[管理番号:927]
性別:女性
年齢:33歳
質問者様の別の質問質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。 |
初めまして。
お忙しいところどうしても先生にご相談したく質問失礼いたします。
昨年末に32歳で乳がんの告知を受けました。
検査、手術、放射線治療が終了し現在ホルモン治療《ノルバデックス+リュープリン》をしております。
浸潤性乳管癌 《硬癌》
腫瘍の大きさ7ミリ
高度ホルモン反応性
がんの顔つき グレード2
HER2スコア2+→FISH法 陰性
ki67 低い
脈管浸潤なし
上記が私の知っている限りの病理結果です。
今回ご相談したいのは、術後の検査についてなのですが私のクリニックでは、いきなりMRIを次回定期検査ですると言われ、その次はCTそして骨シンチと順番にしていくそうです。
放射線被曝が嫌なので、MRIはするとして異常なければ、CTと骨シンチは受けたくありません。
日本乳がん学会では術後の定期検査でマンモ以外推奨されてないのに、安心のための検査ですと言われもやもやしています。
次回受診時に、CTと骨シンチについては受けませんと言いたいのですが、主治医を前にすると言い出せず、先生のご意見を聞かせていただきたいと思いました。
お忙しいところ申し訳ありませんが、私の病理結果の分かる範囲での再発率も教えていただけたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
pT1b(7mm), pN0, luminalA
十分な早期乳癌です。
35歳以下なので「タモキシフェンとLH-RHagonistの併用」は正式な治療です。
回答
「いきなりMRIを次回定期検査でする」
⇒MRIを撮影とは「医師側からすると」とても「安心感」があります。
そのクリニックでは「3カ月毎の受診時」には超音波はしていないのでしょうか?
MRIを撮影しておけば安心という感覚でしょう。
「CTそして骨シンチと順番にしていく」
⇒これは不要です。
質問者のいうように乳癌の術後経過観察としては、そもそも推奨されません。
更に、質問者は「pT1b, pN0」というような「極めて早期でしかも若い患者さん」に「被爆のリスクを負ってまで」行うのは更に間違いです。
「私の病理結果の分かる範囲での再発率」
⇒16.5%です。
私の感覚では10%以下ですが、Adjuvant!Onlineではそのような数値となります。