[管理番号:537]
性別:女性
年齢:32歳
質問者様の別の質問新たな管理番号としました。 質問者様の別の質問は下記をクリックしてください。 管理番号:8026「MRIでの結果」 |
胸にしこりと痛みがあり病院に行きました。
マンモ、エコー、針生検をし3週間の結果待ちで非浸潤がんとの説明をされました。
3週間の中で病院から電話がありもっと踏み入った検査をしたいのでと連絡がありました。
手術も決まりました!
しかし毎日不安で 宣告される前から体中が痛くなったり 今も背骨が痛んだりで本当に大丈夫なのかなぁ。。と考えてばかりです。
もし浸潤していた場合 進行しないのでしょうか?
手術まであと二週間もあります。
悪化してる感じがしてこわいです。
まだ子供が1歳なので何かあっては困ってしまいます。
ぜひよろしくお願いします!
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
32歳で「乳癌」との診断
お気持ち、お察しします。
回答
「もし浸潤していた場合 進行しないのでしょうか?」
⇒大丈夫です。
針生検で「非浸潤癌の診断」ならば、浸潤があったとしても「微小浸潤」だと思います。
「手術まであと二週間もあります。悪化してる感じがしてこわいです」
⇒全く問題ありません。
非浸潤癌(たとえ微小浸潤があったとしても)はそう簡単には進行しません。
2週間という期間は「決して長くはありません」
心配しないで手術を受けてください。
質問者様から 【質問2】
田澤先生より温かいお言葉を頂き 前向きになることができました!
本当にありがとうございます!!
ご丁寧に回答して下さり 病院にぜひ伺いたいと思いました!
非浸潤がんと針生検では診断されましたが 全摘して調べた結果 浸潤していることもあるんですか?
浸潤がこわくて 治療を受けて治るなら良いですが。。
その先がやはりこわいです。
。。と手術したものを出してみない訳には話もはじまらないのでしょうが。
昔 小児卵巣がんもやっているので 癌に対しての恐怖心がトラウマでして。。
なりやすい体質なのかと。。
でも前向きに頑張ってみようと思います!
先生の回答をみて落ち着きました!ありがとうございます!
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
針生検で「非浸潤癌」であれば、心配ありません。
前向きに行きましょう。
回答
「非浸潤がんと針生検では診断されましたが 全摘して調べた結果 浸潤していることもあるんですか?」
⇒病変全体を調べてみないと「微小浸潤」は解らないのです。
「病変の中心部分を針生検していれば」5mm以上の浸潤は無いと思います。
「浸潤がこわくて 治療を受けて治るなら良いですが」
⇒「微小浸潤」くらいなら、手術すれば根治の可能性も十分に高いです。
心配はありません。
質問者様から 【質問3】
ありがとうございます!
骨シンチ、MRI.CT受けいよいよ手術です。
肺に2つ白いのが気になると言われましたがまた半年後くらいにと言われましたが大丈夫なのでしょうか^_^?
結局 広範囲のため全摘になってしまいました。
あと手術中、リンパも検査するようです。
リンパが結構痛みがあり不安です。
皆さんもそうだと思いますが先が不安でくじけそうにもなります。
でも家族のために頑張らなくてはですね!
田澤先生ありがとうございます!
お忙しいと思いますがまた相談にのってくださったら幸いです(^.^)
田澤先生から 【回答3】
こんにちは。田澤です。
いよいよ手術ですね。
手術前には「いろいろ」気になるとは思いますが、状況的には心配ありません。
ただ、「針生検で非浸潤癌の診断」なのに「骨シンチ」は必要ありません。
いくらなんでも「余計な検査」でしょう。
「医療経済」の問題もありますが、「質問者に無用な被爆」を与えているのです。
回答
「肺に2つ白いのが気になると言われましたがまた半年後くらいにと言われましたが大丈夫なのでしょうか^_^?」
⇒全く問題ありません。
乳癌の転移はあり得ないし、原発性肺がんの心配をするような年齢でもありません。(炎症の跡などの肉芽でしょう)
「非浸潤癌の診断」(術後に微小浸潤が見つかるかもしれないとしても)で全身チェックの必要は本来ありません。
全く別の病気のスクリーニングという意味はあるとしても、「乳癌の転移」など想像する事もできません。
「結局 広範囲のため全摘になってしまいました」
⇒全摘出は残念なことですが、「(微小浸潤もなく)全てが非浸潤癌であれば」正真正銘の『根治』となります。
治療として優れていることは間違いありません。
「あと手術中、リンパも検査するようです。リンパが結構痛みがあり不安です。」
⇒針生検で非浸潤癌の診断でも(微小浸潤の可能性があるため)センチネルリンパ節生検は推奨されています。
質問者の状況では「転移なし」を確認するだけです。心配はありません。
○質問者よりも「つらい状況」で頑張っている方が沢山いらっしゃいます。
気持ちを強く持って、頑張りましょう。
質問者様から 【質問4 手術を終えて】
こんにちは!
無事に手術も終わり2日がたちました!
珍しく?縦に切って全摘してもらい、再建はまだしていません。
術後の病理検査の結果はは2週間後に出るそうです。
リンパの検査では転移は見当たらなかったそうです。
もし、病理検査で浸潤していた場合 やはり治療はなにかしら必要でしょうか?
浸潤していなければそのままで良いのでしょうか?
再建を望んでいるので放射線をあてると皮膚が硬くなり再建は厳しいそうですが、、、
あと病理検査結果の紙を頂いておいた方が宜しいでしょうか?
田澤先生、お忙しい中何度もすみません。
よろしくお願い致します!
田澤先生から 【回答4】
こんにちは。田澤です。
手術が無事に終了して良かったです。
センチネルリンパ節も転移無し。良かったです。
回答
「病理検査で浸潤していた場合 やはり治療はなにかしら必要でしょうか?」
⇒微小浸潤(5mm以下)であれば無治療でもいいですが、それ以上であれば必ず再発予防で術後補助療法(ホルモン療法か抗がん剤、または両方)を行います。
ただ、質問者の場合は「術前針生検で非浸潤癌」なので「抗癌剤の可能性は無い」と思います。
「浸潤していなければそのままで良いのでしょうか?」
⇒非浸潤癌で乳房切除(全摘)をしていれば、術後療法は不要です。
根治なのです。
「再建を望んでいるので放射線をあてると皮膚が硬くなり再建は厳しいそうですが」
⇒リンパ節転移陰性なので、『放射線治療の適応は全くありません』
心配は全く要りません。
「あと病理検査結果の紙を頂いておいた方が宜しいでしょうか?」
⇒当然もらってください。
不明点があったら(そして担当医の説明に納得できないなら)QandAで質問してください。
質問者様から 【質問5 病理検査の結果】
こんにちは。
お世話になっております。
またご質問をさせて頂きます。
よろしくお願い致します!
今日 術後の病理検査結果がでました。
Right.breast.Bt+SNB
Invasive ductal carcinoma, Papillotubular carcinoma, AC area,pT1b,nuclear grade 3, f, pN1mi(sn,1/3) ER 30% PgR 10% HER2 score 0 Ki67 30%
複数箇所に浸潤部を認めます。
最大の浸潤部はAC領域に存在し、サイズは 8×7㎜です。
乳管内成分が主体であり 乳頭線管癌の所見です。
乳腺脂肪組織に浸潤しています。
断端陰性です。
リンパ節
凍結標本には転移は認められませんでしたが、永久標本ではリンパ節転移を認めます。
転移巣のサイズは切方上、240umであり、規約上 pNmiになります。
長くなりましがこのような感じでした。
先生には抗がん剤とホルモン療法5年を進められています。
もし他の先生のご意見をとなればセカンドオピニオンもと言われました。
ステージも術前よりだいぶ上がり不安になっています。
抗がん剤も色々な種類があるみたいでどうゆうのが効くのでしょうか?
田澤先生から 【回答5】
こんにちは。田澤です。
pT1b(8mm), pN1mi, pStage2A, luminal
回答
「Ki67 30%」
⇒微妙なラインですが「luminal B」でしょうか?
Ki67の閫値は20-30%にありますので、『ぎりぎりluminal Aとしても良さそうですが…』
「転移巣のサイズは切方上、240umであり、規約上 pNmi」
⇒かなり微妙なsizeです。
pN0(ITC isolated tumour cell clusters)は ≦200 um となるので、『殆どpN0と同様』となります。
「先生には抗がん剤とホルモン療法5年を進められています」
⇒かなり、微妙なラインです。
・浸潤径が8mm (5mm以下ならば化学療法は不要)
・僅か40μmの差でpN0であるpN1mi
・Ki67=30% 殆どluminalA
○要点は抗がん剤が必要か?だと思いますが、私であればタモキシフェン+LH-RHagonistとします。
その理由は
・LH-RHagonistの効果は化学療法(CMF 一世代前のものですが)と同等であることが証明されている。
・35歳以下では(タモキシフェン投与にプラスした)LH-RHagonistの上乗せ効果が期待できます。
○主治医は「核グレード3」と言う点も化学療法を勧めている点だと思いますが、「浸潤径8mmでは、意味があるかどうか?」だと思います。
「ステージも術前よりだいぶ上がり不安になっています。」
⇒大丈夫です。
全く心配はありません。
○ステージ2Aとはなっていますが、『実態はステージ1の中でも相当な早期』の部類です。
「240μmという転移サイズ」は「センチネルリンパ節だからこそ、細切したので偶然見つかる程度」なのです。
10年前なら、pN0となっていました。
しかも、pT1b(8mm)です。
「抗がん剤も色々な種類があるみたいでどうゆうのが効くのでしょうか?」
⇒抗がん剤は私は勧めませんが…
ルミナールタイプでやるとしたら「TC療法」となるでしょう。
質問者様から 【質問6】
田澤先生
こんにちは。
手術後の病理の結果がでました。
非浸潤と針生検では言われてましたが、あまり良い結果ではなく不安になってしまいました。
免疫染色.
ER 30% PgR 10% HER2 score 0 Ki67 30%
nuclear grade 3
nuclear atypia 3
mitotic counts 3
ACE領域に約4㎝の範囲にわたって、乳管内病変を認めます。
乳管内病変においては、核小体の目立つ異型細胞が線管を構成して乳管内において 増殖しています。
石灰化を伴う壊死を多数認めます。
複数箇所に浸潤部を認めます。最大の浸潤部はAC領域に存在し サイズは8×7㎜です。乳管内成分が主体であり 乳頭線管癌の所断端陰性です。
リンパは凍結標本においては転移は認められませんでしたが、永久標本ではリンパ節転移を認めます。転移巣サイズは切片上、240umであり、規約上 pNmiになります。
とのことでした。
2週間後にまた検診があり、抗がん剤とホルモン療法をと言われました。
やらなきゃいけないにしてもそこまでおいても大丈夫なのでしょうか?
グレードが高くかなり不安になっています。
リンパも転移となれば心配です。
胸が苦しいとかも気のせいでしょうか?
先生も実績のたくさんある病院を選んでセカンドオピニオンもぜひとも言われています。
悩んでいます。
治療も早くやらなければと焦りもあります。
資料を集めて田澤先生のところに伺うことも可能でしょうか??
何度も申し訳ございません。
若いとやはり進行も早いのでしょうか??
手術して前向きになっていましが今回でまた落ち込んでしまいました。
お忙しいと思いますがよろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答6】
こんにちは。田澤です。
前日に質問を受けて、そこで「ホルモン療法単独」の回答をしていますので、その内容をご確認ください。
ここでは、その後の回答だけします。
回答
「2週間後にまた検診があり、抗がん剤とホルモン療法をと言われました。やらなきゃいけないにしてもそこまでおいても大丈夫なのでしょうか?」
⇒術後の補助療法に焦る必要は全くありません。
ただ、そもそも「化学療法」を私は勧めません。(前回回答を参照してください)
「グレードが高くかなり不安になっています。」
⇒浸潤径が8mmであれば全く心配無用です。
「リンパも転移となれば心配です。」
⇒前回回答にも書きましたが、240μmは殆どpN0と同等です。(前回回答参照)
10年前なら普通に「リンパ節転移なし」でした。
「胸が苦しいとかも気のせいでしょうか?」
⇒ご本人の「不安」から来ていると思います。
「治療も早くやらなければと焦りもあります。」
⇒焦る必要は全くありません。
「資料を集めて田澤先生のところに伺うことも可能でしょうか??」
⇒勿論大丈夫です。
「資料を集めて」とありますが、この病理結果で十分だとは思います。
「若いとやはり進行も早いのでしょうか??」
⇒年齢は殆ど関係ありません。
○質問者が大変不安になっている様子が伝わってきますが、「その内容」はあくまでも早期乳癌です。
核グレード3などの数字に踊らされている様ですが、「早期乳癌である事は最大の武器」なのです。
質問者様から 【質問7】
田澤先生 お忙しい中いつも本当にありがとうございます。
丁寧な回答してくださって本当に感謝しています。
この結果での抗がん剤をする意味は、全身のどこかに残っている癌をたたくということ、再発を防ぐというためでしょうか?
少しでもそうならやってみようかと思いますが、、、
ステージ2aとの結果でしたが 田澤先生のお言葉に少し安心しました!
早期ではないと思いました。
妊娠できないとのことでホルモン療法はショックでしたが、、、
遠隔転移かと気にしていた肺も今は心配なさそうでホッとしています。
前向きに治療にのぞみたいと思います!
これから先 困ったり考えるような時があった時にはぜひ田澤先生の病院に行きたいと思います。
ありがとうございます!
田澤先生から 【回答7】
こんにちは。田澤です。
皆さんが勘違いされている考え方に「全身のどこかに残っている癌をたたく」という表現があります。
まるで乳癌の方は(皆さんの)「全身に癌がめぐっている」と思っている様です。(そのような無責任な情報が横行しているせいでしょう)
実際はどうか?
乳癌の術後の状況として
①無治療でも再発しない群
②治療すると再発を逃れる群
③治療しても再発する群
実際には「殆どの方が①に属する」ことは知っておかなくてはなりません。
この①の方には「全身のどこにも癌は残っていない」のです。
②と③の方が「全身のどこかに癌が残っている」と言えます。
術後の治療により恩恵を受けるのは②の群のみです。
つまり、「全身のどこかに残っている癌をたたくということ」ではなく、「全身のどこかに残っている『かもしれない』癌をたたく」というのが正確な表現なのです。
質問者様から 【質問8 再発を防ぐ】
こんばんは。
田澤先生、いつもありがとうございます。
金曜日に病院に行き治療法を決めます。
色々アドバイスを頂きありがとうございます!
質問です。何度も申し訳ございません。 より再発、転移などを防ぐためには抗がん剤を実地した方がよろしいでしょうか?
やるとしたら田澤先生のおっしゃっていたTC療法を選択します。 リンパに少し転移がありましたが、この先 遠隔転移とかもありえますか??
ホルモン療法は5年と基準で定められているのですか?
テレビなどで話題になってます、免疫療法とはいかがなものでしょうか?
たくさんの質問ごめんなさい。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答8】
こんにちは。田澤です。
pT1b(8mm), pN1mi(0.24mm), pStage2A, luminal(A-B)で「化学療法とホルモン療法を勧められて」いましたね。
回答
「より再発、転移などを防ぐためには抗がん剤を実地した方がよろしいでしょうか?」
⇒私なら「化学療法は勧めません」(理由は回答5を参照)
「リンパに少し転移がありましたが、この先 遠隔転移とかもありえますか?」
⇒リンパ行性である「リンパ節転移」と血行性である「遠隔転移」は全く別物です。
しかも「0.24mmという超微小転移」は危険因子ではありません。
「ホルモン療法は5年と基準で定められているのですか?」
⇒かつてはそうでした。
ATLAS試験により「タモキシフェンの10年投与の優位性が証明」されたため「10年投与が推奨度B」となりました。
★副作用とのバランスも必要ですが「10年投与が推奨」されるようになるでしょう。
「テレビなどで話題になってます、免疫療法とはいかがなものでしょうか?」
⇒全く未完成の分野です。
殆ど有効性の証明はありません。
「凍結療法などと同様に」このような治療を「テレビで取り上げる」のは誤解を生じさせる原因となります。
「テレビで言っている事は正しい」と無意識に考えてしまいがちなのです。
その意味で「マスコミにも責任をもってもらいたい」と考えている医師が多いと思います。(私も、その一人です)
質問者様から 【質問9 抗がん剤の副作用】
田澤先生 こんにちは。
こちらは、毎日かかさず拝見させて頂いています。
TC療法1クール目が始まり、5日がたちました。
家事は普通にできます。吐き気もあまりありません。
体が痛いのと腹痛は仕方がないんでしょうか?
脱毛もまだ見受けられませんが、、あと少ししたらなるのですね(>_<)
最近 水素水を付けてガブガブ飲んでいます。
抗がん剤中、水分はガブガブ飲んでいいのでしょうか??
あと3回早く終わると良いです。
ところで抗がん剤中に再発したり、、もう片胸がなるとかはありえるのでしょうか!?
体が痛いとまた不安になってしまいますが、副作用だとおもうのですが。
田澤先生から 【回答9】
こんにちは。田澤です。
結局、TC療法を選択したのですね。
選択したからには頑張ってください。
ただ実際の中身はpT1b(8mm), pN1mi(240μm)は、とても早期であることは(担当医の認識にあるかはともかく)ご自分では認識が必要です。
回答
「体が痛いのと腹痛は仕方がないんでしょうか?」
⇒「全身筋肉痛」にはステロイドがいいと思います。
また「腹痛」は「便通のコントロール」ですね。 マグミットなど「酸化マグネシウム」で対処を
「脱毛もまだ見受けられませんが、、あと少ししたらなるのですね」
⇒点滴投与して10日目に「いきなり」脱毛します。
「抗がん剤中、水分はガブガブ飲んでいいのでしょうか??」
⇒OKです。
水分は多目に摂取してください。
夏場は「脱水になりがち」です。
「抗がん剤中に再発したり、、もう片胸がなるとかはありえるのでしょうか」
⇒全く「ありえません」
術後化学療法中に「再発」することは全くありません(私の経験で得た知見です)
もちろん、質問者の病状からは「そもそも再発を心配する」上昇ではありません。
質問者様から 【質問10 肺の心配】
田澤先生 おはようございます。
いつも丁寧に回答してくださって本当にありがとうございます。
先生の自信のある回答、やさしさに甘えてしまい質問ばかりして申し訳ございません。
本当に感謝致します。
昨日 TC療法 2クール目してきました。
ところで 前から言われていました肺結節のことで次の治療の時にまたCTをとることになりました。
また心配になってしまいましたが、私の所見から乳がんからはありえないのですか^_^?
遠隔転移かなんかですか?との問いにうーん?という感じでしたが やはり治療中もうそれが頭から離れず。。
もしそうだとしたら 手のほどこしようはないのでしょうか?
何度も申し訳ございません。
治療これから頑張ろうと思っていたのですが、何だか心が折れそうになります。
あと将来的に妊娠を希望しているのですが ホルモン療法は3年か4年で止めることはいかがなものでしょうか?
妊娠によるエストロゲンでの再発はあまり関係ないとのことで拝見させて頂きましたが。。
先生 お忙しい中 大変申し訳ございません。
よろしくお願い致します。
田澤先生から 【回答10】
こんにちは。田澤です。
pT1b(8mm), pN1mi, pStage2A, luminalでTC療法中ですね。
今回の内容は「肺に2つ白いのが気になる、また半年後くらいにと言われた」という所見についてですね。
⇒病状からは、全く「乳癌の転移」を考える必要はありません。
また、年齢的にいって「原発性肺がん」などもっと考えられません。
回答
「前から言われていました肺結節のことで次の治療の時にまたCTをとることになりました」
⇒「半年後」と言われていた筈ですが、「予定より、少し前倒しにした」のでしょうか?
そんなに頻繁にCTを撮影するのは「32歳と言う年齢からも」勧められません。
担当医が「心配性」なのでしょう
「私の所見から乳がんからはありえないのですか」
⇒勿論、私は画像を診てはいませんが…
私の経験上、pT1b, pN1micで「術後早期(この場合は術前から存在していた訳ですが)の肺転移」など全く考えられません。
「将来的に妊娠を希望しているのですが ホルモン療法は3年か4年で止めることはいかがなものでしょうか?」
⇒「止める」ことはお勧めしません。
「中断」して妊娠出産授乳後に「再開」した方がいいと思います。
質問者様から 【質問11 血行性】
田澤先生、いつも素早い対応ありがとうございます。
肺の事も気になりますが、前向きにいこうと思います!
術後の病理検査を確認しましたが、血行性の転移らしき結果は見受けられず。。 。
どこかに書いてあるのでしょうか?^_^
ですが、田澤先生の実績のあるお答えに落ち着かされております。
いつも理解しがたいご質問ばかりごめんなさい。 お忙しい中申し訳ないと思いながらも、なぜか主治医の先生より聞いてしまい、、、本当に頼ってしまう自分がいます。
TC療法は胸の辺りも息苦しくなるものなのでしょうか??
いつもありがとうございます!!
前向きに行かなくちゃいけないですね。
田澤先生から 【回答11】
pT1b(8mm), pN1miで「TC療法中」ですね。
回答
「術後の病理検査を確認しましたが、血行性の転移らしき結果は見受けられず。。 。どこかに書いてあるのでしょうか?^_^」
⇒脈管侵襲(リンパ管侵襲ly, 血管侵襲v)の記載です。
ただ、「顕微鏡での所見」なので、「実際に血行性転移が起こる」こととは関係ありません。
誰にも「血行性転移を予測」することは不可能なのです。
「TC療法は胸の辺りも息苦しくなるものなのでしょうか??」
⇒副作用として考えられるのは
「逆流性食道炎」などの上部消化器症状が原因かもしれません。
ランソプラゾールなど内服するといいです。
質問者様から 【質問12】
田澤先生 こんにちは!
いつも拝見させて頂いております。
田澤先生のお言葉に勇気づけられ前向きに進むことができ、無事にTC療法も終わりました。
感謝しております!
これからのことで どうして良いのかと悩んでおります。
今大学病院に通院しているのですが、30代の方はあまりデーターがないのでしょうか、、、
質問ににごすことがあります。
これから 飲み薬と注射をした方が良いとの事でした。
注射もするべきでしょうか?
あと 妊娠の希望もあります!
しかし再発や転移は2、3年がこわいと聞きますが、やはり薬 注射で様子を見てからの方が良いのでしょうか。。
あと、遺伝カウンセリングも受け 検査は高額なのでしていませんが(したいと思っています)卵巣、乳がんとあると遺伝性をもっていると思っています。
なので 早く妊娠して卵巣も予防のためにとりたいという焦りがあります。
片方の胸のことも気になります。
色々悩んでしまい どうこれから進んでいけば良いのか悩んでしまいまして。。。
本当は先生のところにセカンドオピニオンでお伺いするべきで こちらから大変申し訳ないのですが。。
病院選びも今更ながらココで良かったのかな、、とも思ってしまったりします。
先生のアドバイスをぜひ頂きたいです。
よろしくお願いします!
田澤先生から 【回答12】
こんにちは。田澤です。
TC療法を終了することができて何よりです。
回答
「これから 飲み薬と注射をした方が良いとの事でした。注射もするべきでしょうか?」
⇒注射(LH-RHagonist)もするべきです。
SOFT試験の結果では「35歳未満」と「化学療法後に月経が再開した人」には効果が
あることが解っています。
質問者は33歳なのですから「当然、LH-RHagonistすべき」です。
「妊娠の希望もあります!しかし再発や転移は2、3年がこわいと聞きますが、やはり薬 注射で様子を見てからの方が良いのでしょうか」
⇒考え方はいろいろありますが…
私は「同様のケース」では「妊娠・出産」を優先しています。
「妊娠・出産」は再発率を高めないことが解っています。
「卵巣、乳がんとあると遺伝性をもっていると思っています。なので 早く妊娠して卵巣も予防のためにとりたいという焦りがあります。片方の胸のことも気になります」
⇒予防的手術は現時点では「保険適応」が通っていません。
「遺伝子検査をするかどうか」は別にしても、「定期的なチェックを欠かさない」
ことが重要です。
質問者様から 【質問13】
田澤先生 おはようございます。
いつもお返事下さりありがとうございます!
先日 病院にいって先生とお話しましたが、これからの治療のことで悩んでしまい、もう少し詳しく田澤先生のお話をお聞きしたいなと思いまして。。
先生 色々とお忙しいと思います。
申し訳ないのですが、もし 可能でしたらぜひ先生のところで セカンド
オピニオンを受けたいのですが 大丈夫でしょうか?
宜しくお願い致します!
田澤先生から 【回答13】
こんにちは。田澤です。
TC療法後で「これからホルモン療法(タモキシフェン+LH-RH)」をするところですね。
妊娠出産の希望もあるとの事、そのあたりですね。
了解しました。
市川でも江戸川でもいいです(交通の便からは市川がお勧めです)
その場合には「QandAの管理番号を申告」してください。♯予め内容を頭に入れて対峙したいため。
質問者様から 【感想14】
田澤先生 おはようございます。
いつもお返事下さりありがとうございます!
先日 病院にいって先生とお話しましたが、これからの治療のことで悩んでしまい、もう少し詳しく田澤先生のお話をお聞きしたいなと思いまして。。
先生 色々とお忙しいと思います。
申し訳ないのですが、もし 可能でしたらぜひ先生のところで セカンド
オピニオンを受けたいのですが 大丈夫でしょうか?
宜しくお願い致します!
質問者様から 【質問15】
田澤先生 おはようございます!
質問ではありませんが。。失礼いたします。
先日はお忙しい中でのお話ありがとうございました!
とても穏やかな先生で相談もしやすく、思っていた通りの先生です!
先生にお逢いでき 光栄です。
先生のところでセカンドオピニオン受けて良かったです。
色々と悩んでいましたが、妊娠を視野に前向きに進んでいこうと思います!希望が持てました!
またご質問させて頂いたり、お伺いする機会があると思いますがぜひよろしくお願い致します!
お忙しいと思いますが、お体に気をつけてお過ごしくださいませ。
本当にありがとうございました!
田澤先生から 【回答15】
こんにちは。田澤です。
術後補助療法としての「ホルモン療法」と「妊娠・出産」の順番についてでしたね。
ご本人もそうですが、御主人が積極的に考えていることに感銘を受けました。
やはり、「ご本人だけでなく、御主人が積極的にかかわっている」ことが「乳癌治療には重要」と思います。
頑張ってください。
質問者様から 【質問16】
こんにちは。
いつも拝見させて頂いています。
乳がん宣告から2年がたち、一度田澤先生のところへ妊娠、出産の件でセカンドオピニオン受けた者です。
ありがとうございました!
今妊娠を試みてホルモン療法ははじめてないのですが、抗ガン剤終わり一年半がたちました。
まだ妊娠には至っておりません。
先日 不妊外来で体外受精の話を聞きまして ホルモン注射などしていかないとの話で、やはりこの状態でホルモン注射は危険ですよね?
自然妊娠が出来たら良いのですが、そろそろ諦めてホルモン療法に入らないとまた再発に?がってしまうのかな、、と日々不安と焦りがあります。
リミットを考えた方が良いですかね。。
あと7月に肺の経過をみるため(陳旧性肉芽腫性変化)ぞうげいざい率いてのCTを予約されました。
必要ないんでは、、と悩んでいます。
田澤先生のアドバイスをいただきたくメールさせて頂きました!
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答16】
こんにちは。田澤です。
「不妊外来で体外受精の話を聞きまして ホルモン注射などしていかないとの話で、やはりこの状態でホルモン注射は危険ですよね?」
⇒不妊治療での乳癌リスクは証明されていません。
ホルモン補充療法も5年以内なら影響ないという結論に向かっています。
その意味で短期間の不妊治療は「してはいけないという」エビデンスはありません。
「肺の経過をみるため(陳旧性肉芽腫性変化)ぞうげいざい率いてのCTを予約」
⇒全く不要
特に「妊娠を考えている女性」に行うべき検査ではありません。
質問者様から 【質問17】
こんにちは。
お忙しい中たびたびこちらから申し訳ございません。
よろしくお願い致します。
3週間前に溶連菌感染症になり薬などを飲み今に至りますが、咳や胸の苦しさが少しあったり続いています。
咳はずっと続いてはないですが。
今日 個人病院でレントゲンをとってもらったら すりガラスっぽくなっている、CTをと言われました。
気管支炎とかでもなかったようで、、、なにか分からず。
とてもこわく不安です。
今通っている大学病院でと連絡しましたがまだまだCT予約できるのは先のようで。
急いだ方が良いですよね。
これは嫌な予感がしていますが。。
妊娠希望で抗がん剤後 ホルモン療法をストップしていました。
術後2年です。
子供を諦めて治療に専念しようと考えぬいた末、決めました。
やはり転移はありえるのでしょうか??
とても不安で余計に苦しいです。
田澤先生から 【回答17】
こんにちは。田澤です。
「レントゲンをとってもらったら すりガラスっぽく」
⇒典型的な「転移(結節影です)の像」ではありません。
「急いだ方が良いですよね」
⇒あまり余計な心配をしないようにしましょう。