[管理番号:6811]
性別:女性
年齢:42歳
病名:副乳?
症状:右脇のしこりに痛みがある
田澤先生いつも拝見してます。
同じような悩みのある方の質問も拝見させてもらってます。
私の場合はどうなのか質問させてください。
現在1歳半の子供に授乳しております。
以前より右脇にしこりがありました。
その右脇のしこりが今になって痛むようになりました。
耐え難い痛みではありませんが、ジンジン疼くような痛みです。
しこりは妊娠時に見つけて産後には大きく腫れました。
産婦人科の先生にエコーをしてもらって副乳じゃないか?と言われました。
前回の検診時に乳腺科の先生にもエコーをしてもらいましたが特にコメントはありませんでした。
最近の検診でも乳房にも異常はありませんでした。
乳腺科の診察時に先生に質問できなかったので教えて頂けたら助かります。
①副乳って痛みを伴うものですか?
いつになったら消えるのでしょうか?
出産時よりは小さくなりましたが、産後1年半も経つのに未だにボテっと膨らんでいて痛みもあり心配しております。
②放っておいても大丈夫でしょうか?
③副乳ではなく、乳がん以外の病気の転移や悪性リンパ腫などを考えて、病院に行くべきでしょうか??
同じような悩みのある方も副乳を心配されており、私自身も心配になり質問させてもらいました。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「同じような悩みのある方の質問も拝見」と、ありますので(おそらく)私の回答を予想されていることでしょう。
まずは『6733 脇にあるしこりが痛みます。』『6802 反応性のリンパ節って何でしょうか?』『6806 脇のしこりと、乳房のチクチクした痛み』を、ご一読してから回答を読んでください。
「以前より右脇にしこり」「その右脇のしこりが今になって痛む」
「しこりは妊娠時に見つけて産後には大きく腫れました。」「産婦人科の先生にエコーをしてもらって副乳じゃないか?と言われました。」
→これで「(正常な)副乳」以外を想像することは福納です。(1000%ただの副乳です)
★副乳とは、(生まれた時からあった)「腋窩にあった乳腺」が、「妊娠時に(胸にある乳腺と同様に)ホルモンの影響で大きくなり」「(まさに質問者の年齢となると)卵巣が不安定となりホルモンの刺激で痛くなる」
そういうものです。
「見事に一致」していると思いませんか??(これを見ても「副乳以外を疑う」人がいるとしたら、それは「へそ曲がり」というものです)
「①副乳って痛みを伴うものですか?」
→当たり前!
卵巣が不安定となってくると(胸にある乳腺と同様に)ホルモンの刺激で「痛くなる」。それこそ「正常な乳腺組織である証明」です。
「いつになったら消えるのでしょうか?」
→乳腺なのだから消えません。
ただ「閉経後、胸の乳腺が萎縮するように」ゆっくり存在感は減っていくでしょう。
「出産時よりは小さくなりましたが、産後1年半も経つのに未だにボテっと膨らんでいて痛みもあり心配」
→何故、心配???
それは(正常な乳腺組織である)「動かぬ証拠」ですよ??
「②放っておいても大丈夫でしょうか?」
→10000%そのままにして、気にしないようにしましょう。
「③副乳ではなく、乳がん以外の病気の転移や悪性リンパ腫などを考えて、病院に行くべきでしょうか??」
→100000%無用です。
全く無駄な心配です。
ご安心を。
「同じような悩みのある方も副乳を心配されており、私自身も心配」
→何故心配なのか??
私には、どうしても理解できません。
★副乳も(腋窩にあるだけで)乳腺なのだから、妊娠期に大きくなったり、更年期に痛くなるのは「むしろ当然」
心配する理由が私には、全く理解できません。