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乳癌の遺伝性

[管理番号:1590]
性別:女性
年齢:89歳
89歳になる父方の祖母が、乳癌になりました。親戚や近親者に他に乳癌や卵巣がん、子宮がんの者はいません。
ただ、あまりにも高齢での発症なため、遺伝性のものかと心配になりました。先生の見解を教えて下さい。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
ここでは一般論で回答します。
「89歳での乳癌発症」
⇒珍しくはありません。
 「乳癌は若い人の病気」と誤解している高齢者がいらっしゃいますが、「80歳代の乳癌が多い」のです。
 2010年の統計では「80歳以上の乳癌は年間6900人」であり、「40~45歳の5490人」を上回り、40代後半~60代にかけてのピーク年齢に匹敵する数なのです。 
 ♯トップページの「乳癌の現状」を参照してください。
 
「あまりにも高齢での発症なため、遺伝性のものかと心配」
⇒発想が「真逆」です。
 高齢者の癌は「長生き病」と称される「癌の本質」を示しています。 つまり「長
生きに伴う遺伝子エラーの蓄積こそが、癌の本態」なのです。
 89年も生きれば、「体のいろいろな細胞で遺伝子変異が蓄積されつつある筈」
です。
 それが「たまたま」乳腺だったというだけの話です。
 これが若年発症であると、「遺伝性」を意識しなければなりません(最近では30代
の乳癌が増えているので、30代でも可能性はそれ程高くはないと思います)

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江戸川病院 乳腺外科 東京都江戸川区東小岩2-24-18 電話03-3673-1221
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