乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:999]
性別:女性
年齢:56歳
はじめまして。いつもこちらのQ&Aを拝見し、いろいろな質問に的確に対応される先生に、とても感謝しております。大変勉強になります。
相談の件数制限がある中で、私のような質問をしても良いのか、かなり悩みましたが、思い切って投稿致しました。お目に留まれば幸いです。
私は2年半前に、右非浸潤性乳管癌の診断で温存手術を受けました。
術後に病理レポートを頂けなかったのですが、術前の針生検結果と術後の口頭での説明のみで、情報が不足しているかもしれません。ご容赦ください。
<病理組織診断及び所見>
Ductal carcinoma in situ,rt.breast,core needle biopsy.
材料は右乳腺針生検材料である。
拡張した乳管がやや目立つ。いずれも二相性構造を保つが、異型乳管上皮が篩状構造や低乳頭状~架橋状に増生する部分がある。
アポクリン化成や乳管上皮化形成を呈する乳腺症と共に、この標本上には明らかな浸潤像がない非浸潤性乳管癌(DCIS)成分がみられる。
※浸潤成分がない乳管癌であるが、参考値としてER、PgR、HER2は別紙にて報告します。
術後の説明
腫瘍は2.7cm×1.9cm×1.2cm
センチネルリンパ節は2個取ったが病変はなし
断片陰性
脈管浸潤なし
女性ホルモン陽性
HER2陰性
顔つきのおとなしいタイプ
(上記の“別紙”は頂いておりません)
…とのことでした。
術後の病理は、針生検の通り、とのことで頂けませんでした。
腫瘍はクリクリと手で触れることができたので、自分としては大きかったのですが、非浸潤の診断でした。
退院直後からノルバデックスを飲み始め、3か月後には放射線治療を25回受けました。
右腕にはしびれや違和感があり、術後半年程から病院のリンパマッサージを受け、大分楽になりました。現在も月に1回は続け、つっぱり感や肩こり等の相談をしております。
昨年6月のエコー検査で、腫瘍を取った辺りに何か映り、また針生検をしましたが、その時は悪性ではなく、水が溜まっている?と言われました。
今年の6月までノルバデックスを飲みましたが、血液検査で閉経と考えてもよいとのことで、薬がアリミデックスになりましたが、頭痛等副作用が強く、1か月飲んだところでフェマーラに変更。ところが更に頭痛や喉のつまりを感じて、2週間飲んだところで受診、薬は一旦中止となりました。
(ノルバデックスに戻るかと思ったのですが、非浸潤だったのでどちらでもよい、取りあえず今回は一旦中止とのことでした)
その際、6月に撮ったエコーでリンパ節が腫れているとのことで、今週再エコーしたところ、腫れているところが3つ(1cm、8mm、もうひとつは更に小さいのですがサイズは聞きそびれました)あるとのこと。
前のエコーより、大きくなっており、また数も増えているとのことで、細胞診をすることになりました。その結果次第で、PET検査を受けるよう言われております。
主治医は、元々が非浸潤だったので、論理的には悪性ではないと思うが、念のために検査する。万が一悪性であっても局所再発であるなら、リンパ節郭清し放射線、または抗がん剤で良くなるよ、とおっしゃったのですが、どうにも不安でなりません。
こちらのQ&Aの以前の質問で、わたしの理解不足かもしれませんが、リンパ節にガンがあるということは、大元のガンがどこかにあるのでは?と思っていたのですが、いかがでしょう。
頭が真っ白になり、家に戻ってから、悪性でなかった場合、この腫れは一体なんなのかを主治医に聞くのを忘れたことに気づきました。
ネットでいろいろ見ていると、悪性リンパ腫?等と更に不安になっております。
先生は今までにこのような診断となったことがおありでしょうか?
気持ち的にはすっかり悪性の診断では?と思い、この2年半、気持ちを前向きにしなくては、と思いながら仕事に旅行にと楽しんで来たこと、でもそんな生活ももうできないのかな…と思い落ち込んでおります。
上記の様な説明ではお答えいただくことはできないかも知れませんが、質問させて頂きました。長々と申し訳ありませんでした。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「件数制限」は気にしないでください。
 もともと全ての日が20件超えしていた訳ではなく、「曜日によって」凹凸があったので、「多すぎる日」には「翌日などへ」変更してもらえれば、「均等になっていく」ように思っています。
 pTis, pN0, luminal, margin-
乳腺の手術標本で「非浸潤癌」との診断で「リンパ節転移(微小転移なども含む)」が見つかった場合には
①手術標本では5mmスライスで病理診断していますが、「それ以上に小さな病変」がたまたま「スライスの間」に入ってしまった可能性 …その場合は「浸潤癌が見逃される」こととなります(見逃しというのは言葉が悪い、検査限界というべき)
②乳腺の他の部分(温存手術ならば、摘出していない部分)に「浸潤癌が存在」している可能性
 一般的には① > ②と考えられます。(それは、その後の経過の中で温存乳房内に「本物」が出てくることは極めて稀だからです)

回答

「腫れているところが3つ(1cm、8mm、もうひとつは更に小さい」「前のエコーより、大きくなっており、また数も増えているとのことで、細胞診」「悪性でなかった場合、この腫れは一体なんなのか」
⇒反応性腫大となります。
 炎症による「反応性」です。
 ♯虫歯や感冒で、「頸部リンパ節がグリグリ腫れる」あれです。
 また、「アトピー性皮膚炎患者さん」では結構腫大しています。(時に、術前評価で「リンパ節転移有」と誤評価される場合があり注意が必要です)この場合は左右差が無い事で判断できますが…
 
 ○細胞診の結果待ちというところでしょう。
 
「リンパ節にガンがあるということは、大元のガンがどこかにあるのでは?と思っていたのですが、いかがでしょう」
⇒冒頭にコメントした通りです。
 質問者は冒頭でいうところの②の事を言っていると思うのですが、(もし仮に細胞診が陽性であったとしたら…ですが)①の可能性の方が「高い」です。
その場合には
・「非浸潤癌」との病理診断であったが、「微小浸潤(1mm以下の)が実は存在」していた。
・「センチネルリンパ節生検」で見逃されて「潜んでいた」リンパ節が「ゆっくり増大」した。
 という解釈となります。
 
「ネットでいろいろ見ていると、悪性リンパ腫?」
⇒それは無いでしょう。
 術側腋窩だけの腫大(対側や頸部など他の部位は診ていますか?)で、しかも最大径が1cmでは「悪性リンパ腫を疑う」根拠にはなりません。
 
「先生は今までにこのような診断となったことがおありでしょうか?」
⇒「このような診断」とは『手術標本で非浸潤癌だったけど、結果的に腋窩再発した』ことなのか、『乳癌術後に悪性リンパ腫を(たまたま)発症した』ことのどちらでしょうか?
 
『手術標本で非浸潤癌だったけど、結果的に腋窩再発した』ケース
⇒これは、あります。(他院手術でフォローしていた方1名のみです)
 この方の場合には「手術標本を取りよせて、再度細かくスライスして病理検索した」のですが、「結局、浸潤癌はみつかりません」でした。(解釈としては、それ以下の大きさの極々小さな浸潤があったかもしれない。となりました)
 ♯ただし、膨大な数の「非浸潤癌の手術」を行っての「その数」なので「相当な低頻度」と思います。
 
『乳癌術後に悪性リンパ腫を(たまたま)発症した』ケース
 ⇒これは、ありません。
 やはり確率的には「殆ど無い」と考えていいでしょう。
 
○万が一「局所再発」だとしても、「腋窩郭清で十分」です。
 質問者のケースでは「単なる見逃されたリンパ節が大きくなってきた」と考えれば、「純粋な局所治療だけで十分」と私なら判断します。
 「放射線も抗がん剤も不要」と思います。(PETで所見無しを前提としたコメントです)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、以前リンパ節の腫れについて質問させて頂きました。
その節は丁寧なご回答、本当にありがとうございました。お礼が遅くなり、申し訳ございません。
その時相談させて頂いたリンパ節は9月に細胞診を行い、結果はclass2とのことでした。
ホッとしたのですが、次回3か月後の定期エコーの時にまだ腫れが引かない、または大きくなっている等があれば、今度はリンパ節を採って病理診断しましょうと言われております。
その後は普段通り生活していたのですが、1週間程前から右腕の違和感に悩んでおります。
脇の下に何か挟まっているような、そして腕の付け根をぐるりと幅の広い紙テープの様なもので巻かれているような、また肩から手首まで痺れを感じます。
背中側の腕の付け根は、なんだかパックリと割れているような(術後も同様の感覚がありました)、皮膚がねじれているような不快感があります。
これはもしかしたらやっぱり再発なのかと気が重くて仕方ありません。
9月の時点では最大のものが1cm位だったはずなのですが、脇の下に違和感が出るほど変化することはあるのでしょうか?触ってもしこりや腫れ等はわかりません。
リンパ節に再発していた場合、何か月も無治療でいて大丈夫なのでしょうか?
10月にリンパマッサージに行っていますが、その時は特に違和感もなく、担当の看護師さんからも何も異常は言われておりません。
とても気になって、気が付くと肩から上肢をさすっています。
万が一再発しているなら、さすることでどんどん転移してしまったらどうしよう…と不安でもあるのですが。
そして更に、今週健康診断を受けたところ乳腺エコーの技師さんから「右胸の嚢胞?乳腺腫?は経過観察中ですか?」と聞かれました。
昨年6月に針生検を受けたあたりですが、その後は病院エコーでの指摘はありません。
一体私の体の中で何が起こっているのだろう…と不安でなりません。
先生のご意見を伺いたく、質問させて頂きました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
細胞診は良性だったのですね。それは良かったです。
もともとが「非浸潤がだった」ことを併せて考えれば「大丈夫」というところですが、
「腋窩リンパ節への細胞診」は「手技的に技量の必要なところ」なので「偽陰性も考えられる」のが心配なところです。

回答

「9月の時点では最大のものが1cm位だったはずなのですが、脇の下に違和感が出るほど変化することはあるのでしょうか?」
⇒それは「常識的に」考えられません。
 
「リンパ節に再発していた場合、何か月も無治療でいて大丈夫なのでしょうか?」
⇒「細胞診結果に信頼がおけない」と考えた場合には3カ月待たずに「外科的生検
(摘出)してしまう」と安心です。(私は自分自身がした細胞診しか信用していません)
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、前回リンパ節の腫れについて質問させていただいてから、
あっという間に半年以上経ってしまいました。
こちらのサイトのチェックは日課となり、また管理番号の数字にはびっくりしています。
本当にありがとうございます。
前回の結果はclass2で経過観察となり、その後12月のエコーでも大きさ等変わりなく、更に経過観察となっておりました。
それが今年3月のエコーで、1cmのものが1.2cmになっている、とのこ
とで本日細胞診をしてきました。
2つ並んで腫れているようで3回採ったと思います。
結果は1週間後となります。
以前に主治医からは、数が増えている、大きくなっている等あれば、リンパ節を取って調べましょう、と言われておりましたが、今回も細胞診でした。
そこで質問なのですが、悪性であればリンパ節を取ることは仕方ないと
思うのですが、そうでなかった場合、摘出生検によってリンパ浮腫のリスクは高くなったりするのでしょうか?
私は3年前の手術時にセンチネルリンパ節を取っているので、もし摘出生検となった場合、レベル1とか2とかのリンパ節を取るのでしょうか?
今日のエコーでは、腫れているリンパ節は奥にあるようで、なかなか見つかりませんでしたが、レベル1には異常なくて、レベル3が腫れている、ということもあるのでしょうか?
主治医は、「何も出なくてもPET-CT撮ってみる?」とおっしゃったのですが、医療被曝と摘出生検によるリンパ浮腫のリスク、どちらが少なくて済むのかも気になります。
腕の違和感は、ひどい日もあれば気にならない日もあり、ただ、何が原因で違和感が出ているのかは知りたいと思います。
質問ばかりで申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
「今年3月のエコーで、1cmのものが1.2cmになっている、とのことで本日細胞診をしてきました。2つ並んで腫れているようで3回採った」
⇒細胞診が上手く採れない医師が多いことには困ったものです。
 本来は、「前回の細胞診で陰性だったから、転移はありえない」という結論にならなければいけないところです。
 診断は「100%でなくてはならない」と思います。(診断がついたと思ったら、今回は陰性だけど、悪性でないとは言い切れない。様子を見ましょう。みたいな医師が多い事に辟易します 皆さんの気持ちもお察しします)
 
「そうでなかった場合、摘出生検によってリンパ浮腫のリスクは高くなったりするのでしょうか?」
⇒其の程度では「リンパ浮腫にはなりません」
 
「もし摘出生検となった場合、レベル1とか2とかのリンパ節を取るのでしょうか?」
⇒レベルⅠとはなります。
 ただ、「レベルⅠ」と言っても、「レベル1のリンパ節を全部郭清」するわけではありません。
 あくまでも、「その内の1つを摘出するだけ」なので、浮腫のリスクなどありません。
 ちなみに「レベル2は小胸筋の裏側」なので、(細胞診をする際には)
「腋窩からアプローチするには非常に遠い」し、「最短距離でアプローチするには大胸筋と小胸筋を貫かなくてはならない」ので現実的には困難と思います。
 
「今日のエコーでは、腫れているリンパ節は奥にあるようで、なかなか見つかりませんでしたが、レベル1には異常なくて、レベル3が腫れている、ということもあるのでしょうか?」
⇒それは「ほぼ無い」です。
 レベル3のリンパ節は「鎖骨の下、小胸筋より内側(つまり脇と言うよりは頸に近い)です。
 この位置であれば「エコーで見つける事は容易」であるし、「レベル3だけが腫大」と言うケースはありません(私の経験上)
「主治医は、「何も出なくてもPET-CT撮ってみる?」とおっしゃったのですが、
医療被曝と摘出生検によるリンパ浮腫のリスク、どちらが少なくて済むのかも気になります。」
⇒「PETで陰性」であっても、「リンパ節転移が完全に否定される」わけではありません。
 その意味では(細胞診で決着が付けられない様であれば)摘出生検した方が確実です(浮腫の原因とはなりません)
 
「腕の違和感は、ひどい日もあれば気にならない日もあり、ただ、何が原因で違和感が出ているのかは知りたいと思います。」
⇒強いて言えば「センチネルリンパ節生検自体が原因」だと思います。
 リンパ節に転移があるにしろないにしろ、「其の程度のリンパ節が、症状の原因となることはありえません」
 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生
以前、リンパの腫れについて何度も質問させて頂きました。
ご回答、本当にありがとうございました。
その時、せっかく先生にアドバイス頂いたのに、経過観察が続いております。
今年6月のエコーでは、それぞれ14、12、10mmと、1年前より1回り?2回り?大きくなっていましたが、主治医からは、「3月の細胞診で悪いものは出てないから、また次回9月にエコーね」と言われました。
昨年12月までは6か月毎に胸部・腹部のCT(田澤先生のおっしゃる不要な検査ですね…)、採血をしていますが、異常なしとのことでした。
また、今年6月頃は動悸がひどく、そちらの検査や診察で、リンパ節のことが後回しになっておりました。
現在は動悸も時々出る程度で大分落ち着いております。
主治医は、腕の違和感については田澤先生と同じく、リンパ節と関係ないのでは?とおっしゃっていました。
手術は温存でしたが、センチネルリンパ生検の傷の下側から脂肪を取り、胸に埋めています。
脇にはドレーンが入っていました。
術後しばらくその脇は段ボールの様な感触でしたが、術後6か月からリンパマッサージに通い続け、皮膚は柔らかくなり、ケロイド状になっていた傷はとてもきれいになりました。
ただ、脂肪を取った脇はえぐれております。
胸も段々と脂肪が吸収されたのかえぐれてしまいました。
その部分は2年前にエコーで何か写り針生検、嚢胞との診断でした。
違和感は背中側の脇の下が一番ひどく、何か挟まった感じ。
腕回りがグルッと痺れているような、ひどくなると手首の方や、脇の肋骨の辺りまでジリジリしています。
最近では右の肋骨の背中側が痛くて、寝返りで目が覚めることもあります。
脇の下に何かを触れることは無く、3か月毎のエコーでもリンパの腫れ以外は胸にしこり等は指摘されておりません。
リンパが腫れてから怖くてリンパマッサージをやめてしまったのですが、その頃から違和感が出たような気もします。
この違和感がリンパ節から来るものでなかったとしても、リンパ節の腫れが大きくなっていることは事実なので、とても不安です。
そして、毎日のこちらの質問は欠かさずチェックしておりましたところ、最近リンパの腫れについての質問が続き、何回も何回も読み直しました。
そしてやはり私もこのまま経過観察をしていてはいけない、ちょっと遠いのですが、田澤先生に診ていただき確定診断していただくことがベストなのではないか、と思い始めました。
現在の病院は9月にエコーと言われておりますが、また経過観察になってしまうのでは?と思うと躊躇してしまい、9月の予約はまだ取っていません。
以前の手術でのセンチネルリンパ生検でこのような痛みや痺れが出ているのだとしたら、このまま現在の病院で摘出生検、更にもし再発していて手術となった場合、私の腕はどうなってしまうのか。
そして、病理の結果が出て治療の方針が決まるまで退院できず、結局16日間も入院したのですが、今度は一体何日入院するのか、それがとても不安なのです。
田澤先生に診ていただく場合、前回手術の病理レポートは何ももらっていないのでどのような手順を踏めばよろしいでしょうか?術後に病理の結果をくださいと言ったのですが、いただけませんでした
また、今回再発していたとして、手術のその後に放射線等の治療が必要になったとしても、現在の病院は放射線の設備はないため、以前の放射線治療は他の病院で受けております。(田澤先生のところでお願いできれば良いのですが、片道2時間以上かかります)
以前の質問で、田澤先生からは「局所再発なら抗がん剤も放射線も不要」とお答えを頂いたと思うのですが、腫れを指摘されてから1年も経過しており、これが再発だったとしたら、既にあちこち転移しているのかも…と思うととても怖いです。
また長文になってしまい申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
いろいろ不安なお気持ち、理解できました。
ただ、話は整理しなくてはいけません。
「腫れを指摘されてから1年も経過しており、これが再発だったとしたら、既にあちこち転移しているのかも…と思うととても怖いです」
⇒心配される気持ちは解りますが…
 そのリンパ節自体が、(少なくとも担当医が見る限り)「再発リンパ節だと断定できない」位に留まっているのに、体の中で転移が拡がっている事はありません。(やはり、それらはパラレルな筈なのです)
「リンパ節の腫れが大きくなっていることは事実なので、とても不安です。」
⇒もし本当に(転移性に)「明らかに大きくなっている」としたら、さすがに、担当医もそんなに悠長にはしないでしょう。(本当に怪しければ担当医はもっと、慌てると思います。)
 つまり担当医は(経過を見ながらも)「再発ではない。反応性の腫大だな」と、そちらの可能性に(次第に)傾きつつあるのではないかと想像します。
「田澤先生に診ていただく場合、前回手術の病理レポートは何ももらっていないのでどのような手順を踏めばよろしいでしょうか?」
⇒必要であれば、(質問者が受診後ならば)「当院から、診療情報提供をその病院に求める」ことができるので、それ程気にする必要はありません。
 江戸川病院(もしくはメディカルプラザ市川)を受診いただければ、私が超音波して「反応性リンパ節で問題なし」と判断できる場合には、「経過観察でよい」でしょう。
 しかし、私自身が「これはリンパ節再発の可能性がある」と疑った場合には
 『細胞診(私であれば、確定診断つきます)』を行います。
 勿論、ご本人がご希望の場合には「摘出生検」とすることもできます。
 ♯細胞診なら、受診日にそのまま行いますが、摘出生検の場合には「日を改めて」日程を予約することになります。
 ご希望有る場合には「秘書へ」から予約してください。
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 
 
 

 

質問者様から 【質問5】

田澤先生
いつも本当にありがとうございます。
私は、4年前に非浸潤性乳管癌で右胸温存手術をしており、その2年後位からリンパ節の腫れを指摘され、田澤先生に何度も質問させていただいております。
昨年9月には、田澤先生に細胞診をしていただきました。
その節は本当にありがとうございました。
結果はclass2ということで安心し、その後手術した病院に戻り血液検査等は続けております。
今年に入りエコーをしたところ腫れているリンパ節3つのサイズが、前回14,12,10mmだったものが、9,8,7mmになっていると言われました。
過去3回も細胞診をしており、なんといっても最後には田澤先生にしていただいてclass2が出ているし、更には小さくなっているとのことで安心したのですが、主治医は”細長かったり平たかったりならいいけれど、真ん丸のこの形がどうも気になる”、とのことで、また細胞診をすることになりました。
その数日後、田澤先生の今日の「コラム65回目」にちょうどリンパ節のことが掲載されており、心配なリンパ節の形がまさにそっくりでした。
先生のコラムを先に見ていたら、2層性かどうかも確認できたかもしれないのですが、残念ながら画像を見たのはその前でしたので、真ん丸という形しか覚えがありません。
その後細胞診を受け、結果も出たのですが今回もclass2でした。
ただ今回は細胞がうまく取れなかったそうで、リンパ球?リンパ液?が入っていなかったとのことでした。
細胞診の時、手術痕が癒着している、とか腫れているリンパ節が深いところにある、とかで苦労されている様子でした。
また3カ月後にエコーをして、大きくなっていたら切り取って調べた方
がいい、と言われました。
私としては、今でさえ右腕に違和感や痺れがあるので、もうこれ以上リンパに触ってほしくありません。
局所再発しているリンパを放置しておくと、大きくなったり数が増えて行くのでしょうか。
逆に小さくなっているのに、局所再発しているとい
うことがありますか?
以前田澤先生に診ていただいた時、1番大きなリンパ節に血流が見えるとおっしゃっていましたが、そういうものが今後ガン化することがあるのでしょうか?ただ真ん丸と言うだけでは悪性かの判断はできないのですよね。
再発ならば摘出も仕方ありませんが、曖昧なまま取ってみて悪性ではなかったけれど、腕が今以上に痺れてしまうのはとてもつらいです。
さすがにこれは放置しておけないよ、となるのはどのような状態なのか知りたいです。
ちなみに腫れているのは右のみで、左は異常ありません。
質問ばかりですみません。
もう4年も経つのにずっと気持ちが晴れずにおります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
メール読みました。
腋窩の細胞診したことは、覚えています。
申し訳ないですが、私が細胞診してクラス2であった以上、「リンパ節転移の可能性はありません」
この件について私から(今後も)追加のコメントはありません。
(担当医の細胞診の精度は解りませんが)私が「細胞診で外すなど絶対にない」それ以上のコメントはありません。





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