[管理番号:4802]
性別:女性
年齢:51歳
こんにちは、よろしくお願いします。
35歳で乳がん検診を受けて両)多発のう胞と診断されて以降、定期的に乳腺クリニックを受診していました。
6年程前から右CD領域に4mmの低エコー腫瘤があったようですが昨夏7mmのいびつな形に増大していたため生検しました。
MRIも撮って限局した非浸潤癌と診断されました。
6年前から癌だったのでしょうか?
ずっとのう胞だと思っていたので6年前に手術(生検)を受けていたらと悔しい気持ちでいっぱいです。
手術は温存+センチネルリンパ節生検をしましたが(最終病理で腫瘍は2mmの非浸潤癌でした)、ガイドラインでは術前から非浸潤癌とわかっていれば不要だったのですね。
今でも脇の下の違和感が残っているためできれば省略したかったです。
主治医からは何の説明もありませんでした。
また放射線治療を25回受けましたが、このサイトで私と同じような非浸潤癌の方に、小さな腫瘍であれば省略可能だと回答されているのを見て、私も省略できたのかなあと後悔しています。
主治医からは温存の場合は放射線治療は必須ですと言われていました。
終わったことをふりかえっても仕方ないですが、私が受けた治療は妥当だったのでしょうか?
現在無治療ですが毎日悶々としています。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「6年前から癌だったのでしょうか?」
⇒そのようです。
ただ、「6年たっても2mmの非浸潤癌」であれば、相当大人しい病変だったということになります。
「ガイドラインでは術前から非浸潤癌とわかっていれば不要だったのですね。」
⇒正確にいえば…
「術前診断が非浸潤癌」で、かつ「病変が限局している」場合となります。
☆質問者に当て嵌まりますね。(当然「センチネルリンパ節生検事態を省略する」選択肢はあったわけです)
「このサイトで私と同じような非浸潤癌の方に、小さな腫瘍であれば省略可能だと回答されているのを見て、私も省略できたのかなあと後悔しています。」
⇒「極めて小さな病変」であり「十分大きなマージンをつけて」いる非浸潤癌ならば、省略も十分ありでしょう。(効果と副作用のバランスからして)
「私が受けた治療は妥当だったのでしょうか?」
⇒ガイドラインから外れてはいませんので…
理想的とまではいきませんが、十分「妥当」とは言えます。
質問者様から 【質問2】
肝臓の腫瘍について
性別:女性
年齢:51歳
おはようございます。
以前管理番号:4802で質問させていただきました。
ありがとうございました。
今回は別内容の質問です。
よろしくお願いします。
毎年受けている人間ドックの腹部エコーで今回はじめて肝臓に腫瘍があると言われました。
すぐに消化器内科を受診して造影エコーをしてもらいましたが、5mm程度でしかも画面に見えるときと見えない時がある。
たぶん血管腫であろうとのことで3か月後に大きくなっているか調べましょうと言われました。
私としては肝臓転移を心配しているのですが、先生の膨大な数の回答で
は早期乳がんで遠隔転移は1000%ないといつもおっしゃっていますね。
でも実際腫瘍があると言われると、とても恐怖でこのまま経過観察で良いのか不安です。
近日中に術後1年の受診があるのですが、その時に乳腺外科の主治医に言って精査してもらったほうが良いでしょうか。
くだらない不要な心配をするなという田澤先生の回答が想像できますが、よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
見事に回答を予想されてしまいましたね!
「くだらない不要な心配をするなという田澤先生の回答が想像できますが、よろしくお願いします」
⇒消化器内科医のいうことを聞きましょう。
もう一つの方法は造影CTですが、(一般的には)経過観察でしょう。(ただ、3カ月で変化があるとは思いませんが、質問者の安心のためには「その方がいい」かもしれません)