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病理でki67が範囲でしか出ないときの判断の仕方

[管理番号:8124]
性別:女性
年齢:49才
病名:
症状:

初めて質問させていただきます。

9月に右浸潤性乳管ガンとわかり、11月の末に温存手術を済ませました。

手術の際の病理結果が来週出てくるので、
その結果を見て今後の方針を決めていくそうです。

なのでまだ針生検の病理結果しかわからな
いのですが
腫瘍1.6cm
ER score8
PgR score8
(ホルモン受容体+と言われました)
HER2 1+
核異形度 グレード1
リンパ転移なし

ホルモン受容体が高いのでホルモン療法かと思われますが、
こちらの病院ではki67値は確実な指標ではないのであまり使用しないそうで、
病理結果では10%~30%という範囲しか示されませんでした。

来週の病理結果でもはっきりした値は出ないようです。

この場合、オンコタイプで再発の可能性や抗がん剤の上乗せ%調べた方が良いでしょうか?
ki67値が20%以上ならオンコタイプをしたいと思っていたので範囲しか定まらず悩んでいます。

それとも私のような病理結果ではそもそも不要なのでしょうか。

また、どこか他の病理に出してはっきりしたki67値を出してもらうというようなことは可能なのでしょうか?

わからないことばかりですみませんがどうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「この場合、オンコタイプで再発の可能性をや抗がん剤の上乗せ%調べた方が良いでしょうか?」
→その通り。
 是非、そうしましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

病理でki67が範囲でしか出ないときの判断の仕方
性別:女性
年齢:49歳
病名:
症状:

以前オンコタイプをするべきかどうか質問させていただき、以前「すべき」というお答えをいただきましたが、今日手術の際の病理結果が出てきましたところ、

浸潤径2mm
乳管内進展巣13mm
またki67は10-30%という範囲でしかやはり出ませんでした。

他は前回と変わらなかったのですが、針生検の病理で腫瘍1.6cmだったので先日先生のお答えもいただきましたし、オンコタイプをする気になっていたのですが、
浸潤径2mmで、主治医からオンコタイプの推進する浸潤径の目安は5mmからと聞き、
またオンコタイプをすべきか判断がつかなくなってしまいました。

やれないことはないので不安を払拭する意味でしてみたらどうかと言われましたが、
このような結果の場合どうするのがよいのでしょうか?
それとも推奨する浸潤径に満たない場合、数値に正確性が欠けたりしますでしょうか?

とりあえずホルモン剤を始めてオンコタイプをやるなら結果を見て、抗がん剤か、放射線を始めることになるそうです。

また良く言う腫瘍何cmでしたとか、何mmでしたというのは私の場合2mmということで良いのでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「それとも推奨する浸潤径に満たない場合、数値に正確性が欠けたりしますでしょうか?」
→単純に…

 そもそもOncotypeDXの目的を考えましょう。
 「抗がん剤をすべきか?」が目的なのです。
 浸潤径が5mm以下なら抗がん剤の適応がない=OncotypeDXしても無意味

 そういうことです。

「また良く言う腫瘍何cmでしたとか、何mmでしたというのは私の場合2mmということで良いのでしょうか?」
→その通りです。