[管理番号:6625]
性別:女性
年齢:36歳
いつもこのサイトを拝見させていただいています。
4月半ばから乳房に違和感(腫れ、赤み痛みなし)があり、授乳中だったが心配で6月初めに乳腺科を受診。
エコーと視触診後、ミルクが溜まっているのであろうとのことで、母乳マッサージを専門としている医院を6月末受診。
同じくミルクが溜まっているだろうから手術で取り除いたほうがいいのではとのことで大きい病院の乳腺外科に紹介状をかいてもらい、受診。
しこりはこの時点でもありませんでした。
7月(上旬)日に針生検と皮膚の検査をしたところ、悪性がでて皮膚からも悪性のものがでたということで、炎症性乳がんとのことでした。
しかし、このサイトで先生が何度も「炎症性乳がんは尋常じゃないほどの赤みが出る」とおっしゃっていたので、乳がんは針生検で悪性とでているので確定としても炎症性乳がんとの判断はまだ信じられないでいます。
それともこれから赤くなるのでしょうか?
先生は赤みがない、腫れ、むくみ、しこりがふれないという症状でも炎症性乳がんと判断されますか?痛みもたまにピリピリとする感じがあるだけです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「先生は赤みがない、腫れ、むくみ、しこりがふれないという症状でも炎症性乳がんと判断されますか?」
→それは炎症性乳癌では(定義上)ありません。
炎症性乳癌とは(実際には炎症はないが)「あたかも乳房全体に炎症があるかのような、皮膚が真っ赤となる」しこりは比較的不明瞭な乳がんをいいます。(実際は、
皮下のリンパ管が癌細胞で後半に閉塞するためにうっ滞してそのようになる=炎症ではない)