Site Overlay

化学閉経後のホルモン治療

[管理番号:12045]
性別:女性
年齢:49
病名:
症状:
投稿日:2024年09月07日

いつも先生の貴重なご意見を参考にさせて頂いております。ありがとうございます。

抗がん剤治療後、化学閉経の状態でのホルモン治療について先生のご意見をお聞かせ頂ければと思い、ご連絡させて頂きました。

49歳
2024年2月 右胸全摘手術
T1CN0M0
浸潤部最大径 10x5x18 (周りにかなり大きく非浸潤部があったそうです)
リンパ節転移 なし
リンパ管侵襲 なし
切除断端 陰性
核異型度 2
ホルモン受容体 ER95% PR95%
HER2 3+

術前はHER2が陰性だっのが術後の病理結果で陽性になった為、5月からドセタキセルとハーセプチンを3週間毎に行い、前回からホルモン治療を開始しました。術前は生理があったのでタモフェキシンを10年と言われてましたが、アナストロゾールを処方されました。3回目の化学治療後、ホルモン値がFSH 83 エストラジオール 5以下でした。主治医には化学閉経している状態で年齢的にもこのまま閉経するだろうからアナストロゾールでと言われ、その場では納得しましたが、2つの薬の作用を調べていて本当に良かったのかと心配になってきました。
先生のご意見ではどちらの薬の方がよいと思われますか。

どうぞ宜しくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

先生のご意見ではどちらの薬の方がよいと思われますか。
⇒私であれば(そもそも)化学療法閉経は本物の閉経ではないのでtamoxifenとします。そしてE2値を後日(1年半以上先)に測定して閉経値であればanastrozoleへの変更も考慮します。

★閉経でもないのにaromatase inhibitorを使用すると(それが原因で)月経再開となることも多いです。それは予後には良くないので再考が必要と思います。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/3
***