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単孔性 血性乳頭分泌。

[管理番号:5815]
性別:女性
年齢:36歳
初めまして。
先生の過去の回答を見ながら、勉強させて頂いています。
ありがとうございます。
沢山の過去のQ&Aを読ませて頂いているのですが、やはり不安が拭えず、質問した次第です。
勉強不足だと感じたら申し訳ありません。
現在36歳 2歳と0歳の子がいます。
今年の9月の前半に2人目を出産し、現在授乳はしておりません。
生後2週間に搾乳をしたら母乳がピンクになっており、乳頭は切れていませんでした。
確認すると1ヶ所の穴から血が出ていて他は母乳が出てます。
2日連続で出たため搾乳と授乳をストップして1週間後に乳腺科に行きました。
乳腺科へは血が出た件とは別に、脇にシコリがあるような気がして事前に予約していました。
乳腺科に行く朝に、お風呂で絞ったらまた血が出たのですが、きっと大丈夫と思い気にしてなかったので事前に血が出ているという申告はせずエコーで胸と脇に異常があるかだけ見てもらいましたが、問題ないとの事。
先生との問診の際に、血が出る事を言い、その場で出してみるよう言われたのですが、そこでは出ませんでした。
気にしすぎだと若干怒られました。
その時に、『2週間位出たらまた来
て、血を採って検査する』と言われました。
気にしすぎと怒られた為、気にしない為に、授乳も搾乳もやめました。
血が出る事で精神的に追い詰められていたので。
10月11日(乳腺科から12日後)に子供の1ヶ月検診があり、そこで助産師さんがおっぱいチェックすると触った所、血が出て乳腺科に行くよう言われ怖くなり、その日のうちに前回とは違う乳腺科に行きました。
これまでの経緯を説明し、プレパラートのような物で血を2枚分とり、エコーもしましたが、結果問題ないと言われました。
半年後に診察の予約をして終了し、月に1度血が出るか確認し量が増えたら受診してと言われました。
その後10月22日に何気なく絞ったら出て落ち込み。
11月22日に絞りまた出たので、毎日絞ってみる事にしました。
量は米粒程度あるかないか位の量で、鮮血だったのが、徐々に薄くなり11月29日には止まった感じでみえなくなりました。
12月4日までは毎日絞り出てない感じだったので止まったかと思ったら、12月6日・7日とまた鮮血が出ました。
量は米粒あるかないかの量です。
.12月1日から6日までは生理でした。
.1人目の子の時もほとんど授乳中はできていません
.今回の出産後3日目に胸が熱を持ち、シコリのような感じで乳腺炎まではいかないと思いますが、胸がパンパンになった事があります。
.右の乳首の1ヶ所の穴から血がでますが、他の穴からは未だ母乳がでますが
質問は以下の通りです。
1、初めて血が出た時から数えると2ヶ月経過していますが、6日程出てないので、『継続している』には当てはまらないのですか
2,授乳中の血性分泌はそもそも心配ないと過去の回答にありますが、
私の場合も、これだけ長期間続いていますが、気にしないで良いのでしょうか
3.、6日間止まった経緯があるので、毎日絞るのは止めるべきでしょうか。
4.これからも出続ける可能性を考え、直ぐに乳管造影の予約をしてた方が良いでしょうか。
他の方の質問も読み込みました、浮きは沈むまで待つと呪文のように毎日唱えていますが、ハッキリしない為に毎日が憂鬱で仕方ありません。
沖縄に住んでますが、乳管造影をやってくれる病院も探せないし、何より田澤先生に診て頂きたいと思う毎日です。
お忙しいと思いますが、回答を宜しくお願い致します
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者は、このQandAを「読み込んでいる」ようで何よりです。
まず、私が強調したい事は3点
1.出産後であること(現在、授乳をしていないとは言っても母乳が出ている状態であることは重要な事項です)
2.(出産直後の)鬱滞性乳腺炎をしている
3.鮮血である。
以上より、ほぼ確実に(分泌亢進が起きている状況での)「炎症で破綻した乳管(それがたまたま1箇所だけだったということ)からの分泌」と判断します。
○重要なことは「想像力」です。
 
 1.「乳管内病変からの出血」と仮定したとすると…たまたま出産直後に「存在を主張した」というのが、そもそも(確率的に)偶然すぎる。
 2.乳管内病変からの出血であれば、「少量、持続的(つまりジワジワ)」なので、「鮮血」ではなく(やや古くなって)「黒っぽい分泌」となることが多い(通常の分泌液とゆっくり混ざって出てくるため)
「1、初めて血が出た時から数えると2ヶ月経過していますが、6日程出てないので、『継続している』には当てはまらないのですか」
⇒当て嵌まりません。
「2,授乳中の血性分泌はそもそも心配ないと過去の回答にありますが、私の場合も、これだけ長期間続いていますが、気にしないで良いのでしょうか」
⇒その通りです。
 明らかに「授乳が関連(鬱滞による炎症)」していると見るべきです。
「3.、6日間止まった経緯があるので、毎日絞るのは止めるべきでしょうか。」
⇒その通り、絞るのは止めましょう。
 私の解釈では(ほぼ正しいと思いますが)「鬱滞による炎症による乳管の破綻」が原因です。
 
 「そっと」しておくことが「解決(止まる)の糸口」となります。
「他の方の質問も読み込みました」
⇒いい事です。
 実際に(結果として)その解釈が「ひっくり返った」ことはありません。
「浮きは沈むまで待つ」
⇒特に今回は「エコー検査」しているのだから全く心配することはありません(分泌液の細胞診などは無駄な検査ですが、安心材料の一つと言えるかもしれません)
「4.これからも出続ける可能性を考え、直ぐに乳管造影の予約をしてた方が良いでしょうか。」
「沖縄に住んでますが、乳管造影をやってくれる病院も探せないし、何より田澤先生に診て頂きたいと思う毎日」

⇒どうしても気になるなら、
 今から市川を予約すると「3カ月位先(おそらく)」となると思います。
 (保険をかけるつもりで)「3カ月後予約」しておいて、(その間絞る事を止めて)「3カ月後に止まっていたらキャンセルする」と言う方法はあります。(実際に、そのようなキャンセルはしばしばあります)
・「メディカルプラザ市川駅