[管理番号:12705]
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:片側単孔分泌 しこり 石灰化
投稿日:2025年05月11日
田澤先生はじめまして。よろしくお願いいたします。
4月20日より左片側単孔分泌(黄色)があり、左胸下側に大きめしこりを感じるようになりました。授乳経験もあったため、乳腺が詰まっているのかなと安易に考えていました。
人間ドックも毎年行っており、ちょうど1年になるため、5月1日に人間ドッグを受けに行きました。
エコーと追加でマンモグラフィを受け、そこの検査技師さんに、ちょっとこれは再検査になる。と言われました。不安な日々を過ごす中、結果を貰わずに(人間ドックのため総合的な結果は2、3週間後といわれたため)ゴールデンウィーク明けすぐに近くの乳腺専門の近くのクリニックにいき、再度マンモグラフィーとエコーを診ていただくことになりました。
分泌物黄色がでていること。しこりがあること。を説明し、分泌物をガラスのようなもので取って検査しました。
マンモグラフィでは、無数の石灰化(先生は仰っておりませんでしたが、区域性?に感じます)が映っていました。医師によるとこれはよくない傾向なので、明日5/(中旬)に細胞をとる検査をすることになっています。
毎日不安で、泣いて落ち込みごはんも喉に通らなく痩せてしまいました。
知識もなかったため、クリニックの先生に何も質問も出来ず帰ってきてしまいました。(しこりの大きさやどんな病変が考えられるか)
やりとりもできなかったので結局不安になって泣きながら帰ってきていました。
乳がんについて色々みていると、絶対にたどり着く田澤先生のQ&Aで同じ症状の方の質問と先生の回答をみていると、乳管内乳頭腫または乳がんだと出てきました。
昨年4月の左側乳房結果は、エコーはカテゴリー1、マンモグラフィは、カテゴリー2MLO(L)、CC(O)微細石灰化(領域性)と書かれていました。
現在も片側単孔分泌絞ると でます。
ここで先生に質問です。
①昨年微細石灰化と書かれていたので、昨年から乳がんが発生していたのか。
しこりが大きく触れるため手遅れになっていないか。
②先生のQ&Aを拝見しますと非浸潤がんの可能性とありますが、しこりが大きく触れるということは、もう浸潤しているということなのか。
③針生検をしたらどんなことがわかるのでしょうか。
④私だけ伝えていることだけなので憶測でしかお話はできないと存じますが、先生はご見解をお願いいたします。
まとまらない文章ですが、よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
分泌があり、その原因がその「触れる」シコリなのだとすれば、当然それは「乳管内病変(乳管内乳頭腫または非浸潤性乳管癌)」となります。
其の意味で質問者は正しく理解していると言えます。
①昨年微細石灰化と書かれていたので、昨年から乳がんが発生していたのか。
⇒おそらく(推測ですが)石灰化は無関係だと思います。
しこりが大きく触れるため手遅れになっていないか。
⇒「手遅れ?」それは1000%ありません。
②先生のQ&Aを拝見しますと非浸潤がんの可能性とありますが、しこりが大きく触れるということは、もう浸潤しているということなのか。
⇒乳管内乳頭腫でも(乳管内ですが)大きく触れることはあります。
③針生検をしたらどんなことがわかるのでしょうか。
⇒無論(その触れているシコリが)癌なのかどうか?組織型が判明します。
ただ、その医師が「細胞をとる」と言っているのが気になります。その医師が「細胞診をしようとしている」のでなければいいのですが点
④私だけ伝えていることだけなので憶測でしかお話はできないと存じますが、先生はご見解をお願いいたします。
⇒乳管内乳頭腫なのか?乳癌なのか?
そんな推理をしても全く無意味。それよりも確定診断に拘りましょう。(うやむやな結果で経過観察されることだけは絶対に避けましょう)
・田澤先生のYouTubeチャンネル「乳がんプラザ」はこちら。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/3
***
質問者様から 【質問2】
不安な気持ち
性別:女性
年齢:44
病名:浸潤癌
症状:
投稿日:2025年06月04日
田澤先生お世話になっております。
先生のこちらのサイトで、生検結果待ちの1ヶ月どれだけ心を救っていただいたことか。何も知識がなく、生検受けた病院でも結果が出るまで詳しい話をしていただけなくとても苦しい日々でした。
人は乳がんかも知れないとなったとき、このサイトの皆様方も体重が減り生きた心地がせず、笑えず、明日の景色が見えなくなります。
田澤先生のこちらのQ&Aは、私の明日を照らしてくれました。
自分の身体に一体何が起こっているのか、たくさんたくさん読ませていただき、田澤先生の言葉が勝手に浮かんでくるようになってきました。
1000%ありません。と
■お忙しい先生に私の病状を読んで頂くのは恐縮なのですが、現在の状況をお伝えさせて下さい。
・1年前は、左側乳 エコー異常なしカテゴリー1 マンモ 微細石灰化 領域性
・今年4月中ごろ、左側単孔分泌が出てきました。現在も絞れば出ます。
・乳腺がボコッと張ってる。大きなしこり
これは田澤先生から勉強させていただきわかったのですが、ベターっと広がる硬結だと思いました。
・エコーでは、点状高エコーを伴う低エコー域と書かれていました。なので、硬結を触れますが、腫瘤非形成性病変で、腫瘤ではない。と田澤先生に学ばせていただきましたが、硬い部分の広がり3㎝程ある。
・マンモ カテゴリー5 石灰化区域性 微細線状、分枝状 コメド壊死 7㎝の広がりがある。
エコーを見ながら取った針生検の結果
たくさん読ませていただき、非浸潤癌なのかなと思っておりましたが、浸潤してました。組織型は来週に出ます。
■血流が多い硬結が触れる3㎝の部分を超音波エコーガイド下で針生検した結果です。医師の口頭説明より
・乳管の中(ダクト内)に癌細胞が多いと思うが、そこから間質浸潤が伺われると結果が出ている。
・石灰化7㎝の拡がりは、左右差がないので、乳管の中に沿って、乳頭方向に広がっている。
・今回はしこりで見つかった癌ではないく、石灰化で見つかった癌。
・エコーではリンパの腫れは見られない。
・どのくらい浸潤しているかは手術後でないとわからない。だからステージも言えない。ということでした。
田澤先生の皆が気になる質問シリーズ
ー6ー石灰化より
⇒第3段階(乳管内を増殖しながら、壊死の癌細胞も増加し)「広範に拡がった非浸潤癌の中に石灰化が増加している状態」
⇒第4段階(ついに、癌細胞が乳管を破って)「しこりを形成=(浸潤癌である)乳頭腺管癌」と名前が変わります。
こちらの第3段階を強く胸に毎日眠りについてました。しかし、やはり硬結部分がしこりを作り浸潤し始めたようです。
多くの方をご覧になっている田澤先生のご経験からお言葉をいただきたいです。
①しこりを形成し始めているこういうケースでは、1ヶ月半後、2ヶ月後の手術で(コメドタイプなので)癌の増殖スピードはどうなってしまうのでしょうか?1年で石灰化が増え浸潤し始めたので、手術までに浸潤径が増えてしまうのではない不安です。
②ステージが分からないのは、腫瘤の大きさがエコーではっきりとしてないからでしょうか?
③田澤先生の石灰化シリーズの癌の第3段階に、複数個所で浸潤すると「いきなり広い範囲の」マスとして出現することになりがちです。この場合は「マス全体が浸潤ではない」ので「シコリは大きいけど、最大浸潤径は小さい=早期」となるのです。
と書かれていましたが、私の3㎝の硬結部分そのように感じますがあってますか?また、この様な場合は、一気にバーンと浸潤してしまうのかチョロチョロ浸潤していくでしょうか?癌はどの様なイメージで広がっていくのか教えていただきたいです。
④浸潤してどのくらいで癌がリンパまで到達するのか。コメドタイプで増殖スピードが速いということでリンパ節に転移しないか不安なのです。
そんなことを考えるのはナンセンスと声が聞こえてきそうですが。
⑤石灰化が広い範囲なので、全摘しか考えてません。私のエコーやマンモの結果が見えない状況ですが、田澤先生は術前診察では何の検査が必要だと思われますか?
⑥田澤先生は早期だと思われますか?
そんなことを伺っても安心が欲しいだけなのかも知れませんが、どうしても多くを診察されている田澤先生からの私へのお言葉をいただきたいのです。
日々ご多忙な田澤先生というスペシャルな先生にこうしてお話を聞いていただける機会は本当に貴重です。ありがとうございます。
自分自身の病気との向き合うことが前向きになり、自分が理解しているかの確認でもあります。今回もどうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
複数個所で浸潤すると「いきなり広い範囲の」マスとして出現することになりがちです。この場合は「マス全体が浸潤ではない」ので「シコリは大きいけど、最大浸潤径は小さい=早期」となるのです。
⇒まさしく、この状況が質問者の情況です。
それはその担当医の『どのくらい浸潤しているかは手術後でないとわからない』というコメントと合致します。
つまりその担当医も「石灰化の7cmの拡がり全てが浸潤ではない」と判断しているということです。
そして、それは「乳管の中(ダクト内)に癌細胞が多い」というコメント、つまり「乳管内に留まっている=非浸潤の部分が多い=大部分が非浸潤癌」ということです。
そして「そこから間質浸潤が伺われると結果が出ている=大部分が非浸潤癌であり一部に間質浸潤がある=あくまでも浸潤部分は(その7cmのひろがりの)一部だけ」というコメントからも解ります。
★浸潤径が(手術して病変全体を評価しないと)解らない=「だからステージも言えない」となるのです。
①しこりを形成し始めているこういうケースでは、1ヶ月半後、2ヶ月後の手術で(コメドタイプなので)癌の増殖スピードはどうなってしまうのでしょうか?1年で石灰化が増え浸潤し始めたので、手術までに浸潤径が増えてしまうのではない不安
⇒それは考えすぎです。
「3か月以上」は(そもそも)勧められませんが、その程度(1か月半)であれば気にする必要ありません。
②ステージが分からないのは、腫瘤の大きさがエコーではっきりとしてないからでしょうか?
⇒上記★をご参照のこと 浸潤径は病変全体を「顕微鏡で評価」する必要があるからです。
③田澤先生の石灰化シリーズの癌の第3段階に、複数個所で浸潤すると「いきなり広い範囲の」マスとして出現することになりがちです。この場合は「マス全体が浸潤ではない」ので「シコリは大きいけど、最大浸潤径は小さい=早期」となるのです。
と書かれていましたが、私の3㎝の硬結部分そのように感じますがあってますか?
⇒absolutely ! まさにその通りです。
また、この様な場合は、一気にバーンと浸潤してしまうのかチョロチョロ浸潤していくでしょうか?
⇒「一気に」ではありません。 ところどころで「無秩序に」浸潤し始めるのです。
④浸潤してどのくらいで癌がリンパまで到達するのか。コメドタイプで増殖スピードが速いということでリンパ節に転移しないか不安なのです。
そんなことを考えるのはナンセンスと声が聞こえてきそうですが。
⇒まさにその通り。
現時点での情報から推測するに、invasive ductal carcinoma predominant DCIS(intraductal compornent)であり、あくまでも「微小浸潤もしくはpT1a相当の可能性が高いわけです。
リンパ節転移の心配は「確率的に低い」と言えます。それは担当医の「エコーではリンパの腫れは見られない」ことからも明らかです。
⑤石灰化が広い範囲なので、全摘しか考えてません。私のエコーやマンモの結果が見えない状況ですが、田澤先生は術前診察では何の検査が必要だと思われますか?
⇒全摘一択であれば、(MRIも含め)拡がり診断は不要だし「非浸潤癌有意=明らかに早期を想定」しているのだから「余計な被爆を伴う遠隔転移を検索するためのPET,CT,骨シンチの類」も全く不要です。
⑥田澤先生は早期だと思われますか?
そんなことを伺っても安心が欲しいだけなのかも知れませんが、どうしても多くを診察されている田澤先生からの私へのお言葉をいただきたいのです
⇒早期(微小浸潤もしくはpT1a相当)を想像します。
上記回答の全てを参照のこと。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/19
***
質問者様から 【質問3】
一歩一歩
性別:女性
年齢:44
病名:浸潤がん
症状:硬結触知 石灰化 腫瘤非形成病変
投稿日:2025年06月23日
田澤先生
いつもありがとうございます。乳がんプラザを読ませていただき、前向きに理解を深めております。本日も学ばせて下さい。
よろしくお願いいたします。
先日投稿できる日を気合を入れて朝8時に投稿してしまいましたが、1日日付がずれている気がつき、本日23日再度投稿させていただきました。
■乳腺クリニックからご紹介いただいた病院へ受診してきました。手術の日程はまだ決まっておりませんが、術前検査をして参りました。
エコーでは、点状高エコー低エコー域。石灰化も多く見られました。見ると(モヤモヤしたもの。丸いものがたくさんある中に石灰化が写っている)
田澤先生のお言葉で、乳癌でも、(普通に)「腫瘤」ならば「低エコー」となりますし、「腫瘤非形成性病変」であれば「低エコー域」と表現されます。
と書かれていましたので、触診では硬結を触れますが、腫瘤非形成病変だと認識しております。前回と同様所見でした。
先生が仰る
癌の第4段階
* マンモでは??⇒腫瘍がはっきり写ります(微細石灰化を伴う)
* 超音波では??⇒腫瘍がはっきり写ります(腫瘍内やその周辺に)高エコースポットもはっきりします。
質問①癌は必ず浸潤すると、エコーでもマンモでも腫瘤がはっきり写りますと書かれていますが、私のような腫瘤非形成 (低エコー域)の所見で、エコーで発見されるような腫瘤になっていない。
ということは、浸潤していても小さな浸潤であると理解していいのでしょうか?
浸潤径が大きくなるとエコーにも腫瘤像としてはっきり写ってくるのでしょうか?
(例えば、触れて分かる腫瘍でしたらエコーやマンモにはっきりと写るのか等)
※管理番号6721さんのケースを拝見しまして、低エコー域で8.5cmの浸潤癌ということが書かれておりました。
■複数個所で浸潤すると「いきなり広い範囲の」マスとして出現することになりがちです。とあります。それがところどころで「無秩序に」浸潤し始める。と前回の質問で教えていただきました。
質問②そのところどころが繋がったり、増殖が増えると、エコーでもマンモでもはっきり腫瘤像として写るということでしょうか?
質問③エコーでは3cmくらいある腫瘤非形成病変の硬結部分がまた4月より大きくなっているような気がして、表面は凸凹があり、ボコボコしてと大きく触れる例えるならゴルフボールを半分に切ったような(4、5cmくらい)はあるように感じます。硬さはゴムボールのような感じで、上から触ると動きます。
こういうことは、所々浸潤し始めているということでしょうか?
物事はシンプルに。はい存じておりますが、怖いのです。エコーで腫瘍らしく見えていないのはなんなのか、小さい浸潤と願いたいのです。
ですが、やはり千差万別。術後の病理の結果でしかわからないということはしっかりと受け止めております。
質問④クリニックの医師より今回は石灰化から見つかる癌ですと言われましたが、しこりを触知する腫瘤非形成病変と、しこりを触知しない腫瘤非形成病変では、触知している方が浸潤している可能性は高いのでしょうか?触知していることは珍しいことなのでしょうか?
■針生検でそ組織検査の一部がでました。
ホルモン受容体が関係している癌で、ルミナールタイプということを教えていただきました。HER2は2+で遺伝子検査をするということでした。
クリニックの医師より、(手術予定の病院医ではない)HER2が陽性だった場合は、術前に化学療法も視野に入れる可能性もある。MRIやCT PET検査でどのくらい浸潤しているかを見てからになるだろうと言われました。
質問⑤私は田澤先生の先生のプラザで学び、手術先行でお願いしたいと主治医にお伝えするもりです。もし術前に抗がん剤必要性になったらと思うと気が気ではありません。(田澤先生の手術先行すべき理由もしっかりと読ませていただきました)
※田澤先生の手術予約は、何ヵ月も先になるのでしょうか?
■針生検の病理結果
みなさんがレポートであるような詳細ではなく、情報量が少なく簡単なものでした。
『主にduct内に乳癌の増生( comedo necrosis)があり、一部に間質浸潤があると思われる』と書かれていました。
質問⑥7cmの石灰化の広がりがありますが、腫瘤非形成部分3cmのほんの一部の組織情報なのですが、このような針生検の病理の結果は、早期発見に拘りつづけている田澤先生の非浸潤癌の豊富な診療経験の中で術後では、浸潤癌としてどういう結果をもたらすことが多いのでしょうか?
存じてます。ナンセンスな質問はしたくないのですが、
「不安」とは「知らないことから来る」ものであり、正しく理解することが、不安解消の最善の方法だと信じています。と田澤先生は書かれていました。救われています。
■クリニックの医師は、早期かどうかまだわからない。MRIやCT/PETでどれだけの広がりやおおよその浸潤している場所を見てみないと。ということでした。
質問⑦癌の広がりはMRIでわかると田澤先生は仰っておりますが、CT/PETで浸潤しているのかわかるのでしょうか?
■田澤先生は私に、現時点での情報から推測するに、invasive ductal carcinoma predominant DCIS(intraductal compornent)であり、あくまでも「微小浸潤もしくは
pT1a相当の可能性が高いわけです。と仰っていただけました。
微小浸潤であることを願います。
主治医には、MRI、PET/CTを術後にお願いできますかと伺ったところ、しなければこの病院では手術もできないといわれましたので来週受けてきます。一刻でも早く手術に向かいたいです。
田澤先生は多くの命も救い、心を救ってくださる救世主です。
掲示板拝見させていただきました。ありがとうございます。日々田澤先生が頭から離れません。
スペシャルかつ日々多忙な先生からご回答をいただける機会ですので、貴重な1回の1回の質問を私自身も無駄にせず、先生のご経験を真っ直ぐな気持ちで受け取り学ばせていただきたいと思っております。
田澤先生からいただいたabsolutely!を胸に治療に向かっていきます。
2週間がとても長く感じますが、次回は術前検査結果を先生と深められたら心強いです。お願いいたします。
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
気持ちも理解できますが、幾ら何でも実際に画像を見ていない私がそんなに細かく回答できません。
シンプルに私が総合的に思うのは前回の『■田澤先生は私に、現時点での情報から推測するに、invasive ductal carcinoma predominant DCIS(intraductal compornent)
であり、あくまでも「微小浸潤もしくはpT1a相当の可能性が高いわけです。と仰っていただけました。』の通りです。
***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/7/10
***
質問者様から 【質問4】
浸潤癌
性別:女性
年齢:44
病名:浸潤癌
症状:大きく触れるしこり
投稿日:2025年06月18日
田澤先生
いつもありがとうございます。乳がんプラザを読ませていただき、前向きに理解を深めております。本日も学ばせて下さい。
よろしくお願いいたします。
■乳腺クリニックからご紹介いただいた病院へ受診してきました。手術の日程はまだ決まっておりませんが、術前検査をして参りました。
エコーでは、点状高エコー低エコー域。石灰化も多く見られました。見ると(モヤモヤしたもの。丸いものがたくさんある中に石灰化が写っている)
田澤先生のお言葉で、乳癌でも、(普通に)「腫瘤」ならば「低エコー」となりますし、「腫瘤非形成性病変」であれば「低エコー域」と表現されます。
と書かれていましたので、触診では硬結を触れますが、腫瘤非形成病変だと認識しております。前回と同様所見でした。
先生が仰る
癌の第4段階
* マンモでは??⇒腫瘍がはっきり写ります(微細石灰化を伴う)
* 超音波では??⇒腫瘍がはっきり写ります(腫瘍内やその周辺に)高エコースポットもはっきりします。
質問①癌は必ず浸潤すると、エコーでもマンモでも腫瘤がはっきり写りますと書かれていますが、私のような腫瘤非形成 (低エコー域)の所見で、エコーで発見されるような腫瘤になっていない。
ということは、浸潤していても小さな浸潤であると理解していいのでしょうか?
浸潤径が大きくなるとエコーにも腫瘤像としてはっきり写ってくるのでしょうか?
(例えば、触れて分かる腫瘍でしたらエコーやマンモにはっきりと写るのか等)
※管理番号6721さんのケースを拝見しまして、低エコー域で8.5cmの浸潤癌ということが書かれておりました。
■複数個所で浸潤すると「いきなり広い範囲の」マスとして出現することになりがちです。とあります。それがところどころで「無秩序に」浸潤し始める。と前回の質問で教えていただきました。
質問②そのところどころが繋がったり、増殖が増えると、エコーでもマンモでもはっきり腫瘤像として写るということでしょうか?
質問③エコーでは3cmくらいある腫瘤非形成病変の硬結部分がまた4月より大きくなっているような気がして、表面は凸凹があり、ボコボコしてと大きく触れる例えるならゴルフボールを半分に切ったような(4、5cmくらい)はあるように感じます。硬さはゴムボールのような感じで、上から触ると動きます。
こういうことは、所々浸潤し始めているということでしょうか?
物事はシンプルに。はい存じておりますが、怖いのです。エコーで腫瘍らしく見えていないのはなんなのか、小さい浸潤と願いたいのです。
ですが、やはり千差万別。術後の病理の結果でしかわからないということはしっかりと受け止めております。
■針生検でそ組織検査の一部がでました。
ホルモン受容体が関係している癌で、ルミナールタイプということを教えていただきました。HER2は2+で遺伝子検査をするということでした。
クリニックの医師より、(手術予定の病院医ではない)HER2が陽性だった場合は、術前に化学療法も視野に入れる可能性もある。MRIやCT PET検査でどのくらい浸潤しているかを見てからになるだろうと言われました。
質問④私は田澤先生の先生のプラザで学び、手術先行でお願いしたいと主治医にお伝えするもりです。もし術前に抗がん剤必要性になったらと思うと気が気ではありません。(田澤先生の手術先行すべき理由もしっかりと読ませていただきました)
※田澤先生の手術予約は、何ヵ月も先になるのでしょうか?
■針生検の病理結果
みなさんがレポートであるような詳細ではなく、情報量が少なく簡単なものでした。
『主にduct内の乳癌の増生( comedo necrosis)があり、一部に間質浸潤があると思われる』と書かれていました。
質問⑤7cmの石灰化の広がりがありますが、腫瘤非形成部分3cmのほんの一部の組織情報なのですが、このような針生検の病理の結果は、早期発見に拘りつづけている田澤先生の非浸潤癌の豊富な診療経験の中で術後では、浸潤癌としてどういう結果をもたらすことが多いのでしょうか?
存じてます。ナンセンスな質問はしたくないのですが、
「不安」とは「知らないことから来る」ものであり、正しく理解することが、不安解消の最善の方法だと信じています。と田澤先生は書かれていました。救われています。
■クリニックの医師は、早期かどうかまだわからない。MRIやCT/PETでどれだけの広がりやおおよその浸潤している場所を見てみないと。ということでした。
質問⑥癌の広がりはMRIでわかると田澤先生は仰っておりますが、CT/PETで浸潤しているのかわかるのでしょうか?
田澤先生は私に、現時点での情報から推測するに、invasive ductal carcinoma predominant DCIS(intraductal compornent)であり、あくまでも「微小浸潤もしくは
pT1a相当の可能性が高いわけです。と仰っていただけました。
微小浸潤であることを願います。
主治医には、MRI、PET/CTをしなければこの病院では手術もできないといわれましたので来週受けてきます。一刻でも早く手術に向かいたいです。
田澤先生は多くの命も救い、心を救ってくださる救世主です。
掲示板拝見させていただきました。ありがとうございます。日々田澤先生が頭から離れません。
スペシャルかつ日々多忙な先生からご回答をいただける機会ですので、貴重な1回の1回の質問を私自身も無駄にせず、先生のご経験を真っ直ぐな気持ちで受け取り学ばせていただきたいと思っております。
田澤先生からいただいたabsolutely!を胸に治療に向かっていきます。
2週間がとても長く感じますが、次回は術前検査結果を先生と深められたら心強いです。お願いいたします。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
想像ばかりしても仕方がありません。
浸潤径がどの位なのか?は実際に手術して確認しましょう。
同じ質問には回答はできません。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/7/16
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