乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7347]
性別:女性
年齢:39歳
病名:乳がん
症状:

いつもこちらで勉強させてもらっています。

右浸潤性乳管がんで3月に温存手術を受けました。

4月(下旬)日に病理結果が一部出たので、ご意見をいただきたく思います。

腫瘍 12×7mm(浸潤径は聞いていません)
リンパ節転移なし(センチネルリンパ節)
グレード 3(核異型 3、核分裂 2)
波及度 f
エストロゲンレセプター及びプロゲステロンレセプター 強陽性
HER2タンパク 2のためFISH検査中
Ki67 測定中(現在はあまり調べないといわれたが、頼みました)

2月に自分でしこりを見つけ、個人乳腺クリニックに受診し、
マンモ、エコー、視触診、針細胞をやりがんと判明。

このクリニックでは手術できないため、先生を紹介していただき手術できる病院へ受診。

すでにがんとわかっているため(クラスは聞いていません)、組織診等はせず、詳しい状態がわからないまま手術。
こちらでも、過去2名ほど同じような方がおり、がんと確定しているなら間違いではないという田澤先生の回答をみています。
ただ、少し不安はありました。

以上をふまえ、仮定の部分も多々ありますが以下の質問にご意見をいただきたく思います。

1、今はki67をあまり調べないといわれましたが、現在調べてもらうように手配しています。
こちらでも4091において、New
Adjuvant.comでki67は検討項目ではないとありましたが、田澤先生はその結果でルミナールA,Bを分けて、抗がん剤が必要かを判断しています。
これを調べないとルミナールタイプの場合、抗がん剤が適用なのかがわからないと思いますが、どういう理由から積極的に調べないのでしょうか。

2、HER2がもし陰性でも、グレードが3のため、TC(タキソテール+エンドキサン)を勧められています。
これはルミナールBと考えてのことなのか、その場合やはりKi67は1つの目安となると思いますが、
これを調べずにTCが必要としている点は正しいでしょうか。
また、もし検査の結果、実際に抗がん剤が必要と分かった場合にはこの薬剤でいいでしょうか。

3、2と重なる部分がありますが、田澤先生は常々グレードは関係ないと何度もここでおっしゃっていますが、グレードだけでKi67を調べずとも抗がん剤適用か否かを判断することはありますか。
advant onlineで「核グレード」を因子として採用となっていますが、やはり予後には多少なりともかかわるということでしょうか。

4、グレードが高いということは、例えば1年後にがんがわかった場合には、同じ腫瘍径のグレードが低い人よりも大きくなるスピードが速く、より大きくなっていた可能性が高いということでしょうか。

5、7308でトリネガやルミナールのハイリスクではアンスラサイクリン+タキサンを勧めているが、ルミナールのハイリスクというのはどういうものをいうのですか。
ここにグレードの高さが関係するのでしょうか。
ルミナールBとはまた違う要因がありますか。

6、ステージ1でも生存率が100%ではない以上、先生の経験上もやはり早期であっても再発転移してしまう方がいたと思います。
どのサブタイプやグレードの方が転移しやすい等は調べていないでしょうか。

7、ルミナールAの場合、グレードの高さに関係なく抗がん剤の上乗せが全くないというのは何か資料がありますか。
旦那が統計に関係なく抗がん剤をしてほしいという考えなので、何か根拠があれば知りたいです。

8、今更ですがHER2陽性の場合にはもちろんその治療を行います。
パクリタキセル(毎週12回)、ハーセプチン(3週ごと18回)でいいでしょうか。
ハーセプチンは、パクリタキセルと同時に進めるといわれましたが、抗がん剤後に始めなくても大丈夫でしょうか。

9、HER2陰性の場合には、ki67の数値を考慮しつつオンコタイプをする予定です。
この結果、1%でも抗がん剤の上乗せがあれば、旦那は抗がん剤をやってほしいといいます。
自分でもやるなら納得してから抗がん剤をしたいです。
もし現在の結果しかわからない状況で田澤先生は抗がん剤を勧めますか。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「どういう理由から積極的に調べないのでしょうか。」
⇒不明です。
 それは、その医師に聞きましょう。「あるあるQ]の 『このQandAはあくまでも「私の見解」を回答する場であり、「私の主治医はどうして、このように言うのでしょう?」ということを私に求める(想像させる)場ではないのです。
 (それは、その主治医に聞きましょう)』をご参照ください。

「2、HER2がもし陰性でも、グレードが3のため、TC(タキソテール+エンドキサン)を勧められています。」
⇒グレードは(抗がん剤をすべきか?とは)無関係です。

「これを調べずにTCが必要としている点は正しいでしょうか。」
⇒正しくありません。

「また、もし検査の結果、実際に抗がん剤が必要と分かった場合にはこの薬剤でいいでしょうか。」
⇒そうです。

「グレードだけでKi67を調べずとも抗がん剤適用か否かを判断することはありますか。」
⇒一度もありません。

「advant onlineで「核グレード」を因子として採用となっていますが、やはり予後には多少なりともかかわるということでしょうか。」
⇒参考程度。

「4、グレードが高いということは、より大きくなっていた可能性が高いということでしょうか。」
⇒グレードというよりは…

 Mitotic counts(核分裂)が「増殖スピード」と関係するように『理屈では」思います。

「ここにグレードの高さが関係するのでしょうか。」
⇒ステージです。(ステージとはすなわち、「浸潤径」と「リンパ節転移個数」ですよ)

「ルミナールBとはまた違う要因がありますか。」
⇒違います。
 ルミナールBの抗がん剤はTCです。

「どのサブタイプやグレードの方が転移しやすい等は調べていないでしょうか。」
⇒同じステージなら、無関係でしょう。(だからステージの因子にならないのです)

「7、ルミナールAの場合、グレードの高さに関係なく抗がん剤の上乗せが全くないというのは何か資料がありますか。」
⇒「今週のコラム 99回目 ★グレードは「参考程度」ということでいいですね?」を参考としましょう。

「ハーセプチンは、パクリタキセルと同時に進めるといわれましたが、抗がん剤後に始めなくても大丈夫でしょうか。」
⇒同時が常識です。
 唯一同時にしてはいけないのは「アンスラサイクリン」だけです。(どちらも心毒性が言われているため)

「もし現在の結果しかわからない状況で田澤先生は抗がん剤を勧めますか。」
⇒Ki67が解らない状況では…

 全く何も言えません。

 
 

 

質問者様から 【質問2 Ki67とher2、オンコタイプについて】

性別:女性
年齢:39歳
病名:乳癌
症状:

先日は質問に丁寧にお答えいただきありがとうございました。

その後、her2はfishで陰性となりましたので、抗her2療法はなくなりました。

ki67についてはまだ出ていないということでしたが、オンコタイプをお願いして、現在結果待ちです。

こちらで、オンコタイプが出るまでの間に、先にホルモン剤を出してもらうということを読んでいたので聞いてみましたが、もし抗がん剤をやることになった場合にホルモン剤を飲んだ後に抗がん剤をやり、またホルモン剤を飲んだりとするのはあまりよくないといわれて、結果が出るまでほぼ術後3か月は無治療となっています。
予定より結果が出るのが遅くなりそうだと連絡がありましたが、放射線をやるにも別病院になるため、その紹介等をしているとこれもまた多少時間がかかってしまい、何もしていません。
子供の行事等でいろいろ外へ出ることも多いので、
何もないのはかえって幸いだととらえて、あまり不安にならないように過ごしています。

以下新な質問です。

1、オンコタイプの結果について、RS26以上は抗がん剤をやるということに前もって先生と決めました。
中間リスクだった場合、きっと結果が出たときに24や25だったら?27だったら?と迷うのをなくすためです。
50歳以下の場合は21からベネフィットがあると田澤先生が
おっしゃっていたので、21以上ではないですかと確認しましたが、21では厳しすぎるので年齢に関係なく26からと言われました。
実際に田澤先生のところでは結果に対してどのような対応をすることが多いのでしょうか?最終的には抗がん剤上乗せのパーセントや患者さんの意思によるのでしょうが、やはり50歳以下はRS21から勧めていますか?

2、ホルモン剤は抗がん剤のあるなしにかかわらずやることになりますが、先生のカルテにホルモン剤+LH-RHagonistとありました。

これも田澤先生は35歳以下もしくは化学療法閉経となった後再開した場合とおっしゃっていますが、実際はどのような運用をされていますか?
抗がん剤が必要だった場合、まだ私の年齢ではきっと再開するのではないかと思っているのでその場合はいいのですが、もしホルモン剤だけになる場合併用が必要でしょうか?このQ&Aでの回答でASCOガイドラインによると、明らかな低リスクではない場合には、年齢に無関係に併用が推奨されていると答えているのを読みましたが、この場合の低リスクとはステージ以外にもグレード等(私の場合はグレード3)ということも加味されるのでしょうか?
実際にホルモン剤単体だけの場合と、LH-RHアゴニスト剤併用の場合での副作用や体にとっての利益はどのような違いがありますか?
子宮のためには併用したほうがかえっていいのでしょうか?

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「最終的には抗がん剤上乗せのパーセントや患者さんの意思によるのでしょうが、やはり50歳以下はRS21から勧めていますか?」
→low riskでは当然勧めませんが、上乗せ(benefit)の記載があるので、その%で患者さんが判断します。
 実質的に中間リスクでは(benefitが高くないので)高リスクの場合に抗がん剤となることが多いようです。

「実際はどのような運用をされていますか?」
→30歳代では勧めることも多いです。

「もしホルモン剤だけになる場合併用が必要でしょうか?」
→質問者は30歳代だから、(私なら)勧めるでしょう。

「併用の場合での副作用や体にとっての利益はどのような違いがありますか?」
→副作用は関節痛など強くなる可能性はあります。
 30歳代であれば、「併用の利益」は期待できると思います。

「子宮のためには併用したほうがかえっていいのでしょうか?」
→子宮内膜症や(大きな)筋腫が無い限り(その理由での)併用を勧めたりはしません。





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