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副乳ガン

[管理番号:2536]
性別:女性
年齢:45歳
はじめまして。
先週の金曜日にマンモとエコーを行い細胞診をしました。
今週の金曜日の結果待ちです。
1か月ほど前に、左脇の下に圧迫すると、ピリピリとした痛みがあり、生理とともに収まりました。
生理が終わったらまた痛みがでて、しこりを見つけたので、乳腺外科にいきました。
エコーで見たところ右にも2つしこりがあります。
と言われ、今日、針さして調べますね。
といわれました。
次に左の痛みのある部分を見た先生はここに乳腺があるとは思わなかったけど、といいならが、今日は右じゃなくて、こっちを調べます。
といわれました。
しこりは1センチ、形が気になります。
結果は家族の方と来てくださいとの事。
2年前にマンモをうけたときに微量の石灰化がありましが、あまり心配しなくても大丈夫ですといわれました。
いろいろ、調べたところ、副乳ガンでは?思っています。
副乳ガンはリンパ移転が早いとの事ですが、どのくらいで移転するものでしょうか?
右のしこりはリンパ移転したものと考えられますか?
また、一年前から、3回ほど、激しいめまいに襲わたのですが、関係はあるのでしょうか?
副乳ガンだと、小さくても油断できないとの事で、落ち着きません。
よろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
副乳癌はとても頻度が低いので、通常は疑いません。
また、重要な事実として「右と左は、完全に無関係」です。(つまり右乳癌が左のリンパ節転移をおこしたり、その逆は絶対に起こらないのです)
○ ご本人が「左の副乳癌」が「右のリンパ節転移をおこした」と想像しているとしたら、それは「100%あり得ません」
  
「左の痛みのある部分を見た先生はここに乳腺があるとは思わなかった」
「しこりは1センチ、形が気になります。結果は家族の方と来てください」
⇒この表現は「確かに、気になります」
 「ここに乳腺があるとは思わなかった」とあるので、「副乳」なのかもしれません。
 もしも副乳に「形が気になる1センチのしこり」があるとしたら、「副乳癌も完全には否定できません」
 ♯ただ、何度も言いますが、「副乳癌はかなりの低頻度」です。(可能性は相当低いと思いますが…)
 
「副乳ガンはリンパ移転が早いとの事ですが、どのくらいで移転するものでしょうか?」
⇒別に副乳癌が「恐ろしい性格」と言う意味ではありません。
 たんに「部位的に」腋窩リンパ節のすぐそばだから「比較的、転移し易い」というだけの話です。
 
「右のしこりはリンパ移転したものと考えられますか?」
⇒絶対にありません。
 冒頭でコメントした通り、「乳腺と腋窩リンパ節にかんしては、完全に左右は独立」しています。
 左の(副)乳癌が「右に転移する」など絶対にありえないのです。
 ○右のしこりは(何であるのか不明ですが)「たまたま存在していた」だけにすぎません。
 100%左とは無関係です。
 
「また、一年前から、3回ほど、激しいめまいに襲わたのですが、関係はあるのでしょうか?」
⇒もしも「遠隔転移などを心配」しているとしたら…
 全く無駄な心配です。
 1000%ありません。
 
「副乳ガンだと、小さくても油断できないとの事で、落ち着きません。」
⇒勘違いをしています。
 副乳癌は「たんに副乳に発生した癌」であって「乳癌と全く同一」と考えてください。
 ただ(通常の乳癌も、腋窩に近い部位に有る場合は、その近さゆえ、腋窩リンパ節転移し易いのと全く同様に)副乳癌は腋窩に近いので「腋窩リンパ節転移を起こし易い」というだけであり、特別視するようなものではありません。
 『小さくても油断できない』というのは考え過ぎです。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、こんばんは。
以前、副乳ガンでは?と質問させていただいた者です。
回答ありがとうございました。
今回も質問お願いします。
あれから、左側は乳ガンと診断され、副乳かもしれません。
とは言われたものの、断言はされませんでした。
右側も2つあるシコリのうち、形の悪い方に針をさし、乳ガンと診断されました。
右側の2つあるシコリは裾が不明瞭で奥で繋がってる可能性があるので、全摘になるかもしれませんと言われました。
病理結果には
右、ICLを持つ細胞も含まれる。
とありました。
調べたところ、ICLは小葉ガンとあり、小葉ガンなら、両側に出るのもありえるな。
と思いました。
a3様とも書いてありました。
これは硬ガン?
硬ガンにもICLを認めることもあるのですか?
ルミナールタイプとも書いてありました。
先生に質問は以下4つです。
①針検診だけではガンかどうかの確定も出来ない場合もある。
との事だったので、麻酔なしの針検査だけで、そこまで分かるものなのでしょうか?
②右側は小葉ガンだと、左側も小葉ガンになるのでしょうか?
だとすると、両側全摘がいいのでしょうか?
③右側の二つのシコリはどちらも1センチとの事で、足して2センチですか?と聞いたところ、隙間があるので2センチではないといわれ、何センチかは教えてもらえませんでした。
いわゆる、浸潤経というですか?例えばそれが5センチだとすると、ステージは上がってしまうのでしょうか?
④あれから左側の脇の下に1センチ足らずのシコリを発見しました。
柔らかいし、動くのですが、抑えると痛いです。
病院の先生に見てもらったのですが、これは腕のリンパだから大丈夫といわれました。
あんまり、触らない方がいいと。
これは、なんで出てきたのでしょうか?
手術のできる病院に紹介状を出してもらい、今そちらで術前検査をしてる最中です。
最初、右、左とも、ステージ1です。
といわれたものの、両側だし、3つあるし、脇のリンパも痛いし、と知れば知るほどこれはあまり楽天的に考えてはダメかも。
と思い始めました。
詳しい検査結果がでれば、すべてがはっきりするとは思うのですが、なかなか検査が進まず、やきもきしてるところです。
これがいわゆる大病院のデメリットってやつですね。
こちらで、田澤先生にお世話になってしまいますが、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「麻酔なしの針検査だけで、そこまで分かるものなのでしょうか?」
⇒画像所見(超音波)からの診断だと思います。
 
「②右側は小葉ガンだと、左側も小葉ガンになるのでしょうか?」
⇒左右は「全く、別々」です。
 
「両側全摘がいいのでしょうか?」
⇒其々の拡がりを(MRIなどで)きちんと評価してから「決めて」ください。
 
「いわゆる、浸潤経というですか?例えばそれが5センチだとすると、ステージは上がってしまうのでしょうか?」
⇒そうなります。が、画像所見では「最後まで解らない」領域です。
 
「これは腕のリンパだから大丈夫といわれました。あんまり、触らない方がいいと。
これは、なんで出てきたのでしょうか?」
⇒針の検査の影響だと思います。(所謂、反応性リンパ節腫大です)
 
「両側だし、」
⇒左右は全く別物です。(たまたま同時に見つかっただけです)
 
「3つあるし、」
⇒進行度とは無関係です。
 
「脇のリンパも痛いし」
⇒これは転移とは無関係です。
 
「知れば知るほどこれはあまり楽天的に考えてはダメかも。」
⇒難しく考え過ぎです。
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、こんにちは。
いつもありがとうございます。
副乳ガンで相談させていただいたものです。
あれから術前検査が終わり5月中旬に手術が決まりました。
右側の二つのシコリは硬癌、ki67はlow、核グレード1、ルミナールA
左側は充実性入管癌、ki67は中ぐらい、核グレード1、ルミナールAでし
た。
左はki67が中ぐらいだけどルミナールAでいいでしょうかと聞いたとこ
ろ、核グレードが1なので、今のところルミナールAでいいでしょう。

の事でした。
個人的には両側全摘で同時再建が希望でした。
右側は全摘になったので
すが、左側は、なにもない乳房を切るのはしのびない、脇なので、乳房
の変形もあまりない。
という事で温存になりました。
私が全摘にこだわっているので、左にあった4ミリほどシコリというか
影のようなもの2箇所にに刺してもらい、ガンでない事を確認してもら
いました。
小葉癌でもなく、術後の負担を考えてその方法で決めました。
この決断、間違ってませんでしょうか?
こちらのサイトで、勉強させてもらってるおかげで、前向きに自分の乳
癌と向きあっていけます。
ありがとうございます。
術中のセンチネル検査、術後の病理結果とまだ不安はきえませんが、冷
静に対処していきたいと思います。
また、不安な事がありましたら、よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
治療方針も決まって、まずは一安心というところですね。
どちらもルミナールAであれば「術後療法はホルモン療法」となり、見通しもいいで
すね。
「左側は、なにもない乳房を切るのはしのびない この決断、間違ってませんでしょうか?」
⇒それでいいと思います。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

先ほど、文章が未完成のまま、送信してしまいました。
再送してしまいすいません。
田澤先生こんにちは。
いつもありがとうございます。
また、よろしくお願いします。
 
手術まで1週間になりました。
事前の主治医との診察で、全摘の右側は位地的に皮膚も乳頭も残せますよ。
と言われました。
両胸とも陥没乳頭なので、残すことにこだわってはないと伝えました。
先日の形成外科の先生の診察で、即時再建の提案をされました。
手術の回数も減らせるし、魅力的な手術だと思いお願いしました。
主治医に確認したところ、手術中に不備があれば、従来通りの手技にしますとの事。
皮膚の切り方を脇からにするか、真ん中にするか聞かれ、皮膚と乳頭が壊死してしまう可能性の説明をされ、真ん中の壊死の可能性が低い方にお願いしました。
が、家に帰って即時再建を調べてみると、コレは危険な手術では?と思い始めました。
田澤先生の即時再建についてのお考えを教えてください。
もう、手術まで診察はありません。
前日の診察で、確認しておいた方がいい事はありますか?
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
「即時再建を調べてみると、コレは危険な手術では?と思い始めました。」
⇒危険な手術ではありません。
 
「田澤先生の即時再建についてのお考えを教えてください」
⇒再建を考えている方にとって「手術回数を減らせる」という意義はあります。
 通常は(当院でもそうですが)「同時再建を選択」すると「日程的に、どうしても遅くなってしまう(時間枠の問題や形成外科医との日程調整などで)」ところがネックとなります。
 ○その意味で、質問者の場合には「どちらを選択しても、日程が同じ」ならば問題ないでしょう。
 つまり「同時再建を選択することで、日程が大幅に遅れることが無い」ならばということです。
 
 

 

質問者様から 【質問5】

田澤先生こんにちは。
副乳がんで質問させてもらった者です。
いつもありがとうございます。
5月中旬に手術が終わり、病理結果がでました。
いくつか不安な事ができたのでよろしくお願いします。
右側は、乳頭乳輪を残し皮下乳腺を切除しました。
今は再建のエキスパンダーが入ってます。
ルミナールAからHER2ホルモンマイナスになりました。
そんな事があるのでしょうか?
脈管侵襲も高度でした。
乳頭を残してるけど大丈夫ですか?と聞いたら、様子を見ながらやっていきましょうとの事。
これは再建を中止して、放射線をしたほうがいいでしょうか?
それとも、抗がん剤をすれば大丈夫でしょうか?
左側は副乳がんと診断されました。
乳房のほうではなく、脇側に断端陽性があるとの事で追加切除するかどうか、病理の先生と相談すると言ってました。
どのくらい断端陽性があるのか、次の診察で聞くつもりですが、田澤先生なら、
どのくらいなら追加切除にしますか?
両胸リンパ節移転なし
浸潤経 右1cm左0.8cm
両胸グレード2
抗がん剤
ハーセプチン
追加切除(やるなら)
ホルモン治療の順番で行うようです。
術前と術後の結果が違い過ぎて戸惑ってます。
脈管侵襲高度が非常に不安です。
そんなに悲観する結果ではないのでしょうか?
よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
「ルミナールAからHER2ホルモンマイナスになりました。そんな事があるのでしょうか?」
⇒あまりにも「変わり過ぎ」です。
 何故、そのようなことになったのか「十分な説明」を担当医からしてもらってください。
 
「脈管侵襲も高度でした。乳頭を残してるけど大丈夫ですか?と聞いたら、様子を見ながらやっていきましょうとの事。」
⇒乳頭側の「断端陰性」なら大丈夫です。
 
「これは再建を中止して、放射線をしたほうがいいでしょうか?」
⇒「脈管侵襲」だけでは「放射線の適応」にはなりません。
 
「抗がん剤をすれば大丈夫でしょうか?」
⇒「局所」と「全身」は分けて考えましょう。
 
「乳房のほうではなく、脇側に断端陽性があるとの事で追加切除するかどうか、病理の先生と相談すると言ってました。」
⇒「脇側」との事ですが、本来「そちらには、もう乳腺は無い筈(副乳の部分は全て切除してますよね?)」です。
 断端陽性は「ありえない(他に取り様がない)」ことです。
 
「田澤先生なら、どのくらいなら追加切除にしますか?」
⇒「乳腺側」ならまだしも、「脇側」に断端陽性などありえないことです。(脂肪しかない筈です)
 
「両胸リンパ節移転なし浸潤経 右1cm左0.8cm両胸グレード2」
⇒両側pT1b, pN0ですね。
 十分すぎる「早期癌」です。
  
「脈管侵襲高度が非常に不安です。」
⇒脈管侵襲は気にしない様にしましょう。
 
「そんなに悲観する結果ではないのでしょうか?」
⇒pT1b, pN0で悲観する理由が見当たりません。
 
 
 

 

質問者様から 【質問6】

田澤先生、こんにちは。
副乳がんで、相談をさせていただいてます。
いつも、ありがとうございます。
術後の検査結果が変わった事を主治医から説明してもらいました。
右切除部分には小さいガンが多発してました。
浸潤してるもの、浸潤してないもの。
手書きの紙にはざっと10個以上の丸が書かれてました。
浸潤してる赤い印がついてたのが4つ
針生検をしてない部分にHER2があったそうです。
それぞれの腫瘍は繋がって浸潤はしていなく、最大浸潤経で1cmステージは1のままだそうです。
また、残した乳頭、乳輪側の断端は-で、このまま再建をしてても、大丈夫でしょうと言われました。
脈管侵襲はリンパ管侵襲が3+静脈侵襲は-でした。
左の副乳ですが、やはり脇側が断端+でした。
当初、副乳がんであるとは思ってなかったのかな?と思いました。
手術前には、シコリは端にあると言われ、手術後に副乳と言われたので。
抗がん剤が終わった3ヵ月後に再切除。
その後、放射線になるそうです。

CEF3週間毎×4
ハーセプチン1年

追加切除+放射線
ホルモン治療
先日、第一回のCEFが終わりました。
治療は全てやるつもりでいます。
今のところ、20%の再発率が半分になると言われました。
だとすると、
90%は再発しないと言う事で、間違いないでしょうか?
田澤先生に励まされ、ここまで 頑張ってこれました。
先生の言葉が、お守り替わりでした。
ありがとうございました。
また、何かありましたら、よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答6】

今日は。田澤です。
「右CEF3週間毎×4 ハーセプチン1年」
⇒中途半端な治療です。
 「タキサン無」で「アンスラサイクリンのみ」をハーセプチンと併用している事は理解できません。
 本来「ゴールデンスタンダードであるアンスラサイクリン+タキサン」に対して
「非アンスラサイクリンレジメン」はありますが、「非タキサンレジメン」はありません。
 
「20%の再発率が半分になると言われました。だとすると、90%は再発しないと言う事で、間違いないでしょうか?」
⇒そういうことです。
 早期癌なのだから「実際はもっと再発率は低い」と思います。



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