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治療法と妊娠について

[管理番号:5340]
性別:女性
年齢:37歳
こんにちは。
今年6月に右乳房温存手術を受けました。
術後の病理結果は以下の通りです。
浸潤性乳管癌(硬癌)、最大浸潤径1.1cm、グレード2、リンパ節転移なし、切除断端 陰性、ホルモン感受性 陽性、HER2 陰性、ki-67 14%
今後の治療法として、放射線治療とノルバデックス単独で現在進めています。
ステージ1とされていますが、「グレード2」が気になります。
主治医はホルモン剤の注射はなくても良いとの意見ですが、田澤先生もこの意見に賛成でしょうか?
また、今後の妊娠についてですが、内服を2年ほどで休薬し出産した場合、再発の可能性は高まるのでしょうか。
また、再発した場合の余命など、推測することは可能でしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
完璧な早期癌です。
グレード2は、あくまでも「中間」です。気にしない様にしましょう。
「主治医はホルモン剤の注射はなくても良いとの意見ですが、田澤先生もこの意見に賛成でしょうか?」
⇒30歳代だから、通常は行います。
「また、今後の妊娠についてですが、内服を2年ほどで休薬し出産した場合、再発の可能性は高まるのでしょうか。」
⇒そもそも、「妊娠出産授乳」⇒ホルモン療法の順番でもいいでしょう。(過去のQandAでもコメントしています)
「また、再発した場合の余命など、推測することは可能でしょうか?」
⇒再発した場合には薬剤の効き方によって余命は変わってきます。