをされている方 今回私は先生よりEC療法でとの指示を受けました。これらの違いは何でしょうか?」
⇒E:EpirubucinはA:Adryacinの心毒性を軽減させる目的で開発されました。
 またdose denseで行う理由がありません。

 
 

 

質問者様から 【質問5 】

EC療法について
性別:女性
年齢:42歳
病名:硬がん
症状:

おはようございます!いつも大変お世話になっております!!
今週木曜日にEC療法をやるにあたり、頂いた説明書や乳がんプラザのQ&A等で治療内容や副作用の出方を確認しております。
本来なら当日の診察時にお聞きした方がよいのかもしれませんが、短い診察時間の中で先生のお手を煩わせることになってしまうのが申し訳なく思い、事前に質問をさせて頂くことにしました。
よろしくお願いいたします。

【質問①】EC療法で使われる前投薬はなんでしょうか?イメンド(制吐剤)を点滴30分~1時間前に服用・点滴でデカドロン
(副腎皮質ホルモン)使用というのはQ&Aで拝見したのですが、他にもありましたら教えて下さい。

【質問②】前回9月(上旬)日にTC療法1回目をしましたが、アレルギー反応が出てしまい中止になりました。
今回行うEC療法ではどの様な反応が出るのかと少し不安です。
また吐き気に弱い(酔いやすい)ため、出来るだけこれらの副作用が抑えられたらと願っています。
Q&Aの中に、同じEC療法でデカドロン8mgを処方してもらっている方がいました。
私も同じ様に処方をしていただけるでしょうか?またデカドロンによる胃粘膜障害に対して使用されるランソプラゾール(プロトンポンプ阻害剤)は必要でしょうか?

【質問③】便通は2日に1度というペースで便秘しやすい体質です。
その為か、いぼ痔がなかなか治りません。
水分や乳製品を多めに摂ったりボラギノールを使用したりしていますが、なかなか改善がみられません。
抗がん剤でさらに便秘になり症状が悪化するのが怖いです。
何か他によい薬(軟膏)がありますでしょうか?

【質問④】抗がん剤投与後に、血尿がみら
れることがあると聞きました(膀胱炎によるもの?)。
その様な症状が出た時の対処法(通院のタイミングなど)を教えて下さい。

田澤先生のご指示のもと、EC療法を完遂したいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します!!

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

「【質問①】EC療法で使われる前投薬はなんでしょうか?イメンド(制吐剤)を点滴30分~1時間前に服用・点滴でデカドロン
(副腎皮質ホルモン)使用というのはQ&Aで拝見したのですが、他にもありましたら教えて下さい。」

⇒グラニセトロンとファモチジンです。

「【質問②】前回9月5日にTC療法1回目をしましたが、アレルギー反応が出てしまい中止になりました。
今回行うEC療法ではどの様な反応が出るのかと少し不安です。
また吐き気に弱い(酔いやすい)ため、出来るだけこれらの副作用が抑えられたらと願っています。
Q&Aの中に、同じEC療法でデカドロン8mgを処方してもらっている方がいました。
私も同じ様に処方をしていただけるでしょうか?またデカドロンによる胃粘膜障害に対して使用されるランソプラゾール(プロトンポンプ阻害剤)は必要でしょうか?」

⇒デカドロン+ランソプラゾールを処方します。

「【質問③】便通は2日に1度というペースで便秘しやすい体質です。
その為か、いぼ痔がなかなか治りません。
水分や乳製品を多めに摂ったりボラギノールを使用したりしていますが、なかなか改善がみられません。
抗がん剤でさらに便秘になり症状が悪化するのが怖いです。
何か他によい薬(軟膏)がありますでしょうか?」

⇒ECは便秘になりやすいのでカマを処方しています。
 それ以上は市販の便秘薬や痔の薬を使用してください。(それでも困るなら肛門科を受診してください)

「【質問④】抗がん剤投与後に、血尿がみられることがあると聞きました(膀胱炎によるもの?)。
その様な症状が出た時の対処法(通院のタイミングなど)を教えて下さい。」

⇒通院しても無意味です。

 予め抗生剤を処方しているので抗生剤を内服して水を沢山飲むこと。
 それ以上の治療はありません。





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