[管理番号:7667]
性別:女性
年齢:43歳
病名:線維線種?
症状:線維線種
最近こちらを読ませていただき、勉強させていただきました。
質問をさせていただきたく思います。
6年半前、自分でしこりに気づき、乳腺外科クリニックではじめて診察をを受けました。
エコーを見ながら医師からしこりについて説明を受けた後、「念のため、細胞診をします」といわれ、その場で受けました。
ちなみに、その時点で、私は乳がんに関して何も調べることなく、すぐにクリニックで診察を受けたため、細胞診という検査方法があることはもちろん、組織診というものがあることも知らず、また、しこりの形がこういう場合は悪性の疑い、こういう場合は良性の可能性が高い等まったくの無知の状態であったため、細胞診といわれても、何か分からず、そのままそれを
そのままそれを受けた次第です。
1週間後の検査結果の紙をみると、診察してくださった医師によって、
「右3°、19.0mm×14.2mm、oval mass、FA?、Palilloma?」と手書きで記載されており、同時にもらったエコーの写真をみると、横長の楕円形に近い形に見えます。
検査結果は、「検体適性:正常あるいは良性、裸核状間質細胞を背景に、二相性の明らかなductal cellの乳頭状~樹枝状clusterを認めます。
一部に茎構造由来とも思われる間質細胞集塊も見られます。
Fibroadenoma、Adenosis、Papillomaを考えます。」というものでした。
医師からは「良性の結果ですが、〇〇の場合、〇〇なので、申し訳ないですが、次の1回だけは、3ヶ月後に来てください」と言われましたが、
不勉強のため、何の場合はどういうリスクがあるのか初耳すぎて理解できず、忘れてしまいました(線維線種という疾患名さえ知らない状況でした)。
そのまま、良性の結果に満足し、ついつい診察や健診を受けることなく、6年半が経過し、先日別のしこりを発見したため、別のクリニックで診察を受けました(こちらは問題ありませんでした)。
その際に、6年半前に発見した上記のしこりについても、エコーで見ながら診察してもらったところ(以前の検査報告とエコーを見せました。)、「形は悪いものでないいものでない」といわれ、大きさは「前は1.9mmですが、今は1.5mmです。
よかったですね。
やはり繊維線種でしょう」といわれました。
そこで質問なのですが、その後こちらでの情報を拝見したところ、細胞診でなく、組織診で確定と理解しました。
6年半経って大きさが変わっていない(誤差かもしれませんが、若干小さくなっている)ので、線維線種でしょうと今回も言われましたが、それと同時に、今後も念のため経過観察といわれました。
つまりは、悪性である可能性は完全には否定されていないという理解でよろしいでしょうか。
しこりの大きさや形に変化化がなくても、受けたのが細胞診ということから、実は最初から悪性であるという可能性もあるのでしょうか。
あまりよくないのでしょうが、性格的に、なんとかなるでしょうという気質で、あまりネガティブな情報に触れて不安になるのがいやなので、あれこれ自分で調べたりせずに、良性の結果であれば、良性と何も考えずに生活してきてしまったのですが、年齢を考えて自分なりに初めてこちらで色々読んでみて、少し不安になりました。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「組織診で確定と理解」
⇒全く、その通りです。
その意味では(6年半前に)最初から(細胞診ではなく)組織診していればよかったのに。
①「6年半経って大きさが変わっていない」
⇒これも重要ですが…
それ以上に②「超音波で(あくまでも)悪性を疑われたいない=細胞診結果に全く矛盾していない」ことも重要です。
★上記①及び②により、「大丈夫そうですね」とは(私でも)なりそうです。
ただ、私がその医師と異なるのは
『大丈夫そうですね。ただ、確定診断のためにMMTEするという選択肢はありますよ。』とする点ですね。(良性は確定診断して経過観察はしないというのが私のやり方です)
「変化がなくても、受けたのが細胞診ということから、実は最初から悪性であるというであるという可能性もあるのでしょうか。」
⇒上記①②により
その可能性はあっても5%以下であることは間違いないでしょう。ただ、0ではありません。