乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7489]
性別:女性
年齢:54歳
病名:乳がん
症状:肺転移

初めて質問させていただきます。

3年前の6月に左乳房の全摘手術をしました。

手術後の病理検査は以下のとおりです。

断端(-)
腫瘍径:2.8cm
浸潤経:0.3cm×0.2cm(multiple)
UICC:pt1a、pN0
NG:2
HG:Ⅱ(7)
波及度:g(+)、脈管浸潤:ly0、V0
ER:8
PR:2
HER2:1+
Ki67:50%程度(Hot Spot)

Ki67が高いこともあり、手術後抗がん剤を使用するか迷いオンコタイプDXを行ったところ、RS29との結果でした。
しかし浸潤径が小さいことから抗がん剤は使用せずにアリミデックスを服用して経過観察していましたが、今年の5月末の人間ドッグを
受けたところ、右肺に2.5cmの腫瘍が見つかり、PET‐CTの結果、左肺にも
2つ微小な病変があることが診断されました。
今現在、自覚症状もなく、腫瘍マーカーの変化もありません。

その後、気管支鏡にて組織の検査を行ったところ、乳がんの転移巣であり、ER(8)、PR(-)、HER(1+)との診断でした。

医師からは、今後の治療として以下の選択肢があると示されています。

1:フルベストラント単独
2:フルベストラント+分子標的薬
3:パクリタクセル+ベバシズマブ

主治医からは、少しでも良い状態を長く保つためにと、2.を推奨していただいています。

田澤先生のQ&Aを拝読させていただきますと、最初3.その後2.とのご意見と思い、腫瘍内科の主治医に相談したところ、今は腫瘍を何かしないといけない状況ではないので、抗がん剤の使用はまだ勧めないとのことでした。
また、腫瘍の手術の適用を聞いたところ、意味がないとの説明でした。

<質問1>
ガイドラインでは症状がでてから治療しても、早く発見して治療しても差が無いとのことですが、田澤先生のご意見はいかがでしょうか。

<質問2>
完治の可能性にかけるためには、どのような治療をしていくべきでしょうか。
全身治療はもちろんですが、必要なら局所治療にも取り組みたいと考えております。

<質問3>
治験の参加についてはどのようにお考えでしょうか。

何卒ご意見いただければ幸いです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「<質問1> ガイドラインでは症状がでてから治療しても、早く発見して治療しても差が無いとのことですが、田澤先生のご意見はいかがでしょうか。」
→早い方がいいと思います。(相手が小さいうちなら効果があっても、相手が育ってしまったら歯が立たないということは容易に想像できますね?)

「<質問2>完治の可能性にかけるためには、どのような治療をしていくべきでしょうか。」
→私の患者さんであれば…
 (実際に提案するのは以下です)

 1.抗がん剤で叩く
 2.その状態をpalbociclib+Fulvestrantで維持する。
   ★この1と2の間に肺転移巣を直接「Tomotherapy」でターゲットとすることも十分に視野に入ります。

 因みに・
  抗がん剤の選択は以下(3か月~6か月でcCRを狙います)

  副作用を気にするならbevacizumab + paclitaxelもしくはeriblin
副作用が気にならないなら(アンスラサイクリン未治療なので)EC

「<質問3>治験の参加についてはどのようにお考えでしょうか。」
→とんでもない!
 まだまだ有効な治療があるのに、「効くかどうかわからない治療」を選択する意味が解りません。





「 乳がん Q and A 」直近の更新









サイト内検索

記事や皆様の質問の検索には、「サイト内検索」を使用してください。

例)乳がん しこり
例)脇の下 しこり
例)しこり 痛み
例)線維腺腫 (←誤字に注意)
例)乳腺症

*検索したい文字を正確に入力してください。
「石灰化」で検索したい場合…
(○)石灰化
(×)石灰か *「か」だけ「ひらがな」になっている。
(×)せっかいか *「ひらがな」になっている。



乳がんや乳腺の疾患に関する質問を受け付けています。

乳がんや乳腺の疾患に関する質問はこちらかどうぞ。