ビールをまとめ買いするにあたり、今絶賛飲み比べ中!
ここには写って居ませんが10種類位飲み比べています。
YEBISU優位かな?
○ 本文
US画像
ちょっと漠然としたお題ですが…
きっかけはエコー検診
検査技師さんの判定に『えっ?』というこの画像
この不整形にして「線維腺腫」という診断
↑
このような「楕円、扁平」であれば「線維腺腫」と診断するのはOKですが…
それでも、私は「100%確定診断」するためにCELEROしたわけですが…
○ リンパ節の画像診断
1.atopic dermatitis
術中センチネルリンパ節生検にて陰性であることを確認しています。
左右差がないことも「大いに」参考になります。
3.転移陰性リンパ節
これが典型的な「転移を疑わない」リンパ節
どれか解りますか?
ここです。
所謂「二層性」があり、しかも上の「黒い部分=皮質」が薄い
実際にセンチネルリンパ節生検で「陰性」を確認しています。
4.(術前画像では)転移陰性所見だったが、実際には転移陽性であった症例
ここです。
このリンパ節は腋窩の厚い膜のすぐ裏にありますね。
一見(上記3と同様に)「二層性」があり「皮質も薄い」ように見えますが術中迅速SN生検で陽性でした。
これは典型的な転移性リンパ節であり、CELEROも不要で(最初から)腋窩郭清となります。
二層性がないことが解りますね? こういうものを「二層性の消失=典型的な転移性リンパ節の所見」といいます。
これは二層性がありますよね?
しかし「黒い部分が厚い=皮質が肥厚している=転移を疑う所見」となります。
実際に(手術)病理診断で転移が確認されています。
レベルⅢは(このように)小さくても、(通常はリンパ節そのものが見えないので)転移と判断できます。
♯ 実際に(手術)病理で転移を確認しています。
このように…
画像だけで判断することはリスクがある。
(4の症例のように)術前画像検査では「陰性かな?」と思っていても実際に陽性となり術中追加郭清となるケースは珍しくは無い。
冒頭の(技師さんが)「線維腺腫」とした診断は、私が「乳癌の可能性あり=要精査」と修正したのは言うまでもありません。