[管理番号:7774]
性別:女性
年齢:36歳
病名:
症状:
こんにちは。
質問させてください。
2019年2月に非浸潤性乳管癌で右乳房を全摘しました。
大きさは5.5cm×2.8cm
グレード2
ホルモン受容体陽性
術後は無治療です。
7月に傷痕の側に3箇所、1~2㎜ほどの固いしこりを見つけました。
すべて傷痕に沿うようにあります。
縫合したときの糸が残っているのかなと思い受診しました。
エコーとMRIをしたのですが、どちらにも映らず、主治医は創痕かなぁと言われましたが、しこりの位置がちょうどがん細胞があった位置あたりなので、心配になってきました。
エコーやMRIでは1~2㎜の小さいものは映らないのでしょうか?
創痕であれば皮膚にくっついているのではと思うのですか、くっついておらず皮膚の下にある感じです。
局所再発の心配もあるのでいっそのこと取ってもらうか、それとも4か月後の定期検診まで様子を見るべきか悩んでいます。
先生のご意見をお伺いしたいです。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「エコーやMRIでは1~2㎜の小さいものは映らないのでしょうか?」
⇒MRIは無意味。(映らないでしょう) MRI好きの乳腺外科医が多いことには辟易します。(愚痴です。スミマセン)
エコーは(おそらく)写らないのではなく、「皮下の浅い部位」に写っている所見を見逃しているのだと思います。(大した所見ではないので)
「局所再発の心配もあるのでいっそのこと取ってもらうか、それとも4か月後の定期検診まで様子を見るべきか悩んでいます。」
⇒取ってもらうとことをお勧めします。
局麻で短時間でできる筈です。
心配しながらの経過観察は(私なら)お勧めしません。
質問者様から 【質問2 】
経過観察のポイント
性別:女性
年齢:37歳
病名:非浸潤性乳管がん
症状:瘢痕なのか再発なのか
投稿日:2020年3月24日
こんにちは。
再度質問させてください。
前回、先生にアドバイスいただき、その後、
瘢痕なのか再発なのかわからないしこりを主治医に生検してもらいたいとお願いしました。
主治医は丁寧にエコーしてくださりましたが、
これはとれない。
だって瘢痕だから。
手術跡に瘢痕ができるのはよくあること。
あなたよりもっとたくさんボコボコできるひともいるし。
とのことでした。
それから半年後、定期検診でエコー、血液検査をしましたが問題なし。
そしてそれから3か月たった今、すこし大きくなってきたような気がします。
と言っても、まだ5ミリもないような、米粒程度です。
授乳中の乳ガンであったこと(手術時、血管が太くて繋げるのが大変だったと言われました)、非浸潤とはいえ範囲が広かったことも局所再発の確率アップに関係するのではないかと不安です。
主治医を信じてもう気にしない方がいいのか、それともセカンド・オピニオンすべきなのかとても悩んでいます。
経過観察するとすれば、どれぐらいの大きさになれば危険なのでしょうか?
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「これはとれない。だって瘢痕だから。
手術跡に瘢痕ができるのはよくあること」
⇒これは、おそらく「主治医の言う通り」だと推測します。
ただ「取れない」というのは誤りで、(技術的に不可能であるという意味ではなく)「取っても無意味」と解釈します。
〇(医学的に)無意味でも、(ご本人の心配の種になるのであれば)意味があるように(私なら)思います。