今年の夏は、雨多いですね?
「海の家」とか「ビアガーデン」などにとって、大打撃となっていることでしょう。
あまり暑くないとビールがすすまない?
「いえいえ、そんなことはありません。」この湿度のお陰でランニング終わりの汗は半端じゃない。
「YEBISU MEISTER」最高です。
今日、仙台育英が勝てばさぞかし美味いことでしょう。(相手の広陵は強いですが…)
FMから流れたショートストーリー
婦人
「まぁ、とても素敵な美術館ね。とっても有名な絵がいっぱいだわ。」
館長
「恐縮でございます。奥さま。」
婦人(絵を指さし)
「あれは、モネね。」
館長
「いえ、セザンヌでございます。」
婦人(更に)
「あれは、フェメールね。」
館長
「いえ、レンブラントでございます。」
婦人(今度は、自信たっぷりに)
「あれは、ピカソだわ。そうよね?」
館長
「いえ、奥さま。ただの鏡でございます。」
乳頭分泌
「たかが乳頭分泌。されど乳頭分泌」
このコラムでも何度となく取り上げましたが不十分でした。
つい先日の市川外来でも、いざ乳管腺葉区域切除の話になっても「入院期間」さえも解らない。
乳頭分泌の場合は特に「殆ど皆さんが、この乳癌プラザを見てイメージして受診」されているのに、これではいけない。
「もっと解り易く。」
そう実感したので、ここから特集します。
○基本
1.片側単孔性(多孔性)
2.性状:黄、血性(茶、黒、赤)
♯白や青、緑などは分泌液が変性したもので癌とは無関係
3.継続:3カ月以上「絞ると必ず出る」状態が継続すること
☆ここで注意点があります。
「陥没乳頭に伴う、炎症性の出血⇒単孔性血性の勘違い」
これが結構多いのです。
◎陥没乳頭に起因する「血性分泌」のしくみ(当然、癌とは無関係です)
解りやすいように、以下は点線部分(乳頭)のみを拡大して説明します。
表皮(皮膚)の細胞は(ご存知のように)毎日剥がれ落ち(垢です)、洗浄されます。
陥没乳頭
皮膚が陥没した状態です。
本来「外へ出ているべき皮膚」が内部に引き込まれている様子がわかります。
皮膚から剥がれ落ちた角質(垢)が外へ洗い流されずに「乳管出口」に詰まり「乳管閉塞」を起こします。
角質部分(垢)は感染を起こしやすく、時に強い炎症を起こします。
♯ 「臍ゴマ」を思い浮かべるといいでしょう。
「炎症」⇒「繰り返す」非腫瘍性の「血性分泌」
角質の貯留が慢性化すると、慢性的に繰り返す「出血」=「血性乳頭分泌」の原因となるのです。
◎次回は「本物」の血性分泌を紹介します。