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江戸川病院乳腺センター長 田澤篤 さん 212件

江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-06-29 09:37:50  掲示板 2025年6月29日~7月5日

「生検の実態」補足のコラム
やっとアップできました。
皆さん、是非ご参考に…


江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-06-15 10:43:46  掲示板 2025年6月15日~6月21日

今週のコラム 究極の乳腺外科医がテーマです。
しばらく、これは続きます。本日は診断、次は手術の予定です。

診断も手術も、そして再発治療も。
究極の乳腺外科医であるために何が必要か。そもそも患者さん側が「そこまで求める権利があること」を自覚してほしい。
そういうことかもしれません。

再来週のライブ配信
月一度の恒例行事となりましたが…
①「究極の早期発見」 ②「究極の手術」そして ③「究極の転移再発治療」
  ↑
これらの体験談をライブ配信したい。
それこそが、(見ている者に)「究極とは実際に存在するもの」と感じさせるのでは…

近々、(管理者に頼んで)「ライブ配信出演相談メール」フォームを作成しますので、『我こそは!』なる出演者を大募集しています。
上記①~③で実際に出演者が決まれば、(それに合わせて)その日のテーマとなります。

①当院で早期発見された方
②当院で手術された方(前医で手術できないと言われた)
③当院で転移再発治療をされている方
♯特に③についてはCDK4/6 inhibitorで5年以上cCRを継続している方に生の声を発信してほしい。とイメージしています。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-06-05 07:44:27  掲示板 2025年6月1日~6月7日

本日『Q&A 12705 不安な気持ち』を回答していて…
この方が(乳がんプラザを利用して)非常に的確に理解されていることに感心しました。(上から目線的な表現ですが、専門家なのでお許しください)
同じような方(石灰化が契機で癌が見つかり、それが広い範囲=①進行しているのではないかと不安とか、②突然大きなシコリ=進行が早くて、大変な状況なのでは?と不安)の人達にその誤解を解く非常に解りやすいQAと言えます。

たとえば、今後「全く同じような状況の人」に対して私が「あれやこれや」説明するよりも、このQAを読んでもらえば「その方がずっといい」と思いました。
★管理者さん、上記のように導くいいアイディアありますか?(掲示板を見ている方々もいいアイディアを!)

(Q&Aチェックへの追加も含め検討いたします。)




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-06-01 11:46:07  掲示板 2025年6月1日~6月7日

Q&A 薬剤性間質性肺炎の原因について 5/31 14:26
を回答していて…

トリプルネガティブに対する術前抗がん剤
(YOUTUBEでも解説した)pembrolizumab regimen
有害事象としては最も(我々医師が恐れる)間質性肺炎

問題点は2つ
1.(どうやらpembrolizumab/AC or EC)中に起きたようですが、その原因を主治医はpembrolizumabに勝手に特定して(何が根拠? おそらく免疫チェックポイント阻害剤の気をつけるべき有害事情として当然「間質性肺炎」が強調されているからでしょうが、そのanthracyclineでも当然間質性肺炎の原因となりえます)間質性肺炎が改善したらACもしくはECを(pembrolizumabだけを中止して)再開しようとしている!
⇒間質性肺炎という重大な有害事象となった以上、(再発治療以外での)抗癌剤の治療はご法度です。
あくまでも術前もしくは術後に行う抗癌剤は「再発予防」目的であって「現に再発病巣があるわけではない」つまり病状自体は命を脅かしてはいない。それに対して間質性肺炎の再燃のリスクのある抗癌剤を使うことで命の危機を招いてはいけない。のです。
これは絶対に「外してはいけない」轍と、言えます。

2.そもそも「どのように」その術前抗がん剤を勧めた(ゴリ押しした?)のか?
もしも、間質性肺炎がために(抗癌剤は無論中止ですが)手術へとなかなか進めずに、結果的に「手術不能」となってしまったら(無論、そうなる前に回復し無事に手術ができることを願っています)
それこそが、私がYOUTUBEでお伝えした『術前抗がん剤に潜むリスク(闇と影)』なのです。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-05-18 13:34:38  掲示板 2025年5月18日~5月24日

「今日は、とにかく溜っているQAを全て回答する」と決意して漸く今(2025/5/18 13:21)終了しました!
せっかく天気がいいのに… なんて途中思いましたがやり遂げました。

先ほどのコメントに来週「術前抗がん剤の影」について配信すると宣言しましたが、QAを回答しつくして最後の最後に(まるで術前抗がん剤の陰について配信することを後押しするような)Qがあり回答しました。
それは『Q&A 12660 回答2 手術の適応について』です。

質問者が「効くか解らない抗癌剤をされるよりも手術先行、全摘でかまわない」と強く要求したにも関わらず「術前抗がん剤一択」とされたために起きたことです。
回答1で私が強く勧めた「手術先行」は叶わずに「担当医に押し切られた」のです。

その結果は… どうか近日中に掲載される12660 回答2をご覧ください。

この担当医のようにトリプルネガティブ=術前抗がん剤とする根拠に
KERNOTE-522があります。
本来「転移再発」にしか適応がない免疫チェックポイント阻害剤である「pembrolizumabを術前抗がん剤としてなら使える(だからpembrolizumabを使うために術前抗がん剤が正義だ)」とした、かなりトリッキーなものですがそれを根拠に「術前抗がん剤はトリプルネガティブでは最早標準!」と思っているようです。
HER2陽性に対するKATHERIN試験もどうかと思いますが(まだ、HER2陽性にはanti-HER2 therapyが効きやすいというある種の安心感があるのに対し)私が口酸っぱく言っているように「トリプルネガティブは単一集団ではなく、抗癌剤が効かないものも当然ある」という認識なしでは手術不能という事態を招き得るのです。 手術不能となると「抗癌剤も効かないし、手術もできない」となります。
術前抗がん剤の安全神話など存在しません。
改めて、その認識を私自身強く持ちました。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-05-18 09:13:35  掲示板 2025年5月18日~5月24日

術前抗がん剤

来週日曜日の動画配信はこれにしました。
それは、やはり実臨床の中でその闇を感じたからです。

実例は2症例
1.術前抗がん剤をして、その際にセンチネルリンパ節生検で陰性 ⇒その後、Ax, PS, 胸壁再発⇒当院へ転院
  何が問題なのか? 回答①

2.術前針生検では非浸潤癌の診断、画像上は石灰化が広範囲
 エコーでは(広範囲だから浸潤部分もあるかもしれないが)非浸潤癌が大部分と判断される
 ⇒それなのに、前医では「術前抗がん剤」一択で患者さんに耳を貸さない⇒当院へ転院
  何が問題なのか? 回答②

上記回答①と②は今週のコラム499回目に画像と一緒に掲載します。(499回目は25日ではなく、早めに掲載するようにして25日を迎える前に、皆さんが「どういう方向で議論すべきか?」予め考える時間ができるように配慮したいと思います)

そして術前抗がん剤のもう一つの観点
術前抗がん剤を(特にHER2陽性やTNに対して)ゴリ押しする根拠となる臨床試験
1.KATHERINE試験(HER2陽性に対して)
2. KEYNOTE-522試験(TNに対して)
を紹介しつつ、その問題点




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-05-12 08:50:31  掲示板 2025年5月11日~5月17日

本日もQより
Q&A ステージ0の予後の差』を回答していて…
私から見ると、昨年6月の「石灰化要精査」の時点でST-MMTを提案されなかったことに疑問を感じるべき?と思いますが、

その医師は、(結局癌が原因だった石灰化だったわけだから)ST-MMTを最初に提案しなかったことに「寧ろ」反省すべきなのに…
何は「血迷って?」MRIで解らないから、現時点でも「とんでもない早期なんだ!」って、言っていて自分で恥ずかしくない?

質問の論点が「部分切除」を選択すべきか?「全摘か?」その際に、両方の術式で差が無いことに納得できない。とのこと
自分自身が「全摘を選択する」に際して「生存率も上なのだから」という自分を納得させるための質問にも思えます。

やはり統計の罠には、誰しも「?」と思う訳で…
ここでtime up
皆さん、どう思いますか?




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-04-29 08:31:34  掲示板 2025年4月27日~5月3日

Q&A リンパ転移3個のルミナル型のオンコタイプDXを』を回答していて…

いまだに「リンパ節転移のある閉経前」にはOncotypeDXの適応がない
などという医師がいることに本当に腹がたちます。
そういう医師は、多くの患者さんに無駄な抗癌剤をさせているという意味ではOncotypeDXが保険適応である以上、「有害医師」と思います。

ただ、そういう医師はえてして(今回の質問者のいうところの)「大」病院に居がちなこともまた事実。
「大」病院に所属しているから「自分の考えは正しい」と変なプライドがありそう。
★ 最近「細胞診クラスⅢで乳癌を疑う(ヘボ)医師」について頭を悩ませていますが、このような「大」病院医師もまた私の頭を悩ます「双璧」と言えるかもしれません。
♯ そういう「大」病院医師に「へぼ」医師が多いとすれば根源はひとつなのかもしれません。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-04-23 07:23:57  掲示板 2025年4月20日~4月26日

つい先日(と、いっても10日も経ってしまいましたが…)
「乳癌の経過観察」に関しては、同じことを言っている!とは流石に自覚はしているものの(夕食食べたのに、『ばあさんや、夕食はまだかい?』みたいには流石に呆けていません) 
やっぱり、QAで「何気に?」記載されている経過を読んでしまうと、つい叫びたくなってしまう。(呆けるというよりは、寧ろまだ「青い」と思ってください)

★ Q&A 浸潤性乳管癌が2つの場合 4/16
本日、掲載されるであろう、このQです。
♯何気に、1週間遅れでQAの回答をしている事態がばれてしまいましたが(笑)ごとではありません。(反省)

(以下は、私の心の叫びです。質問者は無視しても結構です)

細胞診で良性? 何故、細胞診をそう簡単に「外すな! 馬鹿者!」
その半年後9.1mm 経過観察?(その下手な細胞診で良性とでたから??? いい加減にしろ!)
さらに半年後は11.5mm
その半年後(細胞診から1年半?)12mmで漸く組織診して乳癌と確定診断となっているけど、12mmで組織診するくらいなら、その半年前の11.5mmの時でも良かったのでは??

こういう医師は、結果として1年半も乳癌を経過観察していることに「何の反省も、くやしさも、違和感も、絶望感も」ないのかなぁー。はぁー。 まさか「これ位が普通」とでも思っているのか?
「乳癌の経過観察」これは絶対にやってはいけない。という意識が生まれない限り、この医師の進歩は何ら期待できない。

まぁー同じことでも、やはりどうしても気になってしまう。
どうにかならんのか?
  ↑
どうにもならないからこその、前回の動画配信とも言えます。
やはり「医師任せ」では、これが現状(実状)なのだと。
自分の身は自分で守るためにも、本当の自分の状態(私流のカテゴリーでの)を知る事。まずはそこから
で、最終的には(幾ら遠方でも)江戸川で確定診断!
この質問者も(遠方なのかもしれませんが…)幾ら遠方だとしても、1年半は「急がば回れ」でしたね… 

P.S. 中2の文通。これ書いたのは随分昔だったので(正直)忘れていました。
中学生くらいでは明らかに女子の方が大人だということですね。
優等生でいること(そして、それを友達に「真面目」みたいに言われること)のフラストレーションが遂に爆発。
ちょっと(だけ?)自慢になってしまうかもしれませんが、当時中間試験とか期末試験の学年の順位が貼り出されていました。
その友人の一言とは(その貼り出されたものを見に行く道すがら)『どうせ、お前が今回も1番だろうな。』
無論「からかう」口調とは違ったのですが、急に「真面目で勉強ができる」ことがとても恥ずかしくなった。(不良でいることをあこがれる時代。今は?)
本当は俺も皆みたいに『今回も赤点取っちゃったよー。』って言いたかった…
そんな中2の記憶が蘇るのです。
時代はまさにチェッカーズ、そして尾崎豊の卒業。
田舎の少年が、不良にあこがれる時代だったのです。




江戸川病院乳腺センター長 田澤篤
2025-04-13 12:37:53  掲示板 2025年4月13日~4月19日

近々(明日?)掲載されるであろう『管理番号12627 HER2陽性 ステージ4 治療終了の提案をされ迷っています。』を回答していて…

(私から言うよりも)是非、掲載を待って質問者の情況をご確認ください。
ちょうど、その次に回答していたQAの人がHER2陽性(しかも同じ肝転移)だったので、そのAの中で、上記QAを見て希望を是非見出してほしいと感じました。

是非、(掲載されたら)皆さん見てください。
希望とは何とも素晴らしいもの。