[管理番号:11602]
性別:女性
年齢:42
病名:右乳癌術後(シリコンによる再建)stageⅠ2016年
症状:なし
投稿日:2024年02月13日
約8年前34歳の時に右乳癌であることがわかりステージIで全摘+シリコンによる再建後病理検査結果にてKi6730%、顔つき悪く悪性度の高い種類だったとの事で抗がん剤も行いその後約一年毎にPETCTにて経過観察をしてきました。
タモキシフェンは鬱症状が強く一年程で中止しました。その後定期的なPETCT検査で引っかかることもなかったのですが、ちょうど去年の2013年1月の検査結果で右内胸リンパ節の集積が前回より増強しているが扁平なリンパ節で反応性腫大も考えられるが転移も鑑別に上がるとの事でエコーも実施、その後3ヶ月後に通常のCT検査を行い変化は無く、エコーの結果もドクターが見る限り形からしてがんの転移の特徴はないためインプラントによる炎症反応でしょう。との事で安心していました。
しかし今年1月のPETCT検査にてまたFDG集積が認められ炎症反応か転移か判別困難な為3ヶ月後の4月にエコーを実施しその後MRI等も行うと説明されました。前回の説明の通りインプラントによるものであれば変わらず集積があってもおかしくはないのでは?と考えたのですが3ヶ月間隔で経過をみたいと言われました。去年初めて指摘された際はコロナワクチン接種による影響もあるかもと言われその後ワクチン接種は行っていません。
また、再建しているためシリコンによる反応でこういった結果になる患者も多いと説明されました。胸骨がある為生検も簡単にできる場所ではないと言われ経過をみていくしかない状況です。どうしようもないかと悩んでいる最中に先生のコラムを見つけました。
コロナワクチン、インプラントによるFDG集積はそんなに多くあるものなのでしょうか?
判別する手段はないのでしょうか?経過をみているうちに手遅れにならないか心配です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
しかし今年1月のPETCT検査にてまたFDG集積が認められ炎症反応か転移か判別困難な為3ヶ月後の4月にエコーを実施しその後MRI等も行うと説明されました。
⇒PSの場合だけの集積であれば、それが妥当だと思います。
もしも少しでも「疑いが強い」とぴうのであれば、そこへピンポイントに照射してもらいましょう。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/2/23
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質問者様から 【質問2】
放射線治療後の腫瘍の変化について
性別:女性
年齢:43
病名:右乳癌全摘後の内胸リンパ節転移
症状:なし
投稿日:2025年02月21日
一年前に質問管理番号11602にて質問した者です。
結局様子見を繰り返していましたが、看過できないとの事でエコー下にて生検し、胸骨傍リンパ節と少し鎖骨の方は離れたリンパ節へ局所再発していることが2024年5月に判明しました。すぐにRT(右内胸リンパ節領域)52.3Gy照射、3ヶ月に一度のリュープリン11.25mg皮下注射+フェマーラ2.5mg、ベージニオ150mg内服を行い10月(下旬)日のCTでは明らかに腫瘍が縮小しておりました。しかし年明け1月23日のCTでは縮小したまま維持となっていました。その日は主治医の説明では、また放射線を当てる人もいるけれど、肺にも少し炎症が見られている等他臓器に負担が掛かるとのことで自分は勧めない。との事でしたが昨日の受診時にはこれは瘢痕化だからもうこれ以上小さくなったりはしない。十分治療の効果が出ている。気にしなくて良い。との説明でした。管理番号8804を見ました。抗がん剤の提案もあるかもな?と考えながら一ヶ月後受診したわけですが。
放射線治療の効果があっても消滅だけでなく瘢痕化してずっと残る事もあるのでしょうか?
これ以上の治療は本当に必要ないのでしょうか?
田澤先生であればどの様な治療をしますか?
抗がん剤や、BNCTは勧めませんか?
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
これは瘢痕化だからもうこれ以上小さくなったりはしない。十分治療の効果が出ている。気にしなくて良い。との説明
⇒本当に瘢痕だけなのか?腫瘍の残存が無いのか?
無論、厳密な区別は出来ないと思います。
その場合には抗癌剤を検討してもいいでしょう。
初回術後に抗癌剤をやっているとのことですが(11602)レジメンが不明です。
もしもTCならanthracyclineが第1候補
もしもanthracyclineをやっていたのであれば、逆にtaxane(この場合には「再発」としてbevacizumab+paclitaxelがいいでしょう)
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/11
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