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術後のマンモグラフィー

[管理番号:3466]
性別:女性
年齢:40歳
田澤先生、おはようございます。
1年程前に非浸潤癌(わかりやすく石灰化の集簇が写ってました)
2cmで温存手術。
病理にて浸潤(トリプルネガティヴ)が見つかってしまい
半年間の抗がん剤と放射線治療。
先日1年振りにマンモグラフィーをしました。
すると患部のあったところからは離れているであろう辺りに
微細の石灰化が散らばって4つ程ありました。
主治医が術前の画像を拡大してみると
この時からあった物だと思うと。
同じように4つ程で、同じく微細です。
また経過を見ていこうと言われたのですが
今になって気になって仕方ありません。
(エコーもしてますが、エコーでは不明なんですよね?)
最近チクチク痛いしとか、悪い風に考えてしまいます。
これは経過観察すれば問題ないのか?
それとも考えたくないですが、広域にも広がっていたとか、見落とされてたとか、そういった事になるのでしょうか?
(関係ないかもしれませんが、術前にMRIも受けています)
似たような質問が見つけられなかったので
お忙しいところ申し訳ございませんが
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「これは経過観察すれば問題ないのか?」
⇒何故ステレオガイド下マンモトームしないのですか?
 1年前にもあり、「変化が無い」とすれば、それ程心配ない(もしも癌だとしても低悪性度)かもしれませんが、「同側に癌があった」わけだから(気になるのであれば)「経過観察ではなく、精査すべき」です。
「それとも考えたくないですが、広域にも広がっていた」
⇒それはありません。
 なぜなら「部分切除で断端陰性」だったとすれば、「一連の病変ではない」ことになります。
「見落とされてたとか、そういった事になるのでしょうか?」
⇒担当医自ら「主治医が術前の画像を拡大してみるとこの時からあった物だと思う」
というコメントからは「見落としていた」ことが明らかです。(見落としてはいけないような重要な所見なのかは別として)