Site Overlay

皮膚の膨らみ

[管理番号:8600]
性別:女性
年齢:46歳
病名:
症状:
投稿日:2020年6月2日

 
 
*******

質問者様の別の質問

新たな管理番号としました。

質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。

管理番号:5965「トリプルネガティブ
*******
 
 

田澤先生よろしくお願いします。

1年8ヶ月前左皮下乳腺全摘自家組織同時再建が経ちましたが
術後皮膚壊死、部分切除しましたがケロイド、皮膚が部分的白っぽく薄くなったような気がして今に至ります。

ケロイドと皮膚状態ばこのままなのでしょうか?
昨日、傷口の下の方に膨らみがあるのを見つけました。
さわった感じは痛みもなく赤みもありません。
鏡で上半身を診るとやはり右側は無く左側にあります。

この膨らみは何でしょうか?再発、転移でしょうか。
再建した形成外科、乳腺科、どちらかを受診しょうと思うのですがどちらがいいでしょうか?
気になり始めると考えてしまい寝れなくなってしまいます。
すごく心配性なのでよろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「この膨らみは何でしょうか?再発、転移でしょうか」
⇒診察していない私には想像することもできません。(主治医に診察してもらいましょう)

「再建した形成外科、乳腺科、どちらかを
受診しょうと思うのですがどちらがいいでしょうか?」

⇒どちらでも構いません。

 結局、(単なる)皮膚トラブルであれば、(乳腺外科医からは)「形成外科の先生に相談してね」となりそうだし、
  (再発との鑑別が難しい場合には)(形成外科医からは)「乳腺の先生に相談してね」となりそうです。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

トリプルネガティブ
性別:女性
年齢:46
病名:トリプルネガティブ
症状:
投稿日:2020年6月24日

田澤先生よろしくお願いします。

以前、左側の腫れてについて相談したものです。
その後形成外科の診察がありエコーをしてもらったら脂肪腫で安心しました。

今日、乳腺外科の定期検診があり血液検査、マンモ、エコーをしてきました。
血液検査 CEA 15.1 CA15―3 10.1
担当医はもとから高いから気にすることはないと言ってましたが大丈夫ですか?
マンモとエコーで引っ掛かってしまいました。
左側は全摘再建で大丈夫でしたが右側がありました。

超音波検査報告書
右乳房乳腺内部エコーは不均一です。

明らかな乳管拡張は認めません。

<乳腺石灰化疑い>Barea:16㎜大、音響陰影(+)、周囲明らかな腫○像は認めません
<乳腺腫瘤>Carea:8×6㎜大
Carea:6×3㎜大 両者は接して存在しています。
前者は前回と比べて増大しています。
いずれも境界一部不明瞭、内部不均一、内部に1㎜以下の点状高エコーを有しています。
線維腺腫や乳腺組織の変化の可能性もありますが境界不明瞭で内部に点状高エコーを有する点や増大を認める点など、良性と言い難い部分もあります。

左乳房
<乳房再建後>
(低エコー腫瘤)BDarea相当位:5×3×4㎜
大 後方エコーの軽度減弱を伴う腫瘤です。
画像上著変ありません。
脂肪壊死や術後変化などが疑われます。

BDareaは他と比べ、内部のエコー輝度が
高く、所々で後方エコーの軽度減弱を伴う部分が見られます。
繊維化を伴っている可
能性があります
<リンパ節>
両腋窩リンパ節腫脹 反応性腫脹疑い、2―3ヶずつ、いづれも扁平状です。

右側
マンモにも同じ位置にあったので織検査(麻酔をして音が出るもので3本採りました。
担当医に悪性度はどのくらいあるか聞いた所。
結果を待ちましょうと言われ来月に結果がわかります。
心配で仕方がありません。
悪性度はどのくらいあるとお考えですか?両側術後なので余計に心配です悪性だった場合放射線をしているので全摘なのでしょうか?今回、悪性だったら3回目になるので…

長分乱文ですみません。

よろしくお願いします

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「血液検査 CEA 15.1 CA15―3 10.1
担当医はもとから高いから気にすることはないと言ってましたが大丈夫ですか?」

⇒もとから高いなら、主治医の言う通りだと思いますよ。

「悪性度はどのくらいあるとお考えですか?」
⇒画像を見ていない私が(主治医以上の)判断をすることは不可能です。

ただ、「線維腺腫や乳腺組織の変化の可能性もあります」や「前回もある(新規病変ではない)」ことからは「良性寄り」の印象ですが…

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

トリプルネガティブ
性別:女性
年齢:46歳
病名:トリプルネガティブ
症状:トリプルネガティブ
投稿日:2020年7月8日

田澤先生よろしくお願いします。

病理組織診断が出ましたのでお願いします。

Rt.breast.biopsy:
Adequate,malignant
Ductal carcinoma
ER:0
PgR:0
HER2:0
Ki―67:90%
Ck5/6:0
CK14:0
核異型3,核分裂:3核グレード:Grade3(計6点)
所見
一部の乳管内で、comedo necrosisを伴う異型細胞の増生がみられます。

Ductal carcinomaを考えます。
標本上は明らかな間質浸潤は指摘できません。

ただし採取病変量は少量です
担当医から非浸潤がん、放射線をしているので全摘との事。
皮膚の状態が良ければ再建ができるので形成外科で診察してもらってと言われていますが、再建出来るのでしょうか。
これから手術前検査があります。

自分自身転移が心配なのでPET検査をお願いしましたが担当医がそこで転移があれば手術はしないで抗がん剤治療と言われたので、余計に心配です。

もし、転移が見っかった場合、非浸潤がん
でも手術は出来ないのでしょうか。

術後、浸潤していた場合治療方法はどのようになるのでしょうか。
担当医に前回手術の件を聞いた所、転院前の病理診断は取り残し無しとあった、
はっきり局所再発と言われていないので不安と心配で夜中々寝れません。
トリプルネガティブの局所再発でしょうか
両側サブタイプちがいで今回右側なのでこの先が心配です。

混乱して乱文になり申し訳ありません。
よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「担当医から非浸潤がん、放射線をしているので全摘との事。」
⇒その通り。

「皮膚の状態が良ければ再建ができるので形成外科で診察してもらってと言われていますが、再建出来るのでしょうか。」
⇒そのために「形成外科を受診する」のでは?
 診察していない私に判断はできません。

「もし、転移が見っかった場合、非浸潤がんでも手術は出来ないのでしょうか。」
⇒それは、(PETを撮影するなら)その結果がでてから考えましょう。(仮定で話をするのは、あまりにもナンセンス)

「術後、浸潤していた場合治療方法はどのようになるのでしょうか。」
⇒浸潤していた場合には、その「浸潤部分のサブタイプ」に応じた治療となります。
(仮定で話をするのは、辞めましょう)

「トリプルネガティブの局所再発でしょうか」
⇒「新規病変」なのか「局所再発」なのか? 手術病理の結果で(最終的に)想像することになるでしょう。
 ただ、どちらであっても「治療法に何ら影響なし」です。(無意味に悩むのは止めましょう)

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

トリプルネガティブ
性別:女性
年齢:46歳
病名:
症状:
投稿日:2020年7月15日

田澤先生おはようございます。

先週、針生検の結果が出て非浸潤との事で、放射線をしているので全摘と言われ納得はしまた。
自分自身転移が心配でPET検査をお願いしたのですが、転移していて手術ができなかったどうしょうと動揺しはじめてしまい、一緒に説明を聞いた主人に聞いた所、担当医はPET検査をする予定は無かったと聞き、後日、PETの説明をもう一度聞き、キャンセルすることにしました。

針生検の結果説明の時に乳房造影MRIを受けて欲しいと言われ受け結果が出ました。

乳房造影MRI
両側乳がん術後(右側 部分切除+SNB,
左側 NSM+SNB+TRAM)
右乳房のC領域、乳頭から10時方向の約5、5cm(NTD)に約29×19㎜大の不整形腫瘤を認めます。
Dynamic造影で1038/1667/1925/2257と急速増強から
漸増性に造影効果を認めますが、既知の乳がんと考えます。

病変にはclustered ring
enhancementを認め乳官内成分が多いと考えます。
この腫瘤状部分を含めて長さ
5cmにわたり不均一区域性造影効果を認め、病変と考えます。
ただし病変と乳頭とは5cm以上離れています。
明らかな皮膚、胸筋、胸壁への浸潤を認めません。

左乳頭の一部に造影効果を認めます。
経過観察を勧めます。

左内胸リンパ節が軽度腫大しています。

背景乳腺の造影効果はほとんどみられません。

説明は受けましたが報告書を見ると分からないことばかりで教えて頂けたらと思います。

形成外科では再建ができるとの事でしたが乳頭乳輪は放射線を受けているので切除が安全と言われました。

全摘同時再建(エキスパンダ―)になりました。

田澤先生ならPET検査を勧めましたか?
手術日が7月(下旬)日入院(下旬)日手術が決まり来週手術前検査があります。

術後治療はどのようになるのでしょうか?
やっと落ち着いて来てる感じがしますが心配はすごくあります。

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは田澤です。

「田澤先生ならPET検査を勧めましたか?」
⇒何故?

 私がルーティーンでPETを勧めることは「絶対に」ありません。

「術後治療はどのようになるのでしょうか?」
⇒乳房内再発は全摘すれば終了です。(今回は非浸潤癌なので議論の余地なし)